美容スペシャリストな自分になるために

更新:2018.01.22

作成:2016.05.30

アイリスト

アイリストになるためには“美容師免許”が必要!? プロのアイリストを目指す人のための勉強方法!


まつ毛エクステやまつ毛カールなど、まつ毛に関する美容は若い女性を中心に近年人気が高まっています。そのため、まつ毛エクステやまつ毛パーマを行うアイリストは求人の数が増えてきており、女性の間で人気の職業になっているのです。
 
アイリストを目指して専門学校に通う人もいれば、転職先としてアイリストを目指す人もいるでしょう。そこで、今回はアイリストになるための勉強方法をご紹介。必須となる資格もあるのでしっかりと確認しておいてくださいね。

美容師免許を持っているかが大きなポイント

アイリストに必須の資格はただ一つ、美容師免許です。「まつ毛の仕事なのに、なんで美容師免許が必要なの?」と思う人もいるかもしれませんね。以前はアイリストとして仕事をするために必須となる資格はなかったので、なろうと思えば誰でもアイリストになることができました。しかし、中には正しい知識や専門のスキルを持っていない人もいたので、まつ毛エクステやまつ毛パーマに関するトラブルが続出。これを受けて、アイリストの仕事をするためには美容師免許が必須となる旨を政府が発表しました。
 
元々、首から上の美容に関する施術には美容師免許が必要という法律はありました。政府発表によって、まつ毛に関する施術もそうした美容行為の一環として考えられるようになったため、美容師免許が必須に。そのため、現在アイリストになりたいという人はまず美容師免許の取得を目指さなければならないのです。
 

美容師免許を持っていない人にオススメ

美容師免許を取得するためには、サロンで働いた経験がある場合を除くと最低でも2年以上の年月がかかります。時間的な負担以外にも、十数万円以上の費用が必要になるため手軽に取得できる資格ではありませんが、自分に合った勉強方法を見つけていきましょう。

アイリストの勉強ができて、美容師の免許も取れるスクール

アイリストを目指すからには、やっぱりアイリストの勉強を専門的にしたい! と思う人が多いですよね。そんな人にオススメなのが、アイラッシュスクールです。アイリストを目指す人のためのスクールなので、アイリストとしての知識やスキルの勉強を中心に、美容師免許を取得するための試験対策を行ってくれます。費用は2年間で150~200万円程度というところが多く、就職支援や独立・開業のサポートを実施しているスクールやコースの場合はさらに高くなります。
 
またスクールの場合は、事前に決められた曜日や時間帯のレッスンに参加するクラス制と、自分の都合の良い曜日や時間帯のレッスンを選んで受講するフリー制のどちらかのスタイルを取っていることが多いので、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶと良いでしょう。

美容の専門学校

専門学校の場合は、2年以上の就学で国家試験の受験が可能になります。国家対策のサポートが充実している学校が多く、合格率も高いのが特徴です。アイリストになるための勉強時間は少なく、エステやメイク、ネイルといった授業の中の一つとして学ぶ程度。しかしその分、美容全体に関する豊富な知識を手に入れることができます。学費は200~250万円程度。

美容学校の通信制度

通信制度を利用して美容師免許を取得する場合は、就学期間が3年以上必要です。そのため、
他の勉強方法よりも時間がかかってしまいますが、3年間で70~130万円程度と学費を安く抑えることができます。美容師免許を取得するための勉強とは別に、アイリスト検定のための授業を用意している学校が多く、そうした勉強時間の長さによって学費にも差が出るようです。

 

美容師免許を持っている人&アイリストのための勉強をしたいという人

すでに美容師免許を持っているという人は、アイリストとしての知識やスキルを身につけていくのがオススメです。アイリストのためのスクールや講義は数多く開かれているので、その中から自分に合うものを探していきましょう。
 
たとえば、基本的な知識や施術だけを学びたい場合なら10万円程度で受講できるものもあります。他にも、プロのアイリストとして働くための実践的なレッスンを行うコースや、就職までサポートしてくれるコース、独立・開業を支援してくれるコースなどもあるので、自分がどんなことを学びたいのか考えて選んでみましょう。
 

アイリストが美容師免許を通信講座で取得する方法

通信講座で資格取得を目指すメリットはなんといっても費用の安さと、自分のスケジュールに合わせて自由に学べるという事です。働きながら資格取得を目指せるので、主に社会人の方が多く利用しているようす。では実際の通信講座ではどのようなカリキュラムを用意しているのでしょうか。
 
基本的にはスクール入学直後にまずはガイダンスやホームルームを行い、その後はテキストを使って自習する形になります。学習の進捗に応じてレポート提出を行いながら学力チェックをして、その後の学習スケジュールを組み立てていくというのが大まかな流れ。また多くのスクールでは定期的にスクーリングと言われる面接授業が実施されています。実技指導を直接受けられるだけでなく、同じ夢に向かって頑張る同級生たちとのコミュニケーションの場ともなるため、通信課程で学ぶ人にとっては非常に貴重な授業となるでしょう。
 
テキストを使って実際に学ぶのは「美容文化論」や「関係法規・制度」といった美容師に欠かすことのできない基礎知識や、美容機器・器具を正しく取り扱う為に必要な「美容の物理・化学」「美容技術理論」など。その他にも感染症などの知識を深く学ぶ「衛生管理」、皮膚や毛髪など人体的組織の構造について学ぶ「美容保健」、マーケティングや経営管理について学ぶ「美容運営管理」などがあり、技術習得のための実習講義まで含めた必須科目としてカリキュラムが組まれています。この他に選択科目も含めて学び、単位を取得した後に国家試験に挑戦するという流れになります。
 

美容師免許の学習以外にもさまざま事が学べるスクールも

各スクールでは、美容師免許の取得と並行して様々な美容知識を学ぶことが可能です。例えばアイリストを目指すコースの場合には、美容師免許の勉強と並行してまつ毛エクステの技能検定資格取得に向けた勉強ができるスクールも。受講料や授業時間は当然増えますが、並行して学ぶことができればまつ毛エクステサロンに即戦力として入社することも夢ではありません。
 
他にもメイクアップやエステ、ネイルに着付けなど、美容師免許とセットになっている様々なコースがあるので、自分の目標に合わせてうまく活用してみましょう。

美容師免許があればこんなことも…

一見華やかに見える美容師の世界ですが、実は長時間の労働時間や下積みの長さ、また年齢が上がるにつれて仕事が少なくなるという理由から、離職や転職を考える人も多いようです。そこでアイリストへの転職という選択肢も出てきますが、忙しくてスクールに通う時間がないという人も多そうですね。
 
そんな人は、思い切って未経験からアイリストを目指すのも一つの手。アイリスト未経験の場合でも美容師免許を持っていればOKという求人も多く、入社後の研修や講習でアイリストとしての知識やスキルを身につけることができます。スクールや講習に参加する余裕がないという人は、最終手段としてチャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
 


 
 
アイリストになるには美容師免許が必要なので、一から目指す場合は道のりが長く感じられることもあるかもしれません。ですがそれも、お客様に安心・安全な施術をするためには必要なこと。お客様に喜んでもらえる仕事をするためにも、正しい知識やスキルを身につけていきましょう。

Author:美プロ編集部

この記事に関連するキーワード

関連求人を探す

expand_less