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更新:2020.07.08

作成:2016.08.16

セラピスト

夏バテを乗り切るには疲労回復がカギ! 暑さに負けない体を作る“夏ごはん”レシピ!!


 

高温多湿な日本の夏。どんなに普段から美や健康に気をつかっていても、夏バテになってしまうことはありますよね。暑さで食欲が低下して必要な栄養素が摂れなくなり、ますます夏バテが悪化してしまうというのも、よくある話です。

 

ですが、美は健康な体があってこそのもの。セラピストとして働く上でも、もちろん健康でいることは大切ですよね。今回は夏バテ中でも食べられる食材や、それを活用したレシピをご紹介します。どうしても料理をする気が起きない人向けに、コンビニでごはんを買う時のポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

INDEX
■夏バテしない体を作る栄養素
■夏バテ中はNGな食べ物
■おいしく食べられる“夏ごはん”レシピ
■夏の時期、コンビニでは何を買うべき?
■まとめ

夏バテしない体を作る栄養素

そもそも夏バテを避けるためには、どういった栄養素が必要になるんでしょうか? ここでは夏場でも元気でいるにはどんな栄養を摂ることが大切なのか、具体的に紹介していきます。

ビタミンB1

糖質をエネルギーに変える時に必要なビタミンB1は、豚肉や大豆などに多く含まれる栄養素。疲れの原因である乳酸が溜まるのを予防するため、疲労を回復する効果があります。夏バテ中には積極的に取り入れたい栄養素の一つですね。

硫化アリル

ビタミンB1の吸収を手伝い、その効果を持続するのに役立つ硫化アリル。タマネギ・ネギ・ニンニク・ニラといった比較的香りの強い野菜に多く含まれています。ビタミンB1を含む食材と一緒に摂りましょう。

ビタミンC

抗酸化作用という働きを持つビタミンCは、ストレスを感じた時に出る活性酸素の過剰な発生を抑える作用があると言われています。暑くてジメジメしているというだけでも、体はストレスを感じるもの。ビタミンCは果物や野菜にたくさん入っているので、意識的に食べるようにしましょう。

マグネシウム

マグネシウムはビタミンB群とともに、体内でエネルギーを作り出すのに必要な栄養素。筋肉と神経を正常に働かせるのにも役立ちます。大豆、海藻類、かつおなどに多く含まれる栄養素です。

ムチン

ネバネバしたオクラ、山芋類、納豆などに入っているムチンは、ストレスで弱った胃腸の粘膜を守るのに一役買ってくれます。食欲が落ちてしまう夏場にこそ、摂取したいものですね。

夏バテ中はNGな食べ物

冷たいもの

暑いと冷たいものを食べたくなるものですが、ちょっと待ってください! 冷たいものを食べると胃腸の働きが鈍るので、さらに食欲を低下させることになってしまうんです。体が冷えることで血行も悪くなり、疲れを加速させる原因にもなりかねません。冷たいものはほどほどにして、温かい食べ物や飲み物を選ぶように心がけましょう。

甘いもの

甘いものを食べると、体内で糖質を分解するためにビタミンを過剰に使い、血糖値が下がります。低血糖の状態は疲労を感じやすくなるため、イライラしたりだるさを感じたりと悪いこと尽くし。そのため、とくに夏場は甘いものの摂りすぎに要注意です。

おいしく食べられる“夏ごはん”レシピ

ニラ入り麻婆豆腐

まずはニンニク1かけ、ショウガ1かけ、ネギ1/2本をみじん切りにして、大さじ1のサラダ油で豆板醬小さじ1とともに炒めましょう。そして香りが出てきたら豚ひき肉200gを入れてさらに炒め、肉の色が変わったら、水1カップ・砂糖小さじ1/2・醤油小さじ1/2・鶏ガラスープの素大さじ1・甜麺醤大さじ2を加えて10分ほど煮込みます。最後に、1cm幅で切ったニラ1/2束と、賽の目状に切った豆腐を入れて、水溶き片栗粉でとろみをつけたら完成です。

 

この料理はビタミンB1が豊富な豚肉と豆腐、硫化アリルが入ったニンニク・ネギ・ニラを同時に摂ることができます。たっぷりの香味野菜とピリっとした辛さは食欲をそそるので、夏バテ中にはぴったりの料理ですよ。

 

カツオのカルパッチョ

刺身用のカツオ1柵を薄く切り、上から1cm角に切ったパプリカ1/2個と3cm幅に切った水菜1束をパラパラと乗せます。それから、オリーブオイル大さじ2・バルサミコ酢大さじ2・醤油小さじ1/2・塩少々・胡椒少々を混ぜたドレッシングをかければできあがり。

 

ビタミンC含有率が野菜の中ではナンバーワンと言われているパプリカと、マグネシウムが含まれるカツオを一緒に食べられるあっさりとしたカルパッチョです。バルサミコ酢のほのかな甘みと酸味で、食欲がない時でもすんなりと食べられます。

 

山形の郷土料理「だし」

茹でたオクラ1パック、長芋10cm分、ナス1本、キュウリ1本、ネギ1/3本をすべて粗みじんに切り、冷ましただし汁100ccと醤油50ccを加えて冷蔵庫で2時間放置するだけのお手軽料理です。ムチンたっぷりのこの料理は、豆腐にかけても、納豆に混ぜてごはんにかけてもつるっと入っていくので、暑い夏場にはうってつけ!

 

夏の時期、コンビニでは何を買うべき?

コンビニでごはんを買う時も、夏場に良い栄養素を含むものを選んでいきたいところ。そこで、ビタミンB1を摂れるそばとムチンたっぷりの納豆を買って、組み合わせてみるのはどうでしょう? 麺類なので手軽に食べることができますよ。

 

それ以外では緑黄色野菜が入ったサラダや具だくさんスープなど、品目数が多いお惣菜を食べるのがオススメ。また、お弁当を選ぶ時も、主菜がどーんと入った物よりは、何種類か副菜がある物を選んだほうが栄養バランス良く食事ができます。

 

デザートを買いたいなら、ビタミンCを摂れる柑橘系のスイーツか、栄養豊富なあずきを使った和のスイーツにしておきましょう。ただし、甘いものの食べすぎは夏バテには良くないので、スイーツを食べる量には注意してくださいね。

 

何を作って食べればいいのか考えるのすら面倒になってしまう夏バテ中。今回はそんな時でも簡単に作れるレシピを紹介してきました。おいしく食べて元気を取り戻して、暑い夏を乗り切っていきましょう!

まとめ


 

気温が暑いから冷たいものや食べやすいものを選んでしまいがちですが、夏場はとにかくエネルギーの消耗が激しいので体を温めるようにしてくださいね。冷たい飲み物は控えて、温かい飲みものを飲むようにしましょう。

 

また、食材も体を温めてくれるショウガやビタミンが豊富な豚肉など、栄養素にこだわって摂取して行きましょう。夏バテにならないように、普段から食生活には気にしておくと良いですよ。

Author:美プロ編集部

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