美容スペシャリストな自分になるために

更新:2020.04.28

作成:2017.03.02

セラピスト

初心者セラピスト必見!プロに近づける練習方法とは

セラピー施術室

 

セラピストとして技術の向上をしていきたいと思ったら、とにかく練習を重ねることが大切!ですが、セラピスト初心者の場合には一体どんな練習をしたら良いのかよく分からないはず。間違えた練習を繰り返していてもなかなか成長に繋がりにくいので、まずは正しい練習方法をしっかりと学んでいきましょう!

INDEX
■先生や上手なセラピストをマネする
■基礎を何度も繰り返し練習する
■施術を受けてみる
■練習会に参加をする
■自分の身体を使って練習する
■モデルを呼んで施術を受けてもらう

先生や上手なセラピストの施術をマネしてみる

ボディ系セラピストは、まず練習することが何よりも必要となります。練習しなければ上手にもなりませんし、上達もしません。1にも2にも、練習が必要となってきます。

まずは、日々指導してもらっているあなたの先生、または腕のいいセラピストの施術方法をマネしてみましょう。その方の了承を得て、最初から最後まで完全コピーしてみてください。コピーしながら練習したうえで、自分流にアレンジしていくこともおすすめです。

「こうした方がもっと気持ちいいと感じてもらえる」と自分なりのアレンジを加えていくことで、少しずつ自分だけの施術に近づいていきます。

 

コピーしてアレンジした後は、テーマを決めて毎日練習を繰り返しましょう。身体のツボや筋肉など細かいところに注目する、気持ちよさを追求する、優しくタッチするように、自分の腰に負担にならないようになど、テーマを決めて練習をしてみてくださいね。

 

ツボマッサージ

 

基礎を何度も繰り返し練習する

施術に慣れてきてしまうと、ついつい基礎がおざなりになってしまう人も多いはず。ですが、やはり何事も基礎がもっとも大切なのです。どれだけ最新の技術をマスターしようとしても、基礎技術が身に付いていないと上手くいきません。

はじめて入社した時に習った「身体のツボ押し」「リンパの流し方」「タオルワーク」「力の入れ方」などを何度も何度も確認し、繰り返し練習しましょう。

 

また、基礎知識が頭に入っていない・時が経つとともに忘れてしまった、という人は定期的にテキストを開いて勉強をし直すということも大切。筋肉の付き方や身体の構造、ツボの位置などが頭に入っていないと、いざお客様を担当する時に大きなトラブルにもなりかねません!

幸い、身体の構造やツボの位置などは時が経ってもほとんど変化がないもの。一度身体の基礎知識を頭に入れてしまえば、セラピストとしてその知識をずっと活かし続けることができるのです。

セラピスト自身が施術を受けてみる

セラピストの練習方法の1つとして、まずは自分が施術やトリートメントを受けてみることもおすすめします。いくら自分で練習を重ねても、自分が施術を受けてみなければお客様の気持ちになることはできません。「この力加減でマッサージされると気持ちがいい」「ここを押されると痛い」など、お客様の立場で施術を受けると、セラピストとして学ぶことが多くあるでしょう。施術の技術、知識、接客マナー、おもてなしの心、ホスピタリティなどを意識しながら施術を受けてみてください。

 

また、自分が働いているサロンで同僚のスタッフから施術を受けるのも良いですが、たまに別のサロンに行って施術を受けてみるというのも良い経験になるでしょう。初めて行くサロンであれば自分の性格や身体のことを何も知らないので、ある程度自分のことを知っている同僚に施術してもらうよりも勉強になることも多いのです。

初対面の状態で「どんなカウンセリングをされるのか」「どのように施術を進めていくのか」「施術中の会話はどれくらいの頻度なのか」といった点を、緊張感を保ちつつ学ぶことができるでしょう。

協会主催の、セラピストの練習会に参加をしてみる


 

セラピストの協会に入会している場合には、定期的に協会主催の練習会が開催されることがあります。初心者向けの基礎を座学で学ぶことが出来たり、スキルアップのための実践的な練習をすることができたり、まだあまり周知されていない最新技術を学べることも!また、他のサロンで働くセラピストたちも一緒に合同開催がされるので、普段は会えないようなセラピスト仲間と会って良い刺激をもらうこともできますよ。

 

まずは自分が働いているサロンが「NPO法人日本セラピスト認定協会」「一般社団法人日本リラクゼーション業協会」といったセラピストの協会に入会しているかどうか確認し、入会しているようであればその協会の公式サイトを見てみましょう。自分の受けたい練習会情報やセミナー情報が見つかるはず。

 

協会メンバーでなければ受けることのできないセミナー・練習会も多いので、ぜひ積極的に参加をしたいですね。また、協会が主催するセミナーや練習会であれば働いているサロンが費用を負担してくれるということも!サロンの定期研修に関しては、入社前にも確認したいポイントですね。

自分の身体で施術の練習をする


 

セラピストの練習方法として、自分の身体を使って練習するという方法があります。自分の身体を使って、痛みや癒しポイントを感じながら、どのくらいの強さで押せば良いのか、流した方が良いのか、タイミングなどを色々感じながら練習すると良いでしょう。

 

また、自分1人で練習をする時に一番大切なことは、「イメージトレーニング」です。どれだけマッサージの流れを頭では理解していても、実際にお客様を目の前にすると緊張して身体が固まってしまうことも。そうならないためにも、お客様が目の前にいることを想定して手を動かしてみましょう。自分の身体を使って練習をしているのだとしても、お客様に施術をしているというイメージをして。

そうすることで、自然と手の触れ方や力の入れ方も変わってくるはずですよ。

自分の身体で練習できる施術法

  • 圧力をかける方法
  • 優しくなでる方法
  • 強くこすってリンパを流す方法
  • 筋肉をもみほぐす方法

自身の太ももや腕・足首・手のひらなど、様々な部位で練習することができます。手軽にできる方法で、手のひらの感覚をしっかりと定着させましょう。そうすることで、施術の技術も安定していきます。あえて痛みを感じるくらいに力を強く入れてみたり、ゆっくりと肌をなでてみたりして、実際にお客様が施術を受けている時にどんな風に感じるのかを味わってみましょう。

 

セラピストの施術の技術は、短期間で身につくものではありません。練習を重ねていくことで指や手の筋肉も鍛えられていき、手のひらの感覚も出てきますので、なるべく毎日練習することをおすすめします。

モデルを呼んで、施術を受けてもらう


 

自分の身体で練習を重ねてある程度自信がついたら、次は施術を受けてくれる相手を探してモデルになってもらいましょう。モデルと言っても、最初からまったく面識のない人をネットで募集することはNG!最初の頃は力の入れ具合やマッサージをする場所のコツが分からず、相手に怪我をさせてしまう可能性もあるからです。トラブルを避けるためにも、以下の流れでモデルをお願いしましょう。

STEP1、まずは先輩セラピストに頼む

まずは、ある程度知識と経験のある先輩セラピストにモデルをお願いしてください。セラピストとしての知識があれば、「もう少し力を弱めないと危ないよ!」「それだとお客様が動きにくいから、立ち位置を変えようか」という風に率直な意見を言ってもらえるはず。

施術を受けた感想や注意点を教えてもらいメモをして、その反省を活かした上でもう一度施術をする…ということを何度か繰り返します。

STEP2、家族や友人何人かに頼む

先輩から合格をもらったら、次は家族や親しい友人にモデルをお願いします。初対面のお客様よりはリラックスして施術をすることができるものの、相手は施術に関して素人だということを忘れずに。多少痛みや違和感があっても何も言わないで我慢してしまうということも多いので、「力加減は大丈夫?痛くない?」というように定期的に確認をしながら進めましょう。

 

また、1人の相手に施術をしているとその相手の身体に慣れてしまうので、なるべく様々な体型や身体のクセを持つ相手複数人にお願いして練習をさせてもらいましょう。男性と女性、立ち仕事とオフィスワーク、といった違いでも、施術方法は大きく異なりますよ。

STEP3、ブログやSNSでモデルを探す

家族や友人に対して練習を重ねたら、次はいよいよ初対面のモデルさんをSNSなどで募集してお願いをします。いくら本物のお客様ではなく練習モデルと言っても、先輩や友人たちのようにはいきません。サロンに来店されるお客様と変わらないクオリティの接客や施術を行う必要がありますよ。

 

また、練習に付き合ってもらう代わりに謝礼を支払ったり、自分のサロンの割引券を渡したりといったお礼もしっかりと行いましょう。初対面のモデルさんに対しても慌てずしっかり施術ができるようになれば、サロンのお客様に対しても安心して施術できるようになるはず。

まとめ 練習を重ねることが、プロのセラピストへの道

ここでご紹介した練習方法をまずは一通り試してみて、上達して来たら少しずつ自分に合った練習法だけに絞っていってもOK!

そして、モデルさんに許可をもらった上で、自分が施術している様子を動画撮影しておくことも成長に近づく大きなポイントです!実際にサロンで働いている時には、自分が施術をしている様子を見ることができないはず。ですが、実際に撮影をしてみると自分の欠点に気づくことができるのです。「あれ、自分が思っていたより動き方がぎこちないかも…」ということも多々あるので、撮影した動画を見て練習に活かしてみてくださいね。

 

プロのセラピストに近づきたいのなら、とにかくひたすら練習を重ねること!あなたの憧れている先輩セラピストたちも、最初は何も分からない初心者だったところから、たくさんの練習を重ねて上達したはずですよ。ぜひ、自分に合った練習方法を無理なく続けて、理想のセラピストを目指しましょう!

Author:美プロ編集部

この記事に関連するキーワード

関連求人を探す

expand_less