美容師に必要な知識

必要な知識

ヘアスタイルから美を作る美容師に必要なものは、技術だけではありません。
美容専門学校などでも教える内容で、美容師免許取得にはたくさんの知識が必要になります。
まず、美容師が持っているハサミや美容室で使う機械・器具。これらを安全に使うために正しい知識が必要です。
また、パーマ剤やカラー剤など、美容室では多くの薬剤があります。こちらも安全第一です。 そのために化粧品や化合物、人間の皮膚の構造、そして感染症や衛星管理などの知識も必要です。
さらに美容師には、美の感覚に必要な骨格についてなどの知識や、美容に関する法律も学ぶ必要があります。法律関連の知識は、美容業に関わっていく上で(特に独立したり美容室を開業するときに)必要な知識といえます。
このように美容師とは、美的感覚や技術だけではなく、美容に関するあらゆる知識を持つプロフェッショナルな職業なのです。

理容師と美容師の違い

理容師と美容師の違い

美容師と理容師ではそもそも国家資格が異なります。
当然それぞれできる施術の範囲も変わってきますが、よく話題になる違いとしては‘顔そり’が取り上げられます。
理容師免許では顔剃りが認められていますが、美容師免許では「メイクをするにあたって必要な施術」としてしか顔剃りが認められていません。
理容とは主として頭毛の刈り込み、顔剃り、洗髪、養毛、養皮、毛染め等の顔面及び頭毛の整容の作業をいい、男性に対するパーマネントウェーブはこれを含まない事を原則とされています。
美容とは女性及び男性に対するパーマ、結髪、化粧、洗髪、養毛、養皮、毛染め、美爪等顔面、頭毛及び手指等の整容の作業をいいます。 つまり、目的として「美しくする」のか「整えるのか」という違いがあります。他の言葉として例えると、美容は「お洒落」で、理容は「身だしなみ」と言えるかもしれません。
しかし、現実にはどちらの業種とも顧客ニーズの多様化への対応と、新規顧客を獲得するために相手の領域に進出しようしているのが現状です。 理容業でもパーマを行うところもあり、美容業側も「化粧に附随した軽い程度の‘顔そり’は化粧の一部として美容師がこれを行っても差し支えない」という1948年の旧厚生省からの通達をたてに、顔そりを行うようになりつつあります。