Q1.お客様が美容室を選ぶポイントは?

1位 価格が手頃 58.0%
2位 美容師との相性 55.8%
3位 店(空間)の雰囲気 51.5%

「毎月通える値段だから」「ポイントカードがあり、お得だから」「美容師と話が合うから」「お店の雰囲気が気に入っていて落ち着く」など、上位には美容室というよりもサービス業全体として求められるメリットが中心となっています。
最初は価格や雰囲気などを目安に来店し、「雰囲気的にちょっといいかな」と思えたらリピートして試してみる・・・という方が多いようです。

Q2.美容室の来店頻度は?

美容室の来店頻度は?

髪の毛が伸びる周期を考えると、来店サイクルはなかなか短縮化できません。平均して 2~3ヶ月、髪の毛を伸ばしている女性などは4ヶ月程度間を空けることもあるようです。
お客様の来店の周期が空いてしまい、売上に悩む美容室も多いようです。
確実に利益を出すには、1人ひとりのお客様の来店サイクルを短縮することが効果的です。 魅力的なメニューを増やしたり、DMを送ったり、次回の予約を促したりと、サロン毎に様々な対策を行っています。

Q3.全国の美容室・美容師の数はどれくらい?

全国の美容室数は176,157店舗、美容師の人数は482,191人。美容室1店舗あたりの美容師の数は2.7人になります。
美容室は規模が異なります。数名~数十人もの美容師が在籍するサロンもあり、人手不足が起こりやすいことがわかります。
さらに、美容室の新規オープンは年々増加していると言われていますが、新たに美容師免許を取得する新卒生は年々減っています。
都道府県別にみてみると、このようになります。


【美容室数】
1位:東京都 14,166
2位:大阪府 10,290
3位:神奈川県 8,759
4位:愛知県 8,700
5位:埼玉県 7,969
【美容師数】
1位:東京都 59,574人
2位:大阪府 33,582人
3位:神奈川県 30,388人
4位:愛知県 27,939人
5位:埼玉県 23,453人
【美容室あたりの美容師数】
1位:東京都 4.2人
2位:神奈川県 3.5人
3位:大阪府 3.3人
4位:奈良県 3.2人
5位:愛知県 3.2人

Q4.美容室の定休日、火曜日が多いのはなぜ?

美容室の定休日、火曜日が多いのはなぜ?

全国的には、定休日を月曜日に設定している理美容室が多いようですが、関東では火曜日が主流。
これはいつ頃からどうやって決められたかというと、戦前から戦後にかけて実施されていた休電日が影響しているようです。
その当時、理美容室の定休日や営業時間、料金などは都道府県ごとに組合が決めていました。
全国的には月曜定休が主流である中、東京都が定めた組合が遵守する条例『適正化規定』に基づき、都内では火曜定休が主流となったのです。
現在では「公正取引委員会」の指導により、定休日・営業時間などは自由に設定できるようになり、年中無休の理美容室も増えています。 一方、当時のなごりが強いようで、現在でも都内では火曜日、その他では月曜日に定休日を設定している理美容室が現在でも多いです。