美容スペシャリストな自分になるために

作成:2016.07.22

美容師

ヘアスタイルを作るだけじゃない! 様々な方法で容姿を美しくする美容師とは


美容師の仕事と聞いてすぐに頭に思い浮かぶのは、ヘアサロンに勤めてお客様のヘアスタイルを作っていくことですよね? 実際に自分が作り上げたヘアスタイルをお客様が喜んでくれる瞬間は、美容師にとっては何よりうれしいものです。
 
ですが、実は美容師の仕事はカットやパーマによってヘアスタイルを整えることだけではありません。ほかにもとても幅広い仕事内容があるんです。ここでは美容師とはどのような仕事なのか、具体的な内容を見ていきましょう。

国家資格必須! 美容師とは?

厚生労働省の定義によると、美容とは「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」とされています。そして美容師とはお客様に美容を施す仕事なんですね。そのため美容師はお客様の髪や肌に直接触れたり、刃物を使ったりするので、衛生面・安全面の勉強が必要不可欠。必要な勉強がきちんと修了しているという証として、国家資格の美容師免許も取得しなくてはいけません。
 
免許を取って美容師になってからは、技術面も含めて勉強し続けることになると思います。そこではカウンセリングでお客様の希望を聞き取ったり、施術中にお客様とおしゃべりをしたりするために、マナーと接客術の勉強がとても重要になると言われています。
 

美容師って何をするの?

髪型をデザイン

美容師が主に施術するのは、ハサミを使って髪を切る「カット」、髪にウェーブを出したり、逆にストレートにしたりする「パーマ」、お客様が希望する髪の色に脱色・染髪する「カラーリング」です。そしてほとんどの美容院では施術前にシャンプーを行い、施術後には髪のセットを行います。
 
お客様の希望をカウンセリングで聞いてからが、美容師の腕の見せ所。希望に近づけるべく、髪型をデザインしていきましょう。そのためには、それぞれの施術に関する幅広い知識を身につけておかなければなりません。そういうわけで、いざ美容師になってもいきなりヘアセットをさせてもらえるのではなく、まずはアシスタントとして勉強することからスタートするんですね。晴れてスタイリストに格上げされた時、理想の髪型をデザインできるよう、アシスタントのうちにしっかり下積みしておきましょう。

着付け

成人式や結婚式に行くお客様の着付けをするのも、美容師の仕事の一つです。そのためには、着付けに関する国家資格を取っておくと役立ちますよ。着物をレンタルできるヘアサロンは少ないため、多くはお客様が持ち込んだ着物を着付けることになります。すべての着物がジャストサイズとは限らないので、あらゆる着物に対応できるよう、技術を磨いていきたいですね。

メイクアップ

着付けに加えて、成人式や結婚式ではメイクをすることもあります。流行のメイク方法や配色を知るためには、こまめにメディアをチェック! でも、いくら流行だからといって、お客様の希望を無視するようなメイクはNGです。中には「自分でやった方が良かった」「いろんな人のメイクをしているせいか、コスメが汚くて嫌だった」という声もあるので、お客様の元々の長所を伸ばしながら美しくすることや、メイク道具を常に清潔にしておくことを徹底して下さい。
 

美容師だからできること

アイリスト

お客様にまつ毛エクステやまつ毛カールを施すアイリストになるためには、実は美容師免許が必須資格なんです。そのためヘアサロンで働いているうちにアイリストに興味が出てきて、美容師から転職するという人も最近では増えてきています。美容師もアイリストも、お客様の希望に添った美容を施すという点では同じですね。

ブライダルヘアメイクアーティスト

人生で一番美しくありたいと多くの女性が願う日、それが結婚式の日です。ブライダルヘアメイクは絶対に失敗が許されないので、転職するならば美容師としてある程度のスキルを身につけてからの方が良いでしょう。

ボランティア

災害が起きたときは、美容は後回しになってしまいがち。でも、被災したときこそ心に栄養が欲しくなります。美容師であれば、いざという時に被災地にボランティアとして赴き、被災者の方々に希望を与えることができます。時間に都合がつき、気力がある人はボランティアを希望してみるのもいいかもしれません。
 

美容師の今後

安価で素早く施術してもらえる1,000円カットなどの登場により、美容師業界は低価格化が進む可能性があります。とはいえ、髪は誰にでもつねに生え続けてくるもの。美容師の需要がなくなることはありません。また、諸外国に比べると、日本の美容師は技術も接客も優れていることが多いようです。国際化にともない、今後は外国人のお客様が増えることも考えられます。より幅広い活躍をしたいのならば、外国語を学ぶのもスキルアップにつながるでしょう。
 
また、国際化に加えて、高齢化が進む日本。現在では、自分でヘアサロンに来られない高齢者のための出張カットなどのサービスも登場しています。このようなサービスは今後もますます増えていくと思われるので、興味がある人は福祉美容師の勉強をはじめてみては?
 


 
 
現在、日本には20万店舗以上ものヘアサロンがあると言われています。ということは、それだけたくさんの美容師が働いているということ。多くの美容師がいる中で、輝ける美容師になれるよう、日々がんばっていきましょう!

Author:美プロ編集部

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