美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.04.18

作成:2017.04.14

美容師

ワインディングが苦手な美容師必見!綺麗に巻くには?

パーマ中の頭
ワインディングは、アシスタント美容師のみなさんがぶつかる、大きな壁のようなものです。この壁を乗り越えるためには、しっかりと巻き方を覚える必要があります。そこで今回は、ワインディングを綺麗に巻くポイントを3つご紹介していきます。

綺麗に巻くポイント1「スライスはロッド幅」

スライスを取るときに、どのくらいのスライス幅で取っていますか?ワインディングを綺麗にするポイントのうち、もっとも大切なのはスライス幅。広すぎると髪の毛を巻き込んだときにロッドの横から髪の毛が飛び出てしまいます。
 
逆に狭すぎると、センターを巻いた場合、サイドやバッグサイドで巻き込まなければならない髪の毛が増えてしまい、ロッドに収まらなくなってしまいますよ。
 
正しくスライスを取るためには、ロッドの幅を意識する必要があります。ロッド幅は、ロッドの種類により違います。
 
例えば13mmのロッドの場合は、太さ13㎜、長さ89mmあるので、スライスもそれに合わせて、13mm×89㎜の長方形のスライスを取るようにすると綺麗にロッドを納めることができます。
ロッド

綺麗に巻くポイント2「シェイプは根本から」

スライスを取ったら、次に大切なのはシェイプです。シェイプは奥から手前に1回、手前から奥に1回行います。このときに必ず毛束を根本からシェイプするようにしてください。
 
中間や毛先からシェイプしてしまうと、根本の毛流れが整っていない状態になるので、巻き込む際に根本がボコボコとしてしまい、ロッドの収まりが悪くなってしまいます。シェイプはワインディング以外にも、カットやカラーなどの技術にも必要不可欠なものなのでとても重要です。
 
日頃から根本から綺麗にシェイプできるように練習をしてみてください。

綺麗に巻くポイント3「巻き込み時に左手を緩めない」

スライスを取りシェイプをしたら、ペーパーを取りいよいよ巻き込みです。巻き込みはアシスタント美容師にとって一番の難関だと言えます。スライスとシェイプを正確にできていても、巻き込みが不安定だと巻き納めが悪くなるので、一回で確実に巻き込みましょう。
 
綺麗に巻き納めるポイントは、左手を絶対に緩めないこと。緩めてしまうとステムが乱れてしまい、アップステムやダウンステムの状態で巻き込んでしまう可能性があるので、必ずオンベースになるようにステムを決めて、左手を緩めないようにして巻き込んでください。
パーマのロッドを巻く

上達のポイントを抑えて綺麗に巻きましょう

この3つのポイントを抑えて、ワインディングをするととても綺麗に巻くことができます。あとは練習あるのみです。スライス、シェイプ、左手を徹底的に練習して、綺麗に巻き納めることができるようにしましょう。
 
ウィッグで練習することも大切ですが、より実践的な練習をするならば、やはり人の髪の毛で練習をした方が上達します。先輩美容師にモデルになってもらい人の髪の毛の感覚に手を慣らすことから初めてみてください。

Author:美プロ編集部

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