美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.12.27

作成:2017.06.16

エステティシャン

エステティシャンの手荒れや職業病について

あかぎれした指

エステティシャンといえば、美しくおしゃれなイメージでしょう。

華やかで上品なイメージを持たれることも多いですが、実際は体力が必要で、常に美を意識していなければならないため、苦労も少なくありません。

そんなステティシャンの職業病とはどんなものがあるでしょうか。

エステティシャンの職業病とは

エスティシャンを悩ませる職業病には次のようなものがあります。

手荒れ

お客様の顔や体を触るときは手を清潔に保たなければならないため、エステティシャンは手洗いの回数が多いです。何度も手を洗うと肌が必要としている油分まで洗い流され、手が乾燥して荒れてしまいます。

エステで薬品を使っている場合、成分に負けて肌荒れする可能性もあります。特に体調が悪いときやアレルギー体質の人は薬品による肌荒れを起こしやすいです。

足腰の痛み

足腰の痛みもエステティシャンの職業病の一つ。基本的に仕事中は立ちっぱなしであり、施術の際に力を入れることもあるため、足腰への負担も大きいです。

腱鞘炎

フェイスやボディのマッサージでは長時間に渡り手を使います。指だけを使って施術を行うこともあり、負担が蓄積されると腱鞘炎も引き起こされます。

手荒れの対策

ハンドクリームを塗る手

美のお手本であるエステティシャンは常に美しい状態をキープしなければならない職業であり、お客様に触れる機会も多いです。

エステティシャンの職業病の中でも手荒れはどうにかして改善したいもの。ガサガサの手で施術を受けるとお客様も気持ちよくありません。ここでは、手荒れを引き起こさないための対策方法をまとめました。

ハンドクリームを頻繁に塗る

ハンドクリームは手の乾燥を予防するためのものです。手洗いの機会が多く、乾燥で手がカサカサになっている人はこまめにハンドクリームを塗りましょう。

角質ケア

手に角質が蓄積されると肌が荒れたり、乾燥が悪化したりします。ハンド用のやすりを使って定期的に角質ケアをすると不要な角質を取り除けます。

エステティシャンに適したハンドクリーム

手荒れを予防するためのハンドクリームにも、エステティシャンとして気をつけたいポイントがあります。ここではエステティシャンにおススメのハンドクリームをご紹介。
 
しっとりとして、手につけた後もべたつきが残るハンドクリームは保湿力が高いイメージがあり、逆にサラっとして使い心地がいいものは比較的保湿力が低いようなイメージがありますよね。しかしエステティシャンとしては多少保湿力に不安を感じても、ベタつきのないハンドクリームを選ぶのがおススメ。いくら保湿力が高くても、ベタつきを感じるハンドクリームをつけるとお客様の顔や体を触った時に不快感を与えてしまう可能性があります。保湿力が少し低いと感じる場合には、クリームを塗る回数を増やしましょう。
 
また、ハンドクリームに化粧水やオイルをプラスするのも1つの方法。ハンドクリームを塗る前に化粧水を手になじませて水分をたっぷり補給すると潤いがアップします。さらにクリームを塗った後にオイルを全体に伸ばせば、しっとりとしたツヤのある手になるので、乾燥がひどい場合には試してみましょう。
 
クリーム選びで一番注意したいのは香りです。ほのかに香るような適度なものであればお客様に癒しを与える場合もありますが、キツすぎる香りには要注意。特に、においに敏感なお客様には不快感を与えやすいので十分に注意してくださいね。
 

エステティシャンの腱鞘炎対策

ときには90分以上もお客様に施術を続けるエステティシャンは、思っている以上に体力を消耗するもの。特にボディマッサージをする場合、エステティシャンの手や腕にはかなりの負担がかかり、腱鞘炎を引き起こす可能性があります。
 
新人時代など施術経験が少ないうちは、体の使い方が身についていないのでどうしても手指の力に頼ってしまいがち。すると手指の筋肉に疲労が蓄積し、次第に痛みを感じるようになってしまいます。予防策としては、手だけに負担がかかるような施術姿勢を見直すこと。体全体を使って施術できるようにストレッチを入念に行ったり、腰を落として身体全体を上手く使う施術方法を取り入れたりして、できるだけ手や腕に負担のかからない楽な施術方法を見つけましょう。またエステサロンによっては手指の筋力を強くするため、指立て伏せを推奨しているところもあるみたいですよ。

美しい手をキープしよう

オッケーサインをしている女性

仕事中は手を駆使する職業のため、手荒れなどの職業病に悩む人も多いと思います。しかし、荒れた手は見た目が悪く、お客様にとって不快に感じる原因となるかもれません。

手荒れが治らないときは皮膚科を受診して薬を処方してもらうことをおすすめします。

Author:美プロ編集部

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