美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.12.28

作成:2017.07.25

エステティシャン

エステティシャンのたばこの匂いについて

エステティシャンをはじめ、美容やファッションに関わる女性の喫煙率は決して低くはありません。仕事のために止めようと思っても、なかなかやめられないのがたばこです。

今回は、エステティシャンと上手なたばこの付き合い方について解説します。

たばこは百害あって一利なし

一箱のたばこ

たばこは、美容には百害あって一利なしです。たばこはタールという有害物質を身体に入れるほか、活性酸素を体内に取り込むことになり、肌の老化を早めます。

また、たばこを吸うことは体内のビタミンを破壊することにもつながり、結果的に痩せにくい体質になったり、肌がぼろぼろになったりする可能性もあるのです。

また、接客をするに当たって、非喫煙者のお客様がたばこの匂いのするエステティシャンを嫌う傾向にあるのも事実です。衣服や髪、口に残ったたばこの匂いは、人によっては喫煙者本人でも嫌う方がいるほど。

お客様にきれいになってほしいと思って施術をしても、エステティシャンからたばこの匂いがすれば、せっかくの施術が台無しです。

お客様から意見をいただける場合は気付きやすいのですが、お客様の中には、たばこの匂いが原因で、エステサロンに2度と来店されなくなる方もいます。

禁煙の前にできること

仕事で溜まった疲労やストレスをたばこを吸うことで解消しているのならば、すぐたばこを止めることは難しいでしょう。

たばこを止めずとも、お客様に不快な思いをさせないために、あるいは自分がたばこのせいで損をしないためにできることもあります。

まずひとつめは、一服後に消臭をしっかりと行うこと。最近はたばこの匂い専用の消臭スプレーも販売されているので、それを活用することがおすすめ。意外に匂いがこびりついているのが髪。長い髪の方は、特に髪にも消臭スプレーを重点的に振りかけましょう。

また、手洗いや歯磨きをしっかりと行い、消臭タブレットを噛むことも重要です。

2つ目は、破壊されたビタミン類をしっかりと補充すること。サプリメントや野菜、果物を活用してビタミンの多い生活を心がけましょう。肌の汚いエステティシャンに施術を担当されたいと思うお客様はいません。失ったビタミンはきちんと補充し、きれいな肌を保つことが大切です。

 

エステティシャンが上手にタバコと付き合うには

すぐに禁煙するのはなかなか難しいので、まずはタバコとうまく付き合うために匂いの対策をとりましょう。予防としては消臭スプレーや抗菌スプレーを吹きかけて、あらかじめタバコの匂いがつかないようにコーティングしておくという方法があります。髪の毛を1つに結んで、タバコの匂いが付く面積を減らすのも一つの手段。
 
タバコの匂いは、時間がたって髪の毛や衣服に深く染み込んでしまうとなかなか落とせないので早めの対策が必要です。髪の毛に対しておススメなのは、ウェットティッシュや湿らせたハンカチで軽く叩く消臭方法。タバコの匂いの成分は水に溶ける性質を持っているので、表面についているだけの段階ならば水を使って落とすことができます。ウェットティッシュが無ければ、濡らした指で髪を湿らせてから乾かすように手ぐしでとかしても効果的。衣服の匂いもウェットティッシュでふき取れば落とせるので実践してみましょう。
 
口臭への対処法は深呼吸。口臭の原因は肺の中に残っているタバコの煙や匂いなので、深呼吸を繰り返して肺の中の空気を入れ替えてください。アメやガムを食べて唾液の分泌量を増やせば、自浄作用が高まって口内についた匂いが消えやすくなります。

肌の汚いエステティシャンにならないための保湿法

タバコは肌荒れを引き起こすと言いますが、具体的に挙げられるトラブルは「肌の乾燥」。喫煙者は肌の栄養が不足しがちになり、結果として肌が乾燥してしまいます。タバコをやめるまでは、念入りに肌を保湿しなければいけません。
 
特に注意して保湿しなければいけないタイミングは、洗顔後やお風呂上がりです。まず、体についた水分を速やかにふき取ることが大切。洗った直後の肌の水分を放置しておくと、元々体にあった水分も一緒に蒸発してしまいます。ふき取った後は間を開けずに化粧水をつけるのがポイント。化粧水や美容液などのスキンケア商品も、保湿力の高さに注目して選んでみましょう。
 
そして何より大切なのは規則正しい生活。肌のターンオーバーは食生活に左右されます。肌荒れに効果的な食品を調べて日々の食事に取り入れていくのがおススメ。十分な睡眠時間も、新しい肌の生まれ変わりに深く関わっているので意識するようにしてくださいね。

最終的には禁煙を目指すべし

鼻をつまむ女性

一度吸い始めるとなかなか止められないたばこですが、エステティシャンを長く続けていくのであれば、禁煙をするに越したことはありません。急にたばこを止めるのが難しくとも、自分にできる工夫をしながら、徐々に本数を減らしていくように努力しましょう。

近年では、禁煙外来など他人の手を借りた禁煙手段もあるので、自分に合った方法を見つけるのが大切です。

Author:美プロ編集部

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