美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.03.08

作成:2017.06.20

アイリスト

アイリスト講師のなり方と主な仕事


 

今や美容業界で人気職のひとつとなっているアイリスト。なりたいと思う人が多いということは、その分アイリストを育てる人材も多く求められているということです。

 

こちらの記事には、アイリストを育てる講師の仕事内容や、講師になる方法についてまとめてみました。アイリストの次のステップとして講師を目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

アイリスト講師の仕事内容

アイリスト講師が担っているのは、次世代のアイリスト育成に関わるすべての業務と言っても過言ではありません。個人のサロンでアイリストを目指す人に知識や技術を伝授することもあれば、大きな会場で指導する場合もあります。

 

たとえば、所属する美容関連の協会や法人がセミナーを開催すれば、多くの人の前での授業を依頼されます。資格検定の試験官として召集されたり、イベントの実行委員会のメンバーに任命されたりすることもあります。また、美容業界で知名度があり、高度な技術を持ち知識も豊富となれば、コンテストの審査員に選ばれることも珍しくないようです。

 

このように、所属する団体でのセルフプロモーション次第で活動の場が広がるなど、アイリスト講師の仕事、ひいては美容業界の魅力と言えるでしょう。

 
講演会場

アイリスト講師になる方法と必要な資格

お客様のまつ毛ケアやまつ毛パーマ、マツエクなどを施すアイリストは、法律により美容師免許を持っていなければ就けない仕事です。そのため、アイリストの講師も大前提として美容師免許を持っていなければなりません。

 

また、講師になるにはアイリストの技能検定や講師認定を行っている団体に所属する必要があります。団体が開催するアイリストの技能検定で最上級の資格を目指し、その後、講師になるためのセミナーを受講します。一定のカリキュラムをおさめ、各団体の講師認定試験に合格すれば、晴れてその団体が認定するアイリスト講師です。

 

注意すべき点は、実務経験の有無です。講師認定試験の受験やセミナー受講のためには、実際にサロンでアイリストとして働いていた経験が条件となる団体もあります。

アイリスト講師向けの様々な資格について

アイリストの講師になりたい人向けの資格としては、たとえば「一般社団法人 NEA日本まつげエクステ協会」が発行している「プロアイリスト認定講師」が挙げられるでしょう。同協会では3級から1級までのレベルに応じた「プロアイリスト検定」を実施していますが、最も難易度が高い1級の合格者のみ「認定講師検定」の受験資格を得られます。受験料は12,000円で、試験では講師としての適性や協会理解度などが問われることに。試験内容は論文試験と実技試験、筆記試験と面接試験といった項目に分かれていて、6カ月以内なら2回まで再受験の費用が免除されます。

⇒「一般社団法人 NEA日本まつげエクステ協会」公式サイト
 

また「一般社団法人 日本アイリスト協会」ではまつ毛エクステに関わる人材を育成するため、「JEAまつ毛エクステンション技能検定」を実施。3級として「JEAベーシックライセンス」、2級として「JEAスタンダードライセンス」、1級として「JEAプロフェッショナルライセンス」とレベルに応じた3つの資格を発行しています。

 

さらに毎年行われている検定試験では、「日本アイリスト協会認定講師」の認定も。こちらの検定試験を受けるためには同協会の個人正会員であり、検定試験1級に合格済みでなければなりません。また事前に受験対策セミナーを受けておく必要もあるので要注意。検定試験と受験対策セミナーにはそれぞれ費用がかかるので、あらかじめ受験資格を確認しておきましょう。

⇒「一般社団法人 日本アイリスト協会」公式サイト
 

アイリスト講師のプロフィールについて

アイリスト講師向けの資格を取得しておくことのメリットとして、プロフィールに記載できるという点があります。まつ毛エクステを学べるスクールや学校では、複数の講師によって講座が開かれていることも珍しくありません。そこで受講者がどの講座にするか選びやすいように、講師が持っている資格の種類や所属団体を記載していることもあるんですね。

 

また未経験OKとなっているアイラッシュサロンでは、研修制度によって新人を教育する仕組みになっていることがほとんど。そこでアイリストの“認定講師”が在籍していることを求人に記載し、質の良い研修を受けられるとアピールする店舗もあるようです。

 

さらにアイリストの講師として人気を得られれば、セミナーや講演会で活躍できるようになるかもしれません。この場合も経歴は重視される要素の一つで、過去に参加してきたセミナーや講師としての実績などをプロフィールに記載することになるでしょう。

アイリスト講師になる方法まとめ

マイクを持つ女性
 

ある程度アイリストの経験を積み、次のステップに進みたい人は、個人サロンの開業を真っ先に考える人も多いでしょう。しかし、せっかく経験を積んでスキルを身につけたのであれば、講師になるのも一つの選択肢です。

 

アイリスト講師になるには、実務経験が最低3年以上必要だという認定団体もあります。あなたが現場で磨いてきた知識や技能、これまでの経験を生かすチャンスのひとつとして、挑戦してみてはいかがでしょうか。

Author:美プロ編集部

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