美容スペシャリストな自分になるために

作成:2017.03.13

ネイリスト

ネイルサロンやスクールで大活躍! 様々な働き方を選択できるネイリスト講師について


人々の指先を綺麗に飾るネイリストは、お客の喜びを身近で感じられるやりがいのある仕事です。しかしネイリストのサロンワークには「ネイルアート」などの施術だけでなく接客や雑務などもあり、かなりの体力勝負だと言われています。なので将来体力が衰えてもネイリストとして働き続けるために、ネイリストの「講師」を目指す人も多いそうですよ。
 
そこで今回はネイリスト講師のお仕事についてご紹介。就職先や仕事内容、必要な資格などを取り上げていきます。ネイリスト講師への道は狭き門のようですが、様々な働き方が選択できるほか収入アップも狙えるので、あなたも目指してみてはいかがでしょうか?

ネイリスト講師の仕事について

ネイリストの講師は、ネイルスクールやネイルサロンで勤務する人が多いようです。まずネイルスクールではネイリストを目指す生徒に技術を教えるのが主な仕事内容。授業は基本的に学校が用意したカリキュラムに沿って行われるので、「次はどんな事を教えようか…」と悩むことはあまりないようです。しかし講師にはネイルの技術だけではなく、生徒をちゃんと授業に集中させるための話し方や立ち振る舞い、また突発的な質問に分かりやすく答えるための幅広い知識などが求められます。なのでスクールによっては講師陣の勉強会や研修が開かれており、それに参加することもネイリスト講師の立派なお仕事。普通のネイリストと比べて時間外の労働が少ないと言われるネイルスクールの講師ですが、この時ばかりは残業が発生するそうですよ。
 
次にネイルサロンで「トレーナー」として働くネイリスト講師ですが、こちらは新人ネイリストの研修が主なお仕事。また実際に研修を行うだけでなく、研修の内容やメニューを企画することが業務内容に含まれるお店もあります。さらに教えるだけでなくネイリストとしてお客に施術することもあるので、お店全体のサービスを自分自身が向上させているということにやりがいを感じる人も多いようです。ちなみに収入も他のネイリストより優遇されているようで、一般的なサロンワークをするネイリストの月給が「20万円」なのに対し、ネイリストの講師は「25万円」も貰っているサロンもあるとのことです。
 
ネイルサロンの中にはスクールを併設しているところもあり、そういった所ではサロンワークをしながら講師業をするという働き方を選択しているネイリストも多いそうですよ。授業で教えるだけでなく現場でも働きたいという方にはうってつけの働き方ですね。その他ネイリストの講師にはネイリスト検定の試験官や講習会の講師などの仕事もあり、一般のネイリストよりも幅広い収入源を期待できます。
 

ネイリスト講師になるには

ネイリスト講師として働くためには、まずネイルサロンなどである程度実務経験を積んで、資格を取って就職するという道筋が一般的なようです。ネイリスト講師の主な資格は「NPO法人 日本ネイリスト協会」が発行している「JNA認定講師」。必須というわけではないのですが、ネイリスト講師の求人を見てみると、ほとんどのサロンやスクールでこの資格の所持が応募条件に書かれているので、就職するためには取っておいた方が良いでしょう。
 


しかしこの「JNA認定講師」はネイリストの資格の中でも取得が難しい資格と言われています。そもそも受験するための条件がかなり多く、なかなかハードルが高いようです。下に受験資格を一覧として記載したので見てみましょう。

  1. ネイリスト技能検定試験1級に合格し、受験において1級合格認定日(ディプロマに記載された日)より1年以上経過している方。
  2. プロネイリストとして実務経験を有する方。
  3. JNAの個人正会員であること。
  4. 受験日において満二十歳以上であること。
  5. 当協会発展の為に尽力くださる方。
  6. 「JNA 認定校」を卒業している方。
  7. 「ネイルサロン衛生管理士」の資格を取得している方。
  8. 「ジェルネイル技能検定試験上級」の資格を取得している方。
  9. 「仮合格者勉強会」「条件付合格者勉強会」に必ず出席できる方。

まとめると、「JNA認定講師」を受験するためにはJNAに認定されたスクールを卒業して実務経験を積み、さらに「ネイリスト技能検定試験1級」「ジェルネイル技能検定試験上級」「ネイルサロン衛生管理士」といった資格を取らなくてはなりません。JNA認定スクールを卒業しネイリスト技能検定試験1級を取得するだけでも早くて1年と数カ月はかかると言われているので、受験資格を満たすだけでも多くの時間を要するみたいですね。
 
さらに合格して就職して…というところまで考えると気の遠くなるほどの時間がかかると感じるかもしれませんが、「JNA認定講師」の資格は就職だけでなく独立や開業など様々な場面で強みとなるので、将来的にネイリスト一筋で食べていきたいという人は是非挑戦してみてください。
 
画像出典:WorldSkills UK / Squad Selection WorldSkills Sao Paulo 2015 (from Flickr, CC BY 2.0)matchfitskills / DSC_0027 (from Flickr, CC BY 2.0)matchfitskills / DSC_0034 (from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

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