美容スペシャリストな自分になるために

更新:2016.05.27

作成:2016.04.22

ネイリスト

人気店の仲間入りも夢じゃない? 店舗型ネイルサロンの特徴


日本全国の、また世界各国にあるコンビニやファーストフードなどのチェーン店。しかし、どのチェーン店も小さなテナントを借りるところからスタートして、ゆくゆく大きくなっていき、人気店の仲間入りをしていったのです。
 
コンビニやファーストフード店とまではいかなくても、ネイルサロンのなかにも、全国に数店舗、数十店舗を構えるお店が。「わたしもいくつかの店舗を持てるほど、お店を大きくしたい!」と考えている人には、従来の店舗型サロンでの開業がオススメです。

店舗型サロンといってもパターンはいろいろ

「店舗型」と聞くと、テナントなどを借りて…というイメージが強いと思いますが、実はこれだけではありません。他にも様々な方法があるので、まずは自分の理想や開業のための予算に合うものを選んでいきましょう。

店舗を借りて開業

一番オーソドックスな方法で、まさに一からすべて自分で作っていくことになります。ほとんどの物件がスケルトン物件という内装が施されていない所が多く、天井や床まで手を加えていかなければいけません。しかし細かい所までこだわることができるので、自分の理想のお店が作りやすいでしょう。ただ、その分費用がかかりますし、青山や代官山など、人気が高い場所で借りる場合には家賃も高くなるので、資金との相談になります。

間借りスペースで開業

最近では、必要な時に必要なだけ部屋を借りることが出来る、シェアサロンやレンタルスペースといった働き方も増えてきています。内装などもある程度整っているので、コストも削減でき、リスクも低いのが特徴。しかし、契約期間が限定されていたり、貸し出しをしている側との厳しい契約条件があるので、“自由度”といった面では少し劣るかもしれません。また、美容室やサロンのスペースを一部借りて開業する場合には、フランチャイズ契約をする場合も。こちたは場所を借りる分、売り上げの一部をお店側に渡すことが決められているので少し不自由に感じますが、サロンや美容室のお客様の目にとまりやすく、集客がしやすい環境ではありますね。

ショッピングモールにテナントを借りて出店

これはかなりレアなケースですが、特別な集客をしなくてもショッピングモールに来店してお客様の目に留まりやすいのが、大きな特徴。しかし、個人によるショッピングモールへの出店は非常に難しく、費用もかなり高額なので、初めての店舗としてでなく人気が出て2店舗目、3店舗目を開く場合の候補として考えてみてください。
 

サロン開業にかかる資金

さて、一番気になるのが開業にかかる費用ですよね。開業方法や立地、内装の有無などで費用は大きく変わりますが、店舗型サロンの場合は最低300万円、繁華街や駅の近くだと1000万円前後はかかると思っておいてくさい。ただ、レンタルスペースなどを借りる場合には、これよりも安く抑えられることもあるよう。
 
開業・独立をする時に最もお金がかかるのが、土地代と家賃、外装&内装です。外装や内装はやり方次第で低予算に抑えることも可能ですが、人通りの多い場所で開業する場合などには、お店のイメージを上げるためにもこだわっておきたいところですよね。お金をかければいいという訳ではありませんが、どこにどのくらい使えるのかということを頭に置いて、資金繰りはコツコツとやっておきましょう。
 

店舗型サロンのメリット

ネイルサロンは、他の美容系に比べてもかなり多種多様な開業方法があります。その中で、店舗型が最大の武器にしているもの、そのメリットはなんだと思いますか?

お客様の目にとまりやすい

テナントを借りて開業する場合、お客様の目にとまりやすい場所を自分で選ぶことが出来ます。例えば、若い子が集まる場所にするのか、駅から近いところにするのか、それとも繁華街エリアにするのか、人通りの多い道沿いにするのかなど…。自分がターゲットにしようとしている客層に合わせて出店できます。その面で、自宅サロンなどに比べると集客率が高いのも特徴。

安定したお客様を獲得できる

「集客率が高い」ということは、様々な層の人が来てくれるというメリットにも。また、安心感もあるのでリピーター率が高く、固定客がつきやすいので、安定してお客様を確保することができます。

店舗拡大も夢じゃない

自宅に比べてキャパシティーが大きいので、お客さんを多く受け入れることが出来、スタッフを雇うこともできるので、大きな店舗に拡大していく可能性が大いにあります。法人化しているサロンの多くが店舗型から始まっているので、夢が脹らみますね。
 

店舗型サロンのデメリット

もちろん、いいことばかりとは限りません。経営していくことになれば、苦労も付きもの。デメリットもしっかり受け止めて、上手く付き合っていきましょう。

自由が少ない

自宅サロンと違って、どうしても時間に拘束されがちになってしまいます。お店を空けている間に、お客様が誰も来なかったとしても、自宅のようにちょっと家事をしたり…なんてことはできませんしね。実際、お客様がいない時間は何も出来ない…と悩む店舗も多い様です。また、小さい子どもがいる人は、行事などに参加したくてもスケジュールが合わせにくいのが悩みどころですよね。

費用がかかる

とにかく初期費用が高いのもデメリットの1つ。自宅でサロンを開く場合は50万円程度で抑えられるので、ついつい自宅サロンにしようかな…なんて思ってしまう人もいるでしょう。経営者であれば、自分のお給料がサロンの維持費の方に飛んでいく…という悲しい現実もあったり。とは言え、有名サロンやネイリストになっていけば年収が1,000万を超える人も多くいるようなので、あまり悲観的にならないでくださいね。

知識やノウハウがかなり必要

どのパターンで開業するにしろ、ネイルだけでなく経営の知識は必要になってきますが、店舗型の場合には従業員にも働いてもらわなければならないので、雇用するにあたって経営者としての知識をより高めていかなくてはいけません。覚えることがたくさんあって大変ですが、身になることなので頑張って覚えていきましょう。
 


 
 
店舗型はかなりリスクが高いですが、その分可能性も無限大に広がっています。自分だけにしかできない、自分の個性を最大に生かしたネイルサロンを、じっくりゆっくり考えて、理想のお店を開業させていってください。

Author:美プロ編集部

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