美容スペシャリストな自分になるために

更新:2018.01.16

作成:2017.06.20

ネイリスト

ネイリストのフリーランスとしての働き方

スカルプを付ける作業

フリーランスのネイリストはどのような働き方をしているのでしょうか。またフリーランスになることでどのようなメリットがあるのでしょうか。いずれネイリストとして独立を考えている方に、知っておくと役立つ知識をご紹介しましょう。

独立したネイリストの働き方は大きくわけて2つ

お店に雇われて働くのではなく、フリーランスのネイリストとして働くには、自分のお店を持つ方法とサロンと契約して働く方法のふたつがあります。いずれもメリットデメリットがあるので、ポイントを踏まえてみていきましょう。

自分のお店を持つ

自分のネイルサロンを開業する方法です。お店作りも営業日もネイルメニューも、何もかもすべて自分で決められるメリットがあります。ただネイル以外にも経営や集客の知識が必要で、確定申告や保険関係の各種申請もすべて自分で行わなければなりません。

仕事量や収入を一定に保ち、ネイルサロンを経営していくため、リスクも伴っていることも忘れてはいけません。

サロンと契約する

他のサロンと業務委託契約を結び、仕事を発注してもらう方法です。雇われているのではないので、自分で仕事を選んで受けられる、働きたい時間を選択できるなどの魅力があります。またさまざまな仕事が受けられるので、成長するのにも役立つでしょう。

ただ料金などは発注先と相談して決める必要があります。自分でサロンを開業するのと同じように、仕事の請負先であるサロン探しや各種申請などは自分で行わなければなりません。

カフェで考える女性

フリーのネイリストに最適な「出張ネイリスト」という働き方

フリーランスのネイリストにうってつけと言えるのが、「出張ネイリスト」という働き方です。本来であればネイリストは特定の店舗でお客様をとるもの。ですが「出張ネイリスト」はその名の通りお客様の自宅やイベント会場などに出張し、ネイルの施術を行うのが主な仕事内容です。
 
ネイリストが独立・開業して自分の店舗を持つためには莫大な費用がかかりますよね。自宅を改装してサロンにする方法なら開業資金を抑えられますが、スペース的に制限されてしまうという面もあるでしょう。ですが「出張ネイリスト」なら施術に必要なネイル道具を揃えるだけで良いので、ほかの方法と比べて開業のハードルがグッと低くなります。安定した収入を得ることが難しいものの、空き時間が多く生まれるためほかの仕事と“Wワーク”で働くこともできるはず。「将来自分のサロンを開店したいけど、資金が足りない」という人は一度挑戦してみるのもいいかもしれません。
 
なお「出張ネイリスト」として働くために特定の資格は必要ありませんが、運転免許証を持っていると良いとも言われています。多くのネイル道具を持って移動しなければいけないため、移動手段に自分の車を使うことが推奨されているんですね。
 
もちろん良い面ばかりではなく、デメリットも存在しています。たとえば出張先でお客様とのあいだにトラブルが起こった際には、一人でそれに対処しなければなりません。もし悪評が立ってしまったら、お客様が離れていく原因に。フリーランスとして大打撃を受けてしまうので、トラブルを避けられるように入念な注意を払う必要があるでしょう。
 

フリーランスのネイリストになるメリットのまとめ

雇われるのとは違い、フリーランスのネイリストは働いた分だけ給料をもらえるのが魅力です。雇われると、どんなに仕事数をこなしても時給や日給制ですので報酬は変わりません。フリーランスは自分の作業分だけ報酬が支払われます。ようするに自分の力に応じて稼げる金額が変わってきますので、ベテランにとっては稼ぎやすい環境と言えるでしょう。

また自分好みのネイル資材を使える、好きなように時間を使えるなど、ネイリストを楽しめるという大きなメリットもあります。ただ先にも述べたように、自分で顧客を探さなければならない、手続きや申告などの手間が面倒になるなどのデメリットもあると心得ておきましょう。

フリーのネイリストになるデメリットのまとめ

“フリーランス”という働き方には様々なメリットがある一方、デメリットもあります。店舗で働く場合にはある程度の固定客が見込めますが、独立した際には一からリピーターを増やしていかないといけません。TwitterやInstagramなどのSNSを使って宣伝するなど、工夫を凝らして集客していく必要があるでしょう。
 
また病気やけがをした時に、代わってくれる人材がいないのもフリーランスの辛いところ。自分が働かなければその分収入が少なくなってしまいます。逆にいえば自分の努力が収入に大きく反映されるということなので、自由に才能を活かしたい人は挑戦してみてはいかがでしょうか。

フリーランスのネイリスト、めざしませんか?

ジェルを筆につける

フリーランスのネイリストとして働く方法は、雇われて働くよりも責任がありますが、そのぶんやりがいもあります。ネイリスト業界は独立を目指す方が多い業界で、フリーランスとして活躍する方も大勢います。ただ始めから、フリーランスになると失敗する可能性が高いので、まずは一度店舗経験を積むことをおすすめします。

Author:美プロ編集部

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