ゴールデンウィークの美容室は混んでいるよう思われますが、実際は時期によって来客数にも客層にも差があり、美容室がある街によっても違います。今回はゴールデンウィーク中の美容室の混雑具合を特集します。
最も混んでいるのは前半
ゴールデンウィークの中で最も美容室が混んでいるのは前半です。
- 「友達と遊ぶ前に髪を切りたい」お客様(特に女性)
- 普段は忙しいので髪を切れないお客様
- 給料日後でお金に余裕ができ、髪を切りたいお客様
上記のようなお客様が来店するため、お客様からすれば早めに予約しなければ席が取れません。
「ゴールデンウィーク頭に髪を切りたい」と言っているお客様や、次のカラーリングやパーマがゴールデンウィーク頭になるお客様がいたら、「ゴールデンウィーク頭は混むので早めに予約してくださいね」と声をかけましょう。
中盤は空いている
ゴールデンウィーク中盤は単純に出かけているお客様が多く、あまり混雑していません。
「空いている時間帯に来店したい」というお客様がいたら「ゴールデンウィークの中盤は空いていますよ」と教えれば、そのお客様の満足度はより高くなるでしょう。
個人経営のサロンで求職中の人は以下のような状況であることが多く、本格的に動くのであればこの時期がチャンスです。
- 美容師の手が空いている
- 4月の応募ラッシュが終わっている
- 休日なので求職活動がしやすい
「お客様が少ないのに休みの人が多い」という特殊な時期なので、この他にも工夫すればさまざまな施策ができます。
後半はやや混み・男性多め
男性にとって「職場は戦場」なので、この時期になると職場復帰前に髪型を決めようと男性が多く来店するようになります。
この時期に女性客を増やしたいのであれば、
- 仕事
- 連休明け
- モテ
- 気になるあの人をゲット
こうした言葉を使って仕事や連休明けがあることを意識させるPRを行いましょう。
場所によっては違うことも
ビジネス街だとゴールデンウィークはあまりお客様が来店しないので、空いていることが多く、美容室によっては店を閉めます。
反対に住宅街や東京の表参道や新宿、大阪の難波や心斎橋にある美容室は、平日でも行けないこともあり、グッと混雑します。
ビジネス街にある美容室の場合、ゴールデンウィーク明けの出勤前にサッと髪を切りたいサラリーマン向けに、ゴールデンウィーク明け最初の週は早朝から営業するのもいいでしょう。
ゴールデンウィークの美容室は全期間が混んでいるわけでもない
ゴールデンウィーク前半は大混雑・女性客多め、中盤は少なめ、後半は少し混雑・男性客多めと、時期によって来客数が違い客層も異なります。
ゴールデンウィーク中はお客様が休日ということあり、さまざまな施策を行うと思われますが、この違いを抑えておけば効率的なPRができます。
また仕事に慣れきっていない美容師の場合、これを見れば「前半は頑張って乗り切って、中盤は体力を回復させ、後半また頑張ればいい」ことがわかるでしょう。