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働く女性の約8割が非正規雇用!?

日本労働組合総連合会が、非正規雇用で働く女性に関する調査を行いました。調査の結果、女性が働き方として非正規雇用を選ぶのは「都合の良い時に働きたいから」などの理由があったことが判明。今回は、非正規雇用で働く女性の実態や寄せられた声などを紹介していきます。

働く女性の8割が非正規!?

 


正社員やパートなど、働くスタイルは人によってさまざま。特に女性は、結婚や出産などを機に働き方を変える人も多いですよね。アンケートで現在の仕事の雇用形態を尋ねたところ、最も多かったのが「パートタイマー」で57.6%。次いで「アルバイト」は20.4%、「派遣」は10.7%と、非正規で働く女性の合計が全体の約8割を占める結果となりました。
 
非正規雇用で働いている女性に今の就業形態を選んだ理由を聞くと、「自分の都合のよい時に働きたいから」が41.3%でトップ。2位以降には「家庭の事情を優先しなければならなかったから」「勤務時間や労働日数が少なかったから」が高い割合で続きます。ネットでも「家事や子育てをしながらなので、働く時間や日数に融通が利くパートがよかった」「共働きだけど家事は私メインだから残業がないバイトが1番働きやすい」といった、子育てや家事と仕事を両立している女性からの声が多数。非正規雇用にも選んだ理由があり、進んで選ぶ人もいるようです。
 
ただ、やはり不安はつきもののよう。非正規雇用で働く女性に日頃生活していて感じる不安を聞いたところ、「老後の生活」が最も多く51.6%。他にも41.8%で「健康」、39.4%で「仕事」などがあがっています。SNSなどでは「フリーターをしてると老後が本当に怖い」「退職金もないし福利厚生なんかもないし、安定はしないよね」といった不安の声も見られました。

非正規は会社の制度を利用できるの?

正規雇用で働いているとさまざまな制度を利用できますが、非正規雇用ではなかなか同じようには利用できないよう。非正規雇用で「育児休暇」や「介護休暇」といった休業制度や、「一時金・賞与の支給」を「利用できる」と回答したのは40%程度。半数以上の非正規雇用で働く人が利用できないことが判明しました。
 
政府が推進する「女性の活躍促進」で女性の活躍を実感する人もいるようですが、非正規雇用の女性からは疑問の声もあがっています。「非正規の女性の働き方にも目を当ててほしい」「派遣とかの非正規でも育休とかの制度が使いやすかったらいいのに」など、非正規雇用の女性に関しては効果が見られないことを指摘する人も。
 
正規雇用も非正規雇用も、それぞれメリット・デメリットがあるはず。どちらの雇用形態でも働きやすい環境が整い、女性の活躍がもっと広がるといいですね。

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