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フリータ―の実態を描いたアニメに賛否の声

厚生労働省が制作した“働き方支援アニメ”が話題になっています。アニメを見た人からの反響の声やフリーターの実態、正社員とフリーターの将来についても取り上げていますので、働き方にお悩みの方は参考にしてみてください。

厚生労働省の“働き方支援アニメ”が話題

 


厚生労働省が学生や若者に向けて公開している「僕らの明日~フリーターの現状に関する若者への周知・広報事業~」というアニメが話題になっています。アニメはフリーターと正社員の待遇の違いを中心に、フリーターから正社員に転換した人の体験談や、正社員を目指す若者向けの就職支援機関を紹介したもの。物議を醸しているのはフリーターの描写についてで、「ここまで極端にしなくてもいいのでは」「フリーターに対する偏見だと思う」といった批判の意見や、反対に「実態が分かりやすいし、リアリティがあると思う」とアニメを評価する声も上がっています。
 
同作は、大学を2年で中退した青年・島本拓海が主人公。島本は自分のやりたいことを見つけるために大学を辞めて以来、やりがいも見いだせずにアルバイトを続けています。そんな島本の前に現れたのは、就職活動に行き詰まりを感じている吉本亜矢、フリーターから最近正社員になったという森崎祐介、そして掛け持ちでアルバイトを続けている霧島新の3人。島本は3人の話を聞きながら、自分の将来について考えを改めていきました。

フリーターと正社員の違い

島本は働き方について考える中で、フリーターを続ける人生と正社員として働く人生の違いを想像。フリーターの方は年下の上司にショックを受けたり就職活動が難航したりと苦労が多い中、正社員になると係長、部長と着実に昇進し順風満帆な人生を送っていきます。このシーンに対し世間では「フリーターのマイナスイメージを見事に捉えてる」「いつまでもフリーター続けてたら確実にこういう未来になるよね」と言った声が。時にフリーター経験者から見ると、「年下の上司」や「安い給料」などの描写がリアルだと感じるようです。
 
フリーターという選択肢そのものを否定するようなシーンには反感を覚える人もいるようですが、アニメの後半に登場する森崎は映画監督になるという夢を追いかけるためにフリーターの道へ。必ずしも正社員がよいという訳ではなく、その人のやりたいことや思い描く将来にあった、その人にふさわしい働き方を選択することが大切なんですね。現在フリーターとして働いている方や将来にお悩みの方は、このアニメを見て自分の働き方を見つめ直してみては?

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