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美容院の都市伝説「可愛い→窓際、ブス→奥という席決め」は本当なのか!?


 世の中には様々な都市伝説があるが、美容院に関する都市伝説の中には恐ろしいものがある。それは「可愛い人は窓際の席、可愛くない人は奥の席に案内される」というもの。これが本当であるなら、美容院に行った時にどの席に案内されるかで自分の顔面偏差値が分かってしまうということになる。窓際に案内されれば大きな自信になるが、奥の席に案内された日にはショックから立ち上がれないだろう…。
 
 そんな恐怖の都市伝説だが、実はルックスで席決めをしている美容院はないと言っていい。実際にお店が混雑している時にはお客を待たせないようにと、空いた席から案内するというサロンが多い。そんな時にお客の見た目にこだわって席を決めている余裕などないだろう。そもそも最近では外から見えるのを嫌がるお客もいるため、窓がすりガラスになっていたり、顔の部分が見えないような店舗デザインになっているサロンもある。そのため、窓際に座る人が誰であるかは全く問題ではないのだ。しかし、人によっては「必ず同じ席に通される」という人もいる。これには都市伝説とは別の理由がある。
 
 例えば、道路沿いにあるサロンや外から室内が見えるサロンは、“あそこのサロンにはいつもお客がいるなぁ”と思ってもらうために、なるべく窓際の席にお客を案内する。常にお客がいるという印象がつけば、「繁盛しているからきっと良いお店なのだろう」と思われて、来店してもらえる確率が上がるからだ。また、週末に比べて平日の方が美容院に来店するお客の数が少ないので、平日の日中に美容院に行くと高確率で窓際に案内されることだろう。
 
 そして、美容師の好みによって使う席に偏りが出ることも。日焼けしないようにと奥の席を選ぶ美容師や、シャンプー台への移動が楽な席を好む美容師がいたり、カラーリングやパーマなどのメニューに応じて席を決めているという場合もある。都市伝説を聞いて、「いつも奥の席に連れていかれるから、わたし可愛くないんだ」とショックを受けていた人は安心しよう。お店の都合や、担当の美容師が奥の席がお気に入りというだけだろう。これからも気にせず行きつけの美容院に通ってあげよう。
 
画像出典:James / Salon (from Flickr, CC BY 2.0)
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