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業種別の「立ち仕事あるある」を紐解くと見えてくる体の問題とは?


世の中には様々な業種がある中、常に立っていることが多い仕事ってありますよね。接客業だったら始業から終業までほとんど立ちっぱなしだったり、営業だとノルマに追われて常に歩き回ったりして、「座る時間がほとんどない」というイメージが「立ち仕事」にはあります。
 
では、実際に立ち仕事で働いている人はどんな実情を抱えているのでしょうか? 今回は、そんな立ち仕事ならではの“あるある”を紹介して紐解いていきます。同じ立ち仕事でも業種によって実態は様々なので、業種別に分けて詳しく見ていきましょう。

立ち仕事で起きがちな“足のトラブル”

接客業といっても様々な種類があり、例えば主要なものでは飲食系やアミューズメント系のスタッフ、アパレルや家電製品の販売員などといったものがあります。しかしこれら皆に共通していることは、「ほぼ常に立っている」ということです。
 
実際に働いている人からは「足がむくむ」という声が多く上がっていて、長時間立っていることにより足がパンパンに膨れ上がってしまうこともあるそうです。酷い場合には、出勤前と終業後の足の太さが自分でわかるほど変わってしまうとのこと。仕事を頑張った証ではありますが、女性としては出来れば足が太く見えるのは避けたいところですよね。
 
また、残念な話ですが「足が臭いがち」というのも「立ち仕事あるある」の一つです。立ちっぱなしだと足に汗をかきやすくなり、その後靴の中で蒸れて臭くなってしまうことがよくあります。仕事の後、居酒屋に飲みに行ったら座敷に案内され、靴を脱ぐとその場に臭いが漂ってしまって…と恥ずかしい思いをしたことがある人もいるよう。そんなシチュエーションに備えて、仕事の後に予定がある日は替えの靴下などを用意しておいた方が良さそう。

軽作業系あるある

立ち仕事の中には力を使う仕事もありますが、特に工場や倉庫で働く「軽作業のお仕事」がそれに当てはまります。「名前の通りに“軽い作業”じゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、むしろ重たい物を扱うこともあるので、腰を痛める人が結構多いようです。慣れていない人は重たい物を無理に持ち上げようとすると、腰に負担がかかってぎっくり腰やヘルニアにつながる場合もあるんです。長らく軽作業で働いていると、コルセットを巻いたり湿布を張っている人をちらほら見かける…というのは“あるある”でしょう。
 
また、倉庫系によくあるのは「トイレに行きずらい」という“あるある”です。軽作業は基本的にライン作業の場合が多いので、一人抜けると作業が止まってしまいます。そうすると、トイレに行きたくても申告しずらくなって、立っていることがままならなくなってしまうことも。そのためベテランの人は就業前や休憩中に「必ずトイレに行く」という癖を身につけていることも多く、いざ倉庫に入ってからトイレに行きたくなることは「命取りになる」と言っている人もいるほどです。「立ち仕事」の中では特殊なパターンですが、仕事前のトイレも仕事の一環だと言えるんですね。
 

気をつけたい「体の問題」とは

今まで書いてきた“立ち仕事あるある”のほとんどが体に関することでしたが、これを職業病と簡単に割り切ってしまうのは少々危険です。たとえば初めに紹介した「足がむくむ」場合は、ひどいと「下肢静脈瘤」に発展するとも言われていますし、腰を痛めてヘルニアになると一生その痛みと付き合っていくことになりかねません。やはり立ち仕事をしながら健康に生きていくには、きちんと足腰をケアしたり、いかに体を傷めないようにするかという工夫も必要です。
 
今では足に負担がかかりにくい靴や腰痛防止のグッズも数多く売られているので、会社が貸し出している日用品でカバーしきれないならこういった便利アイテムに頼ることをオススメします。また、セルフケアでも自分でマッサージやストレッチをするようにすれば、怪我の防止につながりますよ。立ち仕事とうまく付き合っていくには、ちゃんと自分の体をケアすることが重要ですし、それも仕事として必要な要素なのだということが「立ち仕事あるある」から見えてきますよね。

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