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交通費をもとに作り直した日本地図が都道府県格差を暴く! 「鳥取がかわいそうなほど遠い」


 大都市・東京には仕事やら観光やら何やらで日々たくさんの人がやって来る。東京から遠いほど交通費がバカ高くなるので、ついつい近くにいる奴は良いよなと思ってしまう。しかし実際はそうでもないようで、ネット上では「交通費変形地図」なるものが話題になっている。この地図は様々な交通機関が行き交う東京・新宿を起点に交通費を算出し、その金額で各都道府県の位置を変形させたという地図なのだが、実際の地図を見た人からは「なんで沖縄より高いの…」「鳥取がかわいそうなほど遠い」と、実際の距離とのギャップに驚く人が続出している。
 
 この地図を見ると、最も安いのは神奈川県。隣県だから当然だろと思ってしまうかもしれないが、同じく東京に隣接する埼玉県や千葉県はやや高め。やはり神奈川には横浜があることが大きいのだろう。その他は、群馬・栃木・茨城の横並び3県を筆頭に、東北勢と中部勢が続いている。東北に関しては山形県や岩手県のみが5000円越え。北に位置している青森県と秋田県は5000円以内で収まっているので、この2件は需要があまりないのかな、と思ってしまう。実際観光地も少ないし…。しかし、ここで意外にも愛知県が5000円越え。岐阜県や静岡県はもちろん、福井県も5000円以内に収まっているのに、中部地方では唯一5000円圏内に入りきることができなかった。東京―名古屋間なら、格安の高速バスなどがありそうなものだが、意外に人気がないのかも。
 
 近畿地方勢はほとんどが同額だが、大阪府と兵庫県を差し置いてなぜか奈良県が最も安く、中部地方では和歌山県がただ1県、九州勢と同額という立ち位置。隣合う県なのに、大きな差ができている。
 
 和歌山県を取り囲む九州勢は、やはり福岡県の1人勝ち。福岡への格安航空機が運航されているのが、大きく貢献しているのかも。おそらく同じ理由で、空の便が充実している沖縄や北海道も大躍進しており、7000~8000円程度で行き来できるようだ。そして中国地方はというと、ここでも不思議な現象が。何故か広島県よりも岡山県・山口県・島根県の方が安い。岡山県や島根県は分かるが、何故広島よりも遠い山口県の方が交通費が安いのか。ちなみに鳥取県は、交通費がゆうに1万円以上かかる。孤島の四国地方の愛媛県・高知県とほぼ同じ値段だ。
 
 今回紹介した地図の交通費はインターネットのクチコミ情報をもとにして作成されているとのこと。大きな都市は新幹線の本数が充実している分、交通費の最安値では新幹線が止まらない地域よりも高くなってしまうのかもしれない。
 
画像出典:⇒Twitter「エトウヒロノリ@ワナビ」
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