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好きなお客様に対しての対応とは

髪を切る女性
 

美容師としての仕事は人と人とのお仕事です。自分がいて相手(お客様)がいることで成立します。そんなお客様に対してあまり良くないことは分かっていても「好きな客」「苦手な客」と自分の中で振り分けてしまうこともしばしば。そんな「好きな客」に向かった対応により出過ぎたことをしてしまうことで起こるメリットとデメリットをこちらではご紹介します。

「好きなお客様がいる」メリット


 

美容師とお客様の関係であっても、話をしている内に気が合ってどんどん仲良くなることってあるはず。そんなお客様が来店されたらとっても嬉しいですし、仕事にも身が入りますよね。

 

好きなお客様・気が合うお客様ができることはもちろん美容師にとって大きなメリットです。喜んでもらいたい、認めてもらいたいという欲求を何とか満たそうと自分の中で考えて行動できるようになるはず。また、そんなお客様から元気をもらえることで、他のお客様にもスタッフにも良い雰囲気を与えることができます。

 

新しいメニューが出来たときには練習に付き合ってもらったり、今のトレンドを教えてもらったり、定期的にお店に来て指名をしてくれるようになったら最高ですよね。

「好きなお客様がいる」デメリット

一方、「好きな客」がいることでデメリットとなることもあります。それは、そのお客様に熱が入ってしまってついついやり過ぎてしまうことです。

 

美容師はお客様に対してヘアケアのアドバイスや似合う髪型などのアドバイスをしていくものですが、「好きなお客様だからこそ絶対に素敵な完成を目指したい!」と強く思うあまりにお客様のご要望を聞き入れず、美容師本人の意見を押し通そうとしてしまいます。

もちろん的確なアドバイスを行うことはとても大切ですが、「こんな風にしたい。」というお客様ご自身の意思を無視するような盲目な接客はもってのほか!そんな風にならないように注意が必要ですね。

 

その他にも、友人のようにため口で話し過ぎたり、2人にしか分からないあだ名をつけたり、プライベートな質問をお客様の表情も見ずにしてしまうなどの行為もお客様を困らせてしまう原因になります。

何事もやり過ぎず、一定の距離を保って接することが何よりも大切!

どれだけ好きでもお客様はお客様


 

好きなお客様ができることのメリットとデメリット、いかがでしたでしょうか?人を好きになることはとても素敵なことです。嫌い・苦手なお客様がいても、好きなお客様が来てくれることで「明日も1日頑張ろう!」と前向きになれるはず。

 

しかし、どれだけ気が合ったとしてもお客様はお客様。美容師とお客様の距離感を間違えてなれなれしく接してしまうと、他のサロンに逃げられてしまうなんてことももちろんあります。

 

お店を利用して頂いていることに感謝をして、気さくながらも丁寧さを忘れないような接客を心掛けていきましょう。どんな方も大切なお客様ですので、一定の距離をしっかりと保って良好な関係を築き上げて下さいね。

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