Site icon 美プロPLUS

みんな知ってる?華やかに見えるネイリスト業界のホントのところ


 

みなさん、爪に気を遣っていますか? ただ切り揃えているだけという人もいれば、季節やファッションに合わせて、いろんなネイルを楽しんでいるという人も多いはず。最近ではネイルサロンでお手入れをしている人も多く、ネイリストは人気の職業ですよね。

 

実際、ネイリスト業界は年々規模が大きくなっており、活況を呈しています。しかしそうした活況の裏で、ネイリストの離職率が高いという問題が起こっていることは、あまり知られていないよう。ネイルやネイル関連の仕事には興味があるけれど、業界についてはあまり知らないという人のために、今回はネイリストの現状をご紹介します!

ネイルサロンの価格競争

ネイルブーム到来して以来、セルフネイルを楽しむ人やプロにネイルアートを施してもらう人の数は増えていき、ネイルサロンの数も右肩上がりになっています。ただし、店舗が増えるにつれて、一店当たりの売り上げは下がっているのが現状。

 

ネイルサロン間でのお客の取り合いから、他店よりも安くサービスを提供するサロンが登場し、価格競争が始まったことが関係しているようです。とはいえ、ネイリスト業界は全体としてまだまだ好景気! ネイリストを目指す人も多く、まだまだ人気の高い職業だといえるでしょう。

 

華やかなネイリストの世界

爪先のオシャレを楽しむネイリスト業界では華やかな話題が尽きません。国内外の団体が大きなネイリストの大会を開き、その技術やデザインを競い合っています。日本の団体では、日本ネイリスト協会(JNA)がハワイで「ハワイCUP選手権大会」を実施。大勢の参加者がネイルの技術を競い合ったほか、トップネイリストのデモンストレーションや、ネイル産業の国際的な交流なども行われて、大きな盛り上がりが見られました。

 

国内でもネイリストのための大会やカンファレンスが数多く主催され、イベントには井筒貴子や岩井智栄といったトップネイリストが登場するパフォーマンスステージや、ネイルブランドが多数参加した「ネイルトレードショー」なども行われているのです。

 

華やかなに見えるネイリストの世界、しかし実は…?

誰もが憧れを抱くような、華やかなネイリスト業界。ですが、新人ネイリストの離職率がかなり高いという意外な事実も。離職の理由は人によって様々ありますが、離職の大きな理由として技術不足が挙げられています。ネイルを専門的に学んだことがない、独学でネイリストの道を志した人の中には、現場で活かせる技術を学ぶ場所が少ないと感じて諦めてしまうようです。

 

ネイリストの離職率が高い理由

新人の離職率が高いと言われているネイリストですが、具体的にはどのような理由で辞めていくのでしょうか。まず多いのが“給与が低い”という理由。ネイリストの給与は基本給と指名数などに応じた歩合制の組み合わせで支払われることが多いのですが、新人ネイリストの基本給は他の職種よりも低めに設定されている場合がほとんどです。

 

とは言えスキルが向上して指名が多くなれば、“指名手当”がつくので多額の給与を貰うことが可能。中には年収1,000万円を稼ぎ出すカリスマネイリストもいるようですが、指名をもらえるだけの技術が身につく前に辞めてしまう人も少なくないようです。

 

辛い下積み期間を乗り越えるためには、ネイリストの研修やセミナーに参加するのも一つの手段。最近では従業員の人手が足りないネイルサロンも多く、新人にいち早く活躍してもらうための研修に力を入れているお店も増えています。「JNAジェルネイル検定」などの資格をとって、さらなるスキルアップを狙ってみるのも良いですね。

 

他にも、“仕事でのコミュニケーション”を理由に退職してしまう人も多いのだとか。ネイリストは基本的に、お客様への施術を全て一人でやるお仕事。美容師のように分業することはないので、数時間もの間お客様と向き合わなくてはなりません。

 

そのためネイルの技術に自信のある人でも、ネイリストの仕事のほとんどを占める“コミュニケーション”に悩んで辞めてしまうケースも。カウンセリングや施術中の雑談のみならず、お客様からの“クレーム”にも対応しなくてはならないので、人気ネイリストになるためには会話の技術も必要になります。

 

逆に言えばコミュニケーションスキルはネイリストとして働くための強力な武器。接客やビジネス会話のセミナーに通って短期間で身につけてしまうのがおススメです。

 

ネイリストへの道のり

特別な資格を取らなくても働くことが出来る“ネイリスト”ですが、活躍し続けていくためには様々なスキルが必要。そのため他の美容業界の仕事と同じように、一度専門学校などのスクールで技術を学んだほうが良いでしょう。ネイルサロンによってはスクールの卒業を採用の条件にしているところもあるので、就職の幅が広がるのも嬉しいポイントです。

 

また最近では夜間のスクールや通信教育もあり、サロンに就職した後でも学びなおせる環境が整い始めています。お店によってはスクールの学費を支援してくれるところもあるので、実践派の人はサロンに勤めてから学校に通うのも道のりの1つ。ネイリストは技術職なので経験が浅いうちは様々な困難があると思いますが、長く続けていち早く一人前のネイリストになれると良いですね。

ネイリスト業界は今後どうなっていくの?

日本ネイリスト協会は設立30周年の記念事業のひとつとして、奨学金制度を新しく立ち上げました。プロのネイリストを育成することを目指したこの制度、すでに第2期までの奨学生の募集が終わっています。採用人数は30名程度で、対象となるのはネイリスト技能検定2級対応コース。奨学金の受給者に選ばれた人は、ひとりにつき授業料30万円相当が免除されて、無償で日本ネイリスト協会の本部認定校に通うことができるようです。

 

学習状況の報告などのさまざまな条件はありますが、この制度を使ってネイルについての教育を受け、ネイリスト技能検定を受験する準備できることに。経済的な不安が少なくなれば、勉強にも集中しやすくなりますよね。

 


 

ネイリスト業界の現状や意外な事実について紹介してきましたが、どうでしたか? ネイリストという職業へのイメージが変わったでしょうか? 華やかな話題に事欠かないネイリスト業界。それを支えるためには、確かな腕をもったネイリストが次々と生まれてくることが必要です。奨学金制度など、続々と新たな試みが行われているこの業界から、今後も目を離せません!

Exit mobile version