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美容師独立開業への道! サロンの規模と求人方法


 

開業計画を進める上で、まず最初にサロンの規模を考えてみましょう。これまで勤めていた店舗と同じくらいの規模であれば、要領も分かるし大丈夫、と思いがちですが、それが店舗規模を決める際の落とし穴。自分自身の力にあった規模のサロンを開業することが成功の秘訣です。コンセプトと示し合わせながら、自分がどの規模ならサロンをすべて管理しきれるのか、冷静に判断してサロン規模を決めていきましょう。

小規模サロン

独立一店舗目は、15坪以下の小規模サロンを開業する人がほとんどです。なぜ多くの人が小規模サロンで開業するのか、メリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

小規模サロンのメリットは、なんといっても開業資金・運転資金が安くすむこと。成功するかどうか分からない一店舗目は、なるべくリスクが低い小規模店舗がオススメです。また、外からサロンを覗いて、雰囲気を確認してからアポ無しで入ってくるお客様も多いので、お店ががらんとしてるとマイナスイメージになってしまいます。

デメリット

当然のことながら、小規模サロンはスタッフも大勢抱えられません。オーナー兼美容師が一人で対応している店も多いほどです。そうすると、病気や怪我で働けなくなった時に、すぐに人手不足に陥ることに。また、アポ無しのお客様を歓迎し、今後のリピーターになってもらうことが大切ですが、人手不足で対応する余裕が無いことなどが挙げられます。

 

通常規模のサロン

小規模ではなく、通常、あるいはある程度大きな規模のサロン開業は、コンテストでの受賞暦やサロンでのキャリアなど、自分自身のスキルをきちんと確立させていないと難しいのが現実です。リスクを負っても通常以上の規模でサロンを開業する場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

規模の大きな店舗の一番のメリットは、店舗が大きくなるので人目につきやすく新規のお客様が見込めること、来店客数が上がることによって、売り上げが小規模サロンより高くなることです。また、施設や設備に不備が出ることが少なく、長い間同じ店舗でサロンを開くことが出来ます。

デメリット

もちろん規模が大きくなるほど初期費用や人件費がかかるので、リスクはもちろん増大していきます。また、人を雇うことになるので、経営やマネジメントの知識もきちんとつけておかなければなりません。従業員のお給料を払っていかなければならないので、プレッシャーも大きいですよね。

また、美容師では、従業者の数が常時2人以上であるサロンを開設するときには、管理美容師を置かなければならないという決まりもあります。

管理美容師とは?

従業者の数が常に2人以上であるサロンを開設する場合は、そのサロンを衛生的に管理していくために、管理美容師の資格を持った美容師が必要です。管理美容師の資格は、美容師の免許を取ってから3年以上の美容師として働き、国がおこなっている講習会をすべて受け終わった人のみ取得することが出来ます。従業員が常に2人以上のサロンを開業する場合は、この資格が必要になるということをきちんと念頭においておきましょう。

 

求人方法について

サロンの規模が決まったら、次は求人です。現在、美容業界では店舗が増えすぎて美容師不足が起こっています。その中で自分の店舗にあったスタッフを探すためには、なるべく時間をかけてじっくりとスタッフを探していくことが大切です。よりサロンを理想に近づけるために必要な求人方法には、どんなものがあるのか見ていきましょう。

紹介、ヘッドハンティング

直接声をかけて自分の店舗に移籍してもらうという方法です。この方法だと、自分自身のサロンに欲しいと思った人を集めることが出来るので、理想には一番近づきます。ただ、一等地で開く通常規模のサロンといった、働く人にとっての魅力が必要となります。

紙媒体への掲載

専門誌や求人誌に掲載料を払って募集する方法です。また、人通りの多い路面店などでは、他の方法と併用しながら昔ながらの貼り紙なども効果があるようです。

インターネットへの掲載

現在一番主流の媒体なので、情報量も多く、正社員・業務委託・アルバイト・パートなど、どんな業務形態の募集にも向いています。また、直接HPなどで募集をおこなっているサロンも。HPなどの募集はサロンや美容師の知名度にも左右されます。

専門学校、美容スクールでの募集

つまり新卒採用のことです。専門学校やスクールは就職率なども気にしているので、各学校の就職課などに問い合わせてみるのもいいかもしれませんね。経験は少ないので、小規模サロンの場合新卒はあまり向いていないかもしれません。

 


 
 

店舗の規模を決めてから求人を考えることで、サロンの開業準備がより具体的にイメージできるのではないでしょうか。最初に決めたコンセプトからぶれないように気をつけながら計画を進めていきましょう。

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