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目に入ったゴミやまつ毛はどこへ行くのか?痛みの原因と除去方法


 

抜けたまつ毛やゴミがまぶたの奥に入り込み、ゴロゴロするのにどこへ行ったのか分からず、それっきり見つからないことがよくあります。眼球の裏側に入り込んで、取れなくなったのではないかと不安になりますが、問題はないのでしょうか。

 

また、しばらく取り出せずに痛みを感じる事もあるでしょう。目に入ったまつ毛やゴミはどこへ行ってしまうのでしょうか。目の裏の構造混入物の取り除き方をご説明いたします。目にゴミが入ってしまったら、慎重に取り除くようにしてくださいね。

 

INDEX
■目に入ったゴミやまつ毛はどこへ?
■目にゴミが入るとなぜ痛いの?
■目の中のゴミやまつ毛を取る方法
■まつ毛を抜けにくくするのも一つの手段
■まとめ

目に入ったゴミやまつ毛はどこへ?

「目に入ったまつ毛やゴミがなかなか出てこなくて痛い!」なんて経験があるのではないでしょうか。初めは目の中でゴロゴロと違和感があったものの、そのうち気にならない程になり「どこかへ行ってしまったのか?」なんて考えた事ありませんか?眼球まわりの構造を見て不安を解消していきましょう。

眼球まわりの構造

眼球は結膜に囲まれており、両者はピタッとくっついています。まつ毛やコンタクトレンズに限らず、どんな異物も侵入する余地はありません。

 

目の中は、裏まで1周出来るような空間があるわけでもなく上下のまぶたの内側に結膜ポケットがあり目の裏側には繋がっていません。結膜は、「円蓋部結膜」「球結膜」「瞼結膜」の3つから構成されており血管が通っています。この結膜に、花粉などのアレルゲンが触れたりウイルスが触れたりすると、「アレルギー性結膜炎」や「感染性結膜炎」を引き起こし充血してしまう事もあるので注意が必要です。

 

目に入ったゴミをむやみに取り出そうとしてしまうと、結膜炎などの原因となってしまう事もあるのです。

目から体内に入る事はない

眼球まわりの構造を見てもわかる様に抜けたまつ毛が見つからなくても、眼球の裏側に入ってしまったわけではありません。普段の生活の中で、眼球まわりの構造を知る事はあまりないと思いますが、目の裏から体内へとゴミが流れて行くような通路はありません。

 

従って、目にゴミが入ったからといって体内に入り込む事もないのです。ホコリやまつ毛ならともかく、小さな虫が入り込む事もあるので、なかなか取り出せないと心配になるかと思います。おそらく、上下にある結膜のポケットに入り込んでいるので、焦らずに取り除くようにしてくださいね。

 

「ゴミが入ったかな?」と感じても、痛みを感じなければ放置しておいても問題ありません。涙と一緒に流れたり、目ヤニになったりして出てきます。特に睡眠中など目を閉じている時間が長くなるほど、排出されやすくなります。目から体内に入り込む事はないので、自然に出てくるのを待ってみても良いかもしれませんね。

目にゴミが入るとなぜ痛いの?


 

目にまつ毛やゴミが入って、痛みを感じる時もあります。そのような時は、そのまま放置しておくと言うわけには行きませんよね。混入物が薬剤という事もあるので水で洗い流し、それでも痛みがひかない時は、眼科を受診するようにしましょう。

 

目に何かが入った時に、痛みを感じる場合には次のような原因が考えられます。なぜ、目が痛くなるのかを見て行きましょう。

 

 

このように、角膜が傷付いてしまう事で、角膜上皮にある三叉神経が多く集まる知覚神経の末端を刺激し痛みを伴います。また、混入物の付着場所によって痛みのレベルにも違いがあります。角膜の中央部から上部にかけての異物は、まばたきによって刺激されやすく強い痛みを伴います。異物が混入しても、目をこすって角膜を傷つけてしまわないように注意しましょう。

目の中のゴミが取れなくなる事も!

「目にゴミが入ってなかなか取れない!」という事もありますよね。ゴミが取れなくなる原因としては、目をこするなどして裏側のまぶたに付着してしまうからです。目が痛いからといって、ゴシゴシと目をこすってしまえば取れなくなってしまいます。

 

さらには、瞼結膜には溝があり奥深く入っていってしまう事もあるのです。痛みがないのであれば、無理をして取ろうとせず涙と一緒に出てくるのを待ちましょう。

目の中のゴミやまつ毛を取る方法


 

目の中に入ったまつ毛やゴミは、自然に出てくることがほとんどですが、やはり目の中に異物があるのって違和感がありますよね。場合によっては痛みを生じる事もあります。ここでは、無理なく取り出せる方法を紹介していきます。

目薬を多めにさしてみる

市販のもので問題ないので、自宅にある目薬をいつもより少し多めにさしてみて下さい。目の中に水分が増えることで、意外とあっさり目の中の異物が涙と一緒に出てくることがあります。

綺麗な水で洗ってみる

目薬がなければ、綺麗な水で洗い流してみてもOK。水道水には微量の塩素が含まれており目に悪いこともあるので使用するのは最小限にとどめ、なるべくならミネラルウォーターが良いですね。眼球の中にたくさん水を入れてあげれば、それに紛れてまつ毛も一緒に外に出てくることもあります。

湿らせた綿棒でまつ毛に触れる

眼科に行っても、この方法でまつ毛を取ってくれることがほとんど。目に何かを近付けるとつい閉じてしまいますが、それをぐっとこらえて湿らせて柔らかくした綿棒で目の中に入ったまつ毛に触れてみて下さい。痛みを感じることなく、一瞬でまつ毛を取り除くことができますよ。綿棒がなければ、綿のコットンでも代用可能です。

それでもダメなら眼科へ相談

眼科の先生は、目に関するプロです。何日も悩んでいた目の違和感にも、すぐに対応してくれること間違いなし。強い痛みを感じるようでしたら角膜に付着して傷つけている恐れもありますし、痛みがある中でまつ毛が入っていなければ何か目の病気にかかっている可能性もあります。

 

定期的に病院で検査をすることも大切なので、自分で試してみて改善されないようでしたら、これを機に思い切って眼科に相談してみましょう。ついでに視力検査などもお願いすると良いですね。

強くこすってはNG!

自分で取る時にはついつい強くこすってしまいがちですが、これは絶対にNG!逆に眼球が傷ついてしまう恐れもあり、菌が付いた手で目をこすることで雑菌が繁殖してしまうこともあります。

 

やむを得ず手で取る場合には、手を綺麗に洗って清潔な状態にし、涙と一緒にそっと取るようにしましょう。基本的には綿棒かコットンで、直接触らないようにして取り除くことをおすすめします。

まつ毛を抜けにくくするのも一つの手段


 

気を付けていても、まつ毛が目に入ってしまう事があります。それは、毛周期によってまつ毛が抜け落ちるからです。まつ毛の発毛サイクルは短く約2ヶ月で生え変わるため、1日あたり約3本のペースで自然に抜けるようになっているのです。さらに、逆さまつ毛のように内側に向かって生えていると、そのリスクは大きくなります。

 

まつ毛は、ダメージにも弱くちょっとした衝撃で抜けてしまいます。例えばゴシゴシ目を掻いたり、うつ伏せで寝たりするのは良くありません。引っ張るなんてもっての外です。しかし、普段のアイメイクは、ビューラーやつけまつ毛、パーマ、エクステ、クレンジングなど、いずれもまつ毛に負担をかけています。

 

メイクをオフするときにゴシゴシと強くこすってしまっていませんか?メイク落としには様々な種類がありますが、目元は特に敏感でしわやシミにもなりやすい箇所なので、目元に負担のかからないものを選ぶようにしましょう。目の中にまつ毛が入ってしまう事を防ぐ為にも、自分に合った洗顔方法を見つけて下さいね。

「拭き取りシートタイプ」

人にもよりますが、シートだとついつい強くこすってしまいがちで、シートの繊維がまつ毛に引っかかり一緒にまつ毛を抜いてしまうことも・・・。持ち運びも簡単でどこでもメイクを落とすことができるので便利なのですが、ゴシゴシと拭き取ってしまわないように注意をする必要があります。

「クリームタイプ/ミルクタイプ」

普段のメイクが薄めな人、お湯で落ちるタイプのコスメを使っている人には、肌にも優しいクリームタイプがおすすめ。ただ、あまり濃いメイクだと落としきれずに結局ゴシゴシとこすってしまうことになるので、「普段からアイメイクはばっちり」という方にはおすすめできません。

「オイルタイプ」

こちらは、濃いメイクやウォータープルーフのコスメを使ってメイクをしている人におすすめで、くるくると目の上でなでてあげるだけでオフすることができます。ただしまつエクをしている人はオイルを使用できないので注意して下さいね!

「ジェルタイプ」

こちらは、まつエクをしている人でもしっかりとメイクを落とすことができる優れものです。ジェルだとどうしてもひんやりして、冬には使うのが億劫になりますが、最近は温感であたためてメイクをオフできるものも増えてきているので、冬でも安心して使うことができますよ。オイルよりは少しオフの時間が掛かるものの、ゴシゴシこすらず撫でてあげるだけでオフすることができます。

 

いかがでしょうか?まつ毛を守るためには、「あまり目に触れすぎない」ということが第一。まつ毛にダメージを与えずに、しっかりとメイクを落とせるものを選んでくださいね。

 

また、抜けにくいまつ毛を育てるにはまつ毛用の美容液をつけたり、時にはアイメイクを休む日を設けたりするなど、まつ毛をケアしましょう。規則正しい生活を送り、十分な栄養と睡眠をとれば、まつ毛は修復され、健やかに成長します。

まとめ


 

目の中で行方不明になったまつ毛は、眼球の裏側に行ったのではなく結膜ポケットに隠れています。痛みが無ければ、自然に目の外へ排出されるので心配はありません。まつ毛は抜けやすいので、目に入り込むのは仕方ないことです。無理に取り除こうとはせず、清潔な綿棒などで取りましょう。どうしても気になる場合は眼科で相談してみるのも良いですね。

 

また、目にまつ毛やゴミを混入させるのを防ぐため、まつ毛を抜けにくくしておくのも一つの手段。日頃からまつ毛にダメージを与えずに美容液などで栄養を補給しておくと良いでしょう。目の周りはとてもデリケートなので、注意して触るようにしてくださいね。

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