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更新:2017.08.01

作成:2017.07.27

ビジネス

3C分析でマーケティングを極める

3C分析とは

3C分析とは、競合状況や外部環境から事業の成功要因を導き出して、事業を成功させるために用いられるフレームワークです。3Cと呼ばれる理由は、「Customer:市場・顧客」「Competitor:競合」「company:自社」の3つの視点で分析を行うからです。そのイニシャルをとり「3C分析」と言います。

円グラフ

 

3C分析のやり方

まず最初に、市場と顧客の分析を行います。市場を知らないままでは、自社の強みや弱みも知ることができません。ここでは3つの手法を用いて分析を進めます。

表

 

マクロ分析

マクロ分析とは、国民の所得や物価水準など、経済全体の動きがわかる分析方法です。法律の改正や景気の変動を受けてからの、人口の流れや動きなど社会的な変化を見つけ出すことができます。具体的には、トレンドを読み取るためのPEST分析が用いられています。

ミクロ分析

ミクロ分析は、業界の構造変化から自社ビジネスへの影響がわかる分析方法です。この分析によって、業界の競争率や、利益を確保できるかを判断することができます。ミクロ分析を行うときには、ファイブフォース分析が用いられます。

顧客分析

顧客分析は、マクロ分析とミクロ分析では情報を顧客の価値観やニーズに与える影響がわかります。商品やサービスに対する顧客の動きを分析、具体的な購買・使用行動を把握することが目的です。分かりやすい手段の一つに、アンケート調査があります。

実際に3c分析をやってみる!

ここでは3C分析を実際に行った事例を紹介します。

グラフを見せる男性

出典:ぱくたそ(www.pakutaso.com) [photo すしぱく/モデル 大川竜弥] 

コーヒーショップのチェーン店の例

顧客

主婦・高齢者の友人・学生・サラリーマンなどのコーヒーを飲みに来る人々

顧客ニーズ

ゆっくりと美味しいコーヒーが飲みたい、落ち着ける空間を求めている

競合他社

コーヒーチェーン店A:国内1384店舗

コーヒーチェーン店B:国内985店舗

コーヒーチェーン店C:国内501店舗

競合他社の強み

ブランド力、オシャレな雰囲気、コーヒーの調達レベル

競合他社の弱み

価格が高い

競合の特徴

コーヒーを飲むだけの場所ではない空間作り、コーヒー以外のドリンクの充実度、インターネット環境

自社

自社の強み

店員のフルサービスが受けられる、居心地が良くゆっくりできる喫茶店感覚、ファミレスのように食事ができる

自社の弱み

全国的な知名度はない

周りからの評価

営業時間が長くて本や新聞が読めるのは◎、椅子が座りやすく食事がリーズナブルで美味しいと評判

このように3C分析をすれば、自社の強みや弱みがはっきりと見えてきます。そうすることで、今後の経営戦略が立てやすくなり、独自性を出しやすくなるのです。

Author:美プロ編集部

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