美容スペシャリストな自分になるために

更新:2021.10.04

作成:2021.09.08

オーナー向け

美容室オープンのために揃えておくべき備品


 

美容室の開業に向けて終盤になると、「備品」を揃えていよいよサロンオープンもすぐそこに。開業準備では、インテリアや使用する材料など全ての準備が必要になります。いざ、オープンしてから「アレがない!」なんてことにならないように、揃える備品をリスト化しておきましょう。

1.備品を揃えるにあたり

美容室の開業で、サロン器具、備品などを揃えていくために様々な購入方法があります。備品と言っても1からオープンする場合には全て用意しなければならないので費用がかかります。開業資金に合わせて、後からでも間に合うものは売上に予測がついてから購入するのも良いでしょう。

 

美容室ではインテリアなどによる空間づくりは重要な部分になってきますので、徐々に揃えていくのもおすすめです。備品を揃えるにあたり失敗のないように準備をしておきましょう。

 
【POINT】

購入する備品をリスト化する

・必要な備品を漏れなく記載

・各備品にかかる費用を細かく記載

・高額な器具など安く購入出来ないか調査

・いつまでに購入すべきか優先順位をつける

2.美容室の備品の選び方

美容室に訪れるお客様は、「髪の毛を綺麗にしたい!」という事はもちろん、「非日常的で特別な空間」を求めているのではないでしょうか。サロン開業をするにあたり費用の節約も大切ですが、お客様に喜んでもらえる空間作りを目指すと良いですよ。

 

お客様へ細かな気遣いを!

・待合スペースはアンティーク調のソファーを用意する

・シャンプー台を高級感のあるカーテンで仕切り個室を演出する

・トイレの中までお客様を気遣いアメニティなど多く設置する

 

初期費用が高くかかってしまっても、このような備品を揃えてお客様をおもてなしする事で、きっと喜んでもらえるはず。お客様に特別感を感じてもらえれば満足度リピート率も自ずとアップしていくでしょう。

3.シャンプー台などの大型器具

シャンプー台などの大型器具は高額となるため、じっくりと選びたいところ。また、サロンのコンセプトを左右する部分でもあるので見た目も重要です。使いやすさや、お客様が快適に過ごせるかどうかも選ぶものによって変わります。

 

大きいものではなくても、施術に使う器具は消耗品ではないので安くはありません。揃える器具や電子機器にはどんなものがあるのでしょうか。

 
【必要な大型器具】

  • カット椅子
  • セット椅子
  • スツール/施術者用椅子
  • シャンプー台
  • デジタルパーマ用機器
  • ボイラー
  • ワゴン
  • ローラーボール(加温器)
  • 縮毛矯正アイロン
  • ドライヤー
  • ヘアアイロン/コテ など

 
【その他の大型器具】

  • お客様用ドリンクなどを入れる冷蔵庫
  • オーディオ
  • レジ
  • パソコン
  • 電話 など

 

「良いものを買いたいけど、正直そんなに予算がない…」という場合には、シャンプー台などの高価なものの出費を抑えるのもひとつの手段です。とは言え、シャンプー台などの大型機器は必要なものなので工夫して購入しましょう。

 
【大型機器を安く購入する方法】

  • 大手通販サイトで購入する
  • 美容機器メーカーの通販サイトで購入する
  • アウトレット用品や中古品を購入する
  • 購入せずにレンタルする

4.ダッカールなどの備品

ダッカールなどの施術に必要な備品は、働く従業員の使いやすさを重視します。商品のデザインばかりにとらわれてしまうと、使いにくいなんてことも生じます。今まで使ってきた物を参考にしたり、メーカーのサイトで新商品を探してみたりしてみると良いです。

 
【必要な用品】

  • シザー類
  • コーム類
  • ヘアダイカップ
  • パーマ剤容器
  • 塗布用のはけ
  • ダッカール
  • スプレイヤー
  • パーマロッド
  • スティック
  • ロッドアウト容器
  • タイマー など

5.カラー剤などの消耗品

カラー剤などの消耗品は、直接お客様に接触するものが多いため、肌触りや付け心地を知っておく必要があります。また、開業時には、ある程度「この商材を使おう!」などと決めておく事が必要です。どの商材を使うかもサロンの強みになるので、しっかりと選びたいところ。商材を使用し続けてみて、新たなコンセプトで打ち出すなどどんな商材を使っていくか変化を持たせても良いですね。

 
【必要な消耗品】

  • カラー剤
  • パーマ液
  • シャンプー/トリートメント
  • 保護クリーム
  • ゴム手袋
  • イヤーキャップ
  • ペーパー
  • パーマゴム
  • タオル
  • アルミホイル
  • コットン など

 
【その他の消耗品】

  • ティッシュ
  • トイレットペーパー
  • 電球
  • 石鹸/ハンドソープ
  • 雑誌類
  • 事務用品 など

6.美容室のインテリア

サロン独自の空間を作る上で、照明や小物などのインテリアは大きな役割をしてくれます。ですが、開業までに欲しいデザインのものが見つからない事もあります。インテリアや小物類は急いで購入する必要のない備品なので、焦らずゆっくり揃えていきましょう。

 
【必要なインテリア】

  • ミラー
  • ハンガーラック
  • ハンガー
  • 観葉植物
  • ゴミ箱
  • ほうき/ちりとり
  • 傘立て
  • ティッシュカバー
  • 照明
  • 掛け時計
  • カーテン
  • 出入り口用マット
  • マガジンラック
  • ブランケット
  • 待合室用ソファーやテーブル など

7.おもてなしをするために必要な備品

サロンに来て頂いたお客様へ施術をするだけでなく、ご来店してからお帰りになるまでの接客すべてがサロンのサービスとなります。丁寧におもてなしをする事でサロンの印象も良くなり、リピートして通って頂けるようになります。

 

また、お客様が心地よく寛げる空間を作るためにも、リラックス効果のある音楽を流したりデトックス効果のあるお茶をサービスしたり、サロン独自のおもてなしをしていけるとお客様の特別なサロンとなるでしょう。

 
【おもてなしのための備品】

  • グラス
  • カップ&ソーサー
  • おしぼり
  • 各種飲み物
  • メイク道具一式
  • 音楽/映像
  • アロマディフューザー&アロマオイル など

8.レンタルサービスを活用

開業費用に合わせて、レンタルサービスを活用するのもひとつの手です。毎日使うタオルなど、自分で購入すると営業が終わった後に洗濯をしなければなりません。営業後の労力や時間のロスを考えると、毎日きれいなタオルが届くレンタルサービスも視野に入れておきましょう。タオル以外のものでも必ず清掃が必要になるので、綺麗に保っておくのにもその道のプロにお任せするのも良いですね。

 
【レンタルが可能なもの】

  • タオル
  • ひざ掛け/ブランケット
  • 出入り口のマット
  • 観葉植物
  • スリッパ など

Author:美プロ編集部

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