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更新:2017.01.13

作成:2016.12.27

客室乗務員

客室乗務員(キャビンアテンダント)になるには英語力が必須? なり方や必要な資格について


キャビンアテンダントやフライトアテンダントとも呼ばれ、女性から高い人気を集めている客室乗務員のお仕事客室乗務員の収入は恵まれていて、仕事を通して様々な国に訪れることができるなどやりがいや魅力にあふれた仕事なんですね。
 
今回はそんな客室乗務員になるにはどうすればいいのか、見ていきましょう。なり方や取得しておくべき資格について具体的に取り上げていくので、客室乗務員の求人に応募したいと考えている人はまずこのページを読んでみてください。

客室乗務員になるには

客室乗務員になるため、必須となる国家資格などはありません。そのため各航空会社の求人に応募して、採用されれば客室乗務員になることができるんですね。ただし航空会社ごとに採用条件が異なっているので、その点をクリアする必要があります。以下では具体例として、大手航空会社の日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)の2016年の応募資格を見てみましょう。
 
まずJALに新卒で応募する場合、専門学校や4年制大学卒業以上の学歴が必要になります。また、グローバルな世界で活躍する客室乗務員にとっては語学力が必要不可欠なので、「TOEIC」600点以上か、それと同程度の英語力を有していることも条件に。そのほか心身共に健康で、客室乗務員として働ける体力があること、また矯正視力が両眼とも1.0以上であることも求められるようです。既卒の場合でも、上記とほとんど同じ条件が応募資格となっています。
 
また、ANAの場合にもJALと同じく大卒以上の学歴や、健康面に問題がないこと、矯正視力が1.0以上であることなどが求められます。そして羽田空港に90分以内で通勤できることも条件となっているので、遠方から受験した人は採用時までに転居しなくてはならないんですね。これが新卒の応募資格ですが、既卒の場合にはさらに「TOEIC」600点以上の英語力を持っていることも求められます。
 
なお、現在ではJALもANAも正社員での登用を行っていますが、ほかの会社では契約社員での採用が一般的。契約社員として数年働いた後、正社員登用の可能性が出てくるというところが多いようです。採用時に「TOEIC」で一定の点数を取っていることを求める企業も多く、とくに国際線を専門とする航空会社では700点以上が条件になっていることもあるので、語学力は必要不可欠だと言えるでしょう。
 

エアラインスクールって何?

また、客室乗務員を目指している人向けに「エアラインスクール」という学校も設けられています。学校によって内容は異なりますが、客室乗務員に求められるホスピタリティやコミュニケーション能力を学べるほか、面接などの受験対策や「TOEIC」で600点以上を取るための講座なども開かれているようす。客室乗務員は見た目の華やかさも求められるお仕事なので、身だしなみやヘアメイクについての講座が開かれている学校もあるようです。
 
受講期間は学校によって数日から数カ月まで幅広く、学生向けや社会人向けなど複数のコースが設けられているところがほとんどです。たとえばANAのエアラインスクールを見てみると、2017年2月開講の「キャビンアテンダント ベーシックコース」は受講期間が2カ月、受講料が入学金やテキスト代まで含めて216,000円(税込)。スクールで一定の成績を収めると、卒業時にANAグループへの推薦を受けられるというのも大きな魅力ですね。
 

客室乗務員に有利な資格

客室乗務員になるには資格は必須ではありませんが、「TOEIC」など持っていると就職の際に役立つ資格が色々あります。様々な国の人と関わる仕事なので、英語だけでなく中国語などの第二外国語も習得しておくと重宝されるはず。また、接客サービスの質を上げるためにビジネスマナーや立ち居振る舞いについて学べる「秘書検定」を取得したり、手話の検定を受ける人も多いようです。そして接客だけでなく安全保持も客室乗務員の重要な役割。日本赤十字社の救急法の講習など、医療系・看護系の資格を取得しておくと有利になるとも言われています。
 
さらに機内サービスとしてワインやハーブティーなどを提供することもあるため、民間で発行されているワインソムリエやハーブの資格を取得しておくとお客様の信頼を得やすくなります。幅広い知識が求められる仕事なので、様々な資格に挑戦してみてはいかがでしょうか。
 
画像出典:Austrian Airlines / cabin_crew_service_(4)(from Flickr, CC BY 2.0)Giorgio Montersino / air italy(from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

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