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作成:2016.06.30

セラピスト

エクササイズでロコモ予防! 人に好印象を与える美姿勢の作り方


立ち姿や歩く姿が美しい人は印象が良く、凛として見えますよね。反対に背中を丸めて猫背になっている人は自分に自信がなさそうで、時には非社交的な印象を与えてしまうことも。とくに美容に携わる職業の人は、美しい姿勢を身につけておきたいところですよね。
 
また、姿勢を良くすると運動機能の低下も防げるので、“ロコモ”予防にも役立ちます。今回は“美姿勢”のメリットやロコモ予防に注目。簡単にできる美姿勢チェックやエクササイズ方法も紹介しているので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。

美姿勢にはどんなメリットがあるの?

印象が良くなる

姿勢が美しいことの一番のメリットは、やっぱり印象が良くなること。人間は出会って3秒で相手が好きか嫌いかを判断すると言われています。ということは、言葉を交わす前には第一印象が決定しているということなんですね。姿勢が悪いと自信がなさそうに見えたり、気だるそうな印象になってしまうことも。接客業の人はとくに美姿勢を心掛けて、お客様に良い印象を残せるようにしましょう。

体の不調を改善

デスクワークや立ち仕事をしている人の中には、肩こりや腰痛に悩んでいる人が多いと言いますが、そうした不調の原因はほとんどが骨盤のゆがみや猫背によるものだと知っていますか? 骨盤や背骨が歪むと、体のバランスが崩れて腰や肩・首に余計な負担がかかって、腰痛や肩こりが引き起こされてしまいます。姿勢を整えて体のバランスや歪みを矯正することができれば、体の不調が改善されるだけでなく、疲れにくい体にすることもできますよ。

ダイエット効果が上がる

正しい姿勢を保つためには、体を支える筋肉を鍛える必要があります。筋肉が増えると燃焼できる脂肪の量も増えるので、普段と同じ生活をしていてもより多くのカロリーを消費することができるので、ダイエット効果が期待できるんですね。
 

姿勢が悪いままだと…ロコモになってしまうかも!

間違った姿勢のまま暮らし続けていると、普段の生活にも支障が出る“ロコモ状態”になってしまう恐れがあります。ロコモとは「ロコモティブシンドローム」の略称で、「運動器症候群」とも呼ばれる運動障害のこと。筋肉や骨、軟骨などの運動器に障害が起こり、「立つ」「歩く」という基本的な動作を行うことすら難しくなってしまいます。主に中高年以上の高齢者の人に多く見られる症状ですが、若いうちから運動不足や生活習慣の乱れ、痛みやだるさを放置していると、それが原因でロコモになってしまうことがあるんです。
 
ロコモ予防に最適なのは筋肉をケアしてあげること。運動やスポーツによって筋肉を鍛えるという方法もありますが、良い姿勢を保つことで主要な筋肉をバランスよくケアすることができるので、日頃から姿勢に気をつけることで将来のロコモ予防をしておきましょう。
 

姿勢のカンタンチェック方法

それではここで、自分の姿勢が正しいかどうかチェックする方法をご紹介。まずは、両足を少し開いた状態で、壁を背にして立ちます。そして、かかと→お尻→肩→頭を順番に壁につけます。最後に腰と壁の間に手のひらが入るかどうか確認します。これらの箇所が全て壁にくっついていれば、あなたは美姿勢の持ち主です。壁にくっつかない箇所がある、壁につくけど違和感を感じる、全ての箇所がくっついていても壁から腰が離れすぎているという場合には、矯正が必要だとわかります。
 


 
また頭の位置が壁から離れすぎている場合は、パソコンやスマホの使いすぎによって首に負担がかかっている「ストレートネック」である恐れも。ストレートネックは肩こりや頭痛の原因になるので要注意です。

姿勢を良くするための“美姿勢エクササイズ”

タオルを使ったエクササイズ

両足を肩幅ほど開いて立ったら、タオルを同じく肩幅の広さで持ちます。タオルがたるまないように、常にピンと張った状態で持ちましょう。タオルを持った腕をまっすぐ上にあげて、そのままの状態で息を吐きながら上半身だけを真横に倒します。限界まで倒したら、今度は息を吸いながら元に戻し、これを左右同じように行ってください。このエクササイズは上半身のゆがみを治すものなので、下半身は必ず固定した状態で行うようにしましょう。

骨盤のゆがみを整えるエクササイズ

両足を肩幅に開いた状態で立ち、両手は腰に添えます。両足と頭の位置はなるべく動かさないようにしながら、骨盤を大きく回していきます。このとき、できるだけ大きな円を描くイメージを持つと回しやすいですよ。一定方向に5回ほど回したら、反対方向にも同じように回しましょう。
 


 
 
美姿勢を身につける方法を紹介してきましたが、片方の足に重心をかけ続けたり、足を組んだりする習慣があると骨盤や背骨のゆがみを治すことはできません。正しい姿勢を心掛けることも美姿勢に近づくポイントなので、日頃から姿勢を良くするように意識してみてください。

Author:美プロ編集部

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