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作成:2016.07.20

セラピスト

ママになってもキレイでいたい! 妊娠しても美と健康を保てるマタニティエクササイズとは


マタニティエクササイズとは、妊娠中や産後に行うゆるやかなエクササイズのこと。医者の許可をもらった上で適度なエクササイズをすれば、気持ちもリフレッシュでき、便秘やむくみといったマイナートラブルにも効果的ですよ。
 
それでは、マタニティエクササイズにはどのような種類があるのでしょうか? 今回はおおまかな種類と内容、そして気になる各エクササイズの資格について見ていきます。ママの味方を目指すセラピストは要チェック!

マタニティヨガ

どんなエクササイズ?

心身ともに健康でいられると人気のヨガは、妊娠中でもできる有酸素運動としても有名ですよね。大きくなったお腹を抱えてのエクササイズは何かと大変ですが、ゆったりした動きのヨガならば、体に負担をかけずに楽しむことができます。
 
マタニティヨガでよく取り入れられるのは、安産に向けて柔軟性を高めるものと、出産を乗り切るための体力をつけるもの。「戦士のポーズ」や「バタフライのポーズ」などがこれに当たります。また、ヨガの呼吸法は出産の痛みを軽減するとも言われているので、身につけておきたいところですね。

マタニティヨガを教えるには?

日本マタニティフィットネス協会や、日本ベビー&チャイルドケア協会といったいくつかの団体では、講座を受けてインストラクターの資格を取ることができます。すでにヨガインストラクターの資格を持っている人にとっては難しくないようなので、まずは基本的なヨガインストラクターの資格を取ることから始めてみても良いでしょう。
 

マタニティスイミング

妊娠中でも泳げる

マタニティスイミングの前には必ず助産師や看護師にメディカルチェックをしてもらい、安全を確認しておく必要があります。ジムやフィットネスクラブによって違いはありますが、しっかり泳いでエクササイズするというのは妊娠中でも変わりません。なお、水中では浮力が働くので、お腹に負担をかけずに泳ぐことができます。
 
泳ぐ以外にも、水に浮いて静かに呼吸をするフローティングや、息継ぎの練習が出産の際の呼吸法に役立つと言われている水中座禅などエクササイズは盛りだくさん。腰痛予防やむくみの解消などにも効果的です。とくにトラブルがなければ、出産直前まで続けても問題はないと言われています。

マタニティスイミングに役立つ資格とは?

日本体育協会・日本水泳連盟・日本スイミングクラブ協会の三者が合同で認定する「公認水泳教師」「公認水泳上級教師」という資格を取得すると挑戦できる「妊婦水泳インストラクター」という資格を取っておくと良いでしょう。講習会を受講・合格した上で妊娠水泳の指導実習を30時間以上修了すれば、晴れてインストラクターとして活躍できるようになります。
 

マタニティビクス

どんな運動なの?

脂肪の燃焼を目的としたエアロビクスと違い、マタニティビクスは軽快なリズムに合わせて体を動かし、出産に向けての筋力作りをしていくのが目的です。大きなお腹でも楽しめるようにプログラムされているので、インストラクターが安全確認をしながらエクササイズできます。妊娠中についつい食べすぎて体重が増加してしまった…という人にはもってこいですよ。また、上半身を大きく動かすエクササイズは、産後の母乳分泌の促進につながるとも言われています。

マタニティビクスのインストラクター

ヨガの項目でも出てきた日本マタニティフィットネス協会で認定している「マタニティビクス認定インストラクター」という資格を取ると良いでしょう。講義講習を2日間、実技講習を4日間受け、筆記試験と実技試験に合格すると認定資格を取ることができます。
 

産後は「ママヨガ」でキレイに

妊娠中との違い

出産をすると骨盤が大きく開き、体型を崩してしまう大きな原因となります。いざ体型を戻そうと思っても、出産による体力の低下や夜中の授乳による寝不足で、なかなかエクササイズをしようという気力も湧かない人が多いはず。
 
そんな時、手ごろに始められるのが産後ヨガ。柔軟性を高めるためのポーズが多かった妊娠中とは違い、産後は骨盤を引き締めるポーズやウエストを引き締めるポーズを多くとります。「かんぬきのポーズ」や「ワニのポーズ」などは骨盤矯正に、「三日月のポーズ」「犬のポーズ」などはウエストの引き締めに効果的ですよ。
 
ここで一つ注意点があります。もし気力があったとしても、産後すぐに運動するのは厳禁! 少なくとも産後1カ月が経過して、産科医の許可をもらってからエクササイズするようにしてくださいね。

ママヨガのための資格

ヨガインストラクターの資格があれば、ママヨガを教えることができます。ですが、産後の疲れた体でも無理せずヨガを楽しんでもらえるよう、より深い知識を身につけた上で教えた方がいいですよね。日本ママヨガ学会、ブリスベイビーヨガ協会などでは、ママヨガのための講座を行っています。どちらも3日間程度講座を受講すれば、ママヨガについて詳しくなれるので、ここはぜひ講座を受けておきましょう。
 


 
 
マタニティエクササイズは大抵、妊娠16週頃から開始できますが、医師の許可を必要とするものがほとんど。中には2度以上流産を経験している人は不可…と、お断りがある場合もあります。美しさを追求する気持ちはとても大切ですが、健康を損なっては元も子もありません。くれぐれも無理をしないよう、自分に合ったエクササイズを選んでみてくださいね。

Author:美プロ編集部

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