美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.05.15

作成:2016.06.24

美容師

簡単にオシャレなヘアスタイルに変身できる“エクステ”とは


 

ふとした拍子にヘアスタイルを変えて気分転換したくなるときってありますよね? とはいえ、ロングヘアならヘアカットをすればボブスタイルやショートヘアにできますが、ショートヘアからロングヘアには簡単にはできません。

 

そんなときにオススメなのが“エクステ”です。エクステなら自分の髪の毛に直接毛束をつけることで、髪の長さを自由に変えることができます。髪が伸びるのを待たなくても、手軽にイメチェンを楽しめますよ。ここではエクステのメリットやデメリット、種類などを見ていきましょう。

“エクステ”のメリット

エクステは正式名称を「ヘアーエクステンション」と言い、ヘアエクステの専門店やサロンで施術してもらうのが一般的です。自分で簡単に取り外しができるウィッグとは異なり、簡単に取り外しができないようになっているのが特徴。エクステの場合はエクステをつけたままの状態を数週間~数カ月キープすることができます。そんなエクステのメリットは、ヘアスタイルを自由に変えられることです。

好みのヘアスタイルにできる

ショートヘアからロングヘアスタイルにするためには、髪が伸びるのを待たなければなりませんが、エクステを使えばすぐにロングヘアに変身できます。また、髪の長さをそのままにして、髪の毛の量だけ増やすということもできるので、髪全体にボリュームを出したいときにはオススメです。

カラーリングなしで髪色チェンジ

髪の一部だけをカラーリングすることを“メッシュ”と呼びますが、エクステを使えばカラーリングすることなくメッシュにできます。地毛の色に合わせて数カ所にメッシュを施すのはもちろん、一部分だけにメッシュを入れることもできます。

また、ピンクやブルーなどの鮮やかな色のメッシュを地毛に入れる場合は、事前にブリーチをして髪の毛のメラニン色素を抜いておく必要がありますが、エクステなら地毛に取りつけるだけなので、手間がかかりません。

 

“エクステ”のデメリット

今まで通りにシャンプーできない

エクステは自分の髪の毛の根元に施していくため、エクステをつけた部分はいつものように洗うことができません。また、頭皮全体をマッサージするのも難しいので、髪の毛のキューティクルが傷んでしまったり、衛生的に不潔な状態になってしまう可能性があります。

髪が抜けてしまう!?

エクステを長期間行い続けると、髪の毛が抜けたり薄毛になってしまう「牽引性脱毛症」を引き起こす危険があります。牽引性脱毛症とは、長時間髪の毛を引っ張ったり、髪を縛ったりすることで引き起こされる脱毛症のこと。

ポニーテールやお団子、三つ編みなどの髪を引っ張る髪型が脱毛症につながることもありますが、牽引性脱毛症の原因として最も多いのがエクステです。あまりに長期間つけたままにしていると自分の髪の毛がなくなってしまうかもしれないので、定期的にエクステを外して髪を休ませてあげるようにしましょう。

 

エクステの素材の種類

エクステの施術料金は、使われている素材の種類と量によって変わってきます。その中でも特に、どんな素材の髪の毛を使うのかが価格に大きな影響をもたらします。

人毛

人の髪の毛を使ったエクステは、地毛に馴染みやすく、手触りや見た目も自然なので人気です。ドライヤーなどの熱に強いので、地毛とほとんど同じように扱うことができ、カラーリングやパーマを施すこともできます。そのため、より自然に近い状態を手に入れたい人には向いていますが、その分価格は高めです。

人工毛

ポリエステルなどの化学繊維によって作られた人工の毛は人毛よりも低価格で手に入ります。その分、種類によっては光を強く反射するので地毛に馴染みにくく、不自然な印象になってしまうことも。また、熱に弱いのでドライヤーやコテが使えなかったり、カラーリングやパーマができないという欠点もあります。

ですが人工毛は種類が豊富で、自分の髪色やカラーリングの色に合わせたもの、最初からウェーブがかかったエクステなどがあるので、その中から地毛に合うものを選ぶということができます。

人毛×人工毛

人毛と人工毛をミックスさせたタイプのエクステは、価格を抑えつつ人毛の自然さを出すことができます。人毛と人工毛の割合をどうするかで価格が変わりますが、人工毛をメインにしながら、1~3割程度の人毛をミックスさせているものが基本になります。

 


 
 

髪の長さやボリュームを変えたり、カラーリングなしでメッシュを楽しむことができるエクステは、手軽にイメチェンができる優れもの。ただし、使い方によっては脱毛症のリスクが高まってしまうので、長期間つけたままにするのは避けてくださいね。

Author:美プロ編集部

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