美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.04.25

作成:2016.05.10

セラピスト

おいしく楽しく体質改善! 体を内側から癒すハーブセラピーの魅力とは


 

ラベンダーやカモミール、ミント… 薬効のある植物“ハーブ”は私たちの生活にとってとても身近な存在になっています。料理に使ったりお茶にして飲んだりと、日常的にハーブに触れているという人も多いのではないでしょうか?

 

このハーブの効用を理解して、クライアントにうってつけの癒しを提供するハーブの専門家がハーブセラピストです。ハーブの世界はとても身近だからこそ、知れば知るほどその奥深さに驚いてしまうはず。自然の力を利用して、無理なく人に癒しを提供するハーブセラピーの世界を一緒に覗いてみましょう!

ハーブセラピーって何?

ハーブとは、私たちの身体にとって有用な効果のある自生植物のこと。ハーブセラピストは専門家としてハーブの薬効を理解・活用して、日頃の疲れから人を癒す職業です。その方法について、あなたはどれくらいご存知ですか? ここではその主だった方法についてご紹介します。

ハーブティーとして

最もポピュラーなものが、ハーブをお茶にして飲む方法ですね。すぐに劇的な効果が得られるわけではありませんが、自然に身体を内側から改善していくことができ、無理なく続けられるという点が魅力でしょう。ハーブティーにも二種類あり、摘みたてのハーブを使うフレッシュハーブは香りや効用が高いものの、保存が効かないという欠点があります。その一方、乾燥させたハーブを用いるドライハーブは効用が劣るものの、長期間の保存に耐えられるのが利点です。

 

なお、ハーブティーを飲むことで、身体に溜まった老廃物が出ていくためお腹が下ったり、吹き出物が出たりする場合も。ただしこれは体質が改善されていく上では自然な過程だと考えられていて、ヒーリングクライシス(好転反応)と呼ばれています。

 

ハーブを使った料理として

ハーブを料理に使うことで、身体にとって良い効果があるのはもちろん、その香りや風味によって料理がおいしくなるというメリットも! 調理を始める前の下ごしらえから最後の仕上げまで、どの段階でもハーブを活用することができます。その効果も、香りをつけて素材の臭みを取ったり、辛みを加えたりと様々。また、ハーブの種類によって合う素材、合わない素材があるため、知識量が大切になってくるでしょう。

 

ハーブの香りを用いて

ハーブの香りには、種類に応じて心と身体をリラックスさせてくれたり、リフレッシュさせてくれたりと、いろいろな効果が望めます。その香りを楽しむ方法としては、ハーブにスパイスや乾燥させた木片などをブレンドして熟成させた「ポプリ」が有名ですね。そのほか、ポプリを布製の袋に入れた「サシェ」や木製の輪っかをハーブで飾った「リース」もまた日常的に使用されるハーブセラピーの一種です。

 

その他

ハーブを用いたセラピーには、その他にも様々な方法があります。たとえばハーブを包んで蒸した布を身体に直接当てる「ハーブボールマッサージ」。これには身体を内側まで温める効果があり、クライアントに深いリラックス効果をもたらします。また、フェイスマッサージやボディマッサージにハーブを利用する方法も。

 

色々なハーブの種類

では、具体的にハーブにはどんな種類があって、どんな効果が望めるのでしょうか? ここではセラピーで使用されることの多いいくつかのハーブについてご紹介します。

ラベンダー

安眠作用や、疲労を回復したり、ストレスを解消する作用があります。

レモンタイム

心身のリフレッシュや集中力アップといった効能のほか、防虫効果も!

ローズマリー

消化機能を促進したり、頭痛に効くといわれています。また、気持ちを高ぶらせる効果も。

カモミール

気持ちを落ち着かせる効果や、安眠作用が。また消化促進の効果も期待できます。

どうすればハーブセラピストになれるの?

ハーブについての豊富な知識を備え、その適切な使用法を理解するハーブセラピスト。その職には国家資格などがないため、様々な協会で発行されている検定や民間資格を取得するのが基本となっています。

 

ハーブセラピストになるための資格を発行している協会には、「ジャパンハーブソサエティー(JHS)」「日本ハーブ振興協会」「日本ハーブセラピスト協会」「日本メディカルハーブ協会」といったものがあります。それぞれの協会でハーブについての講座を開いていたり、教材を発行していたりするので、そこで勉強したうえで資格試験を受けるとよいでしょう! またこれらの資格認定には、協会に入会していることが条件となっていることが多いので注意が必要です。

 


 
 

ハーブセラピーは植物の薬効を用いるという点ではアロマテラピーと似ていますが、エキスを抽出するのではなく、植物そのものを用いる治療法。上でご紹介したように、料理や飲み物といった形で身体のうちに取り入れることが多いのも特徴のひとつです。

他のセラピーとは違い、日常生活の様々な場面で楽しく癒しを提供してくれるハープセラピーの世界を学んでみてはいかがでしょうか。

Author:美プロ編集部

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