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2016年5月31日更新

美容師

独立開業を目指す美容師にとっての心強い味方“面貸し”について!


美容業界に興味のある人だったら、「面貸し」という言葉を聞いたことがあるんじゃないでしょうか? 自分のお店を持っていない美容師が自由な働き方で収入を得られるこの仕組み。うまく利用すれば夢を叶えるための近道になるはず!
 
ただ、その一方で面貸しには様々なデメリットもあります。今回はよく似たシステムである業務委託と合わせて、具体的な仕組みやメリット・デメリットをご紹介。独立を目指す美容師の方には必須の知識になるので、ぜひ読んでみてください。

面貸しって何?

面貸しとはミラーレンタル、鏡貸しとも言われる働き方のこと。店舗側がフリーランスの美容師に、施術に必要な設備やスペースを貸し出す仕組みです。これによって店舗を持たない美容師でも独立して働くことができ、自分の顧客を獲得することもできます。なお、面貸しを行う際には、美容師が店舗にどれくらいの対価を納めるかについて契約を取り決める必要が。その契約の仕方には以下の2つがあります。

時間制

1時間にいくら、1カ月でいくらといった時間で定まった契約料を、美容師が支払う形です。値段設定はサロンによって様々ですが、1時間ごとであれば1,500~2,500円程度が相場になるとも言われています。

歩合制

店舗スペースを借りた時間によって契約料を計算するのではなく、売り上げ金額の内から何割といった形で面貸し料を支払う契約法です。歩合の相場としては売り上げの45~65%とも言われ、還元率が正社員として働く場合より高くなるという魅力もあります。
 

業務委託との違いと共通点

面貸しに近い働き方として、業務委託があります。仕組みとしては、フリーランスの美容師に店舗側が業務を委託して施術を行ってもらうというもの。営業や集客は店舗が行うため、自分の固定客をまだ持っていないという美容師でも安定して働くことができるのが利点です。
 
面貸しとは異なり、売り上げやお客様が店舗のものになるというのが大きな特徴の一つ。美容師はその売り上げの内から何割を受け取る、というように店舗側との契約をあらかじめ定めておきます。大体割合としては、売り上げから30~50%ほどが美容師のものになることが一般的です。
 
また、美容師は社員やアルバイトとして雇われているわけではないため、雇用保険などに加入できないという特徴も。そのため、長期的に勤めていくのには向いておらず、あくまで独立して自分のお店を持つまでの足掛かりという形で働いている人が多いようです。この点は面貸しと共通する部分になります。
 

面貸しのメリット・デメリット

面貸しのメリットは何といってもその自由度! 店舗に雇われて施術をするわけではないので、好きな時間帯や場所を選んで働くことができます。副業や子育てなどで忙しい人であっても、空いた時間を使って美容師として働けるのでオススメです。また、ふつうは負担しなくてはならない場所代や設備代がかからないというのも大きな魅力ですね。
 
ただ、フリーランスとして働くことになるので、自分の固定客を持っていない美容師だと営業が難しいかもしれません。業務委託と違って集客も自分でする必要があるので、腕に自信がある人でないと立ち行かなくなる可能性も。特に時間制で面貸しの契約を結んでいる場合は、店舗を借りている時間に見合った売り上げが出ないと赤字になってしまいます。
 
そのほか、フリーランスなので雇用保険や労災保険に加入できないというデメリットも。正社員のように安定した生活を営みたいという人には、向いていない働き方かもしれませんね。あくまで将来自分のお店を持つための通過点として捉えるのが良いでしょう。
 

面貸しに関する注意点

面貸しを受ける際に注意しなくてはならないのは、自分が個人事業主として独立した立場になるということ。開業届を提出したり、自分で確定申告を行わなくてはいけなかったりと、面倒な手続きがたくさんあります。正社員やアルバイトのように雇用されている立場だったら会社が行ってくれる手続きを、一人でする必要があるのです。特に確定申告に関してきちんと把握しておかないと、余分に税金を支払うことになったり、逆に脱税を犯してしまったりする恐れも。フリーランスになる前に一通り税制などの勉強をしておくことをオススメします。
 
また、雇用される側ではないため、労働基準法によって保護される対象ではなくなってしまいます。働きすぎて倒れるようなことがあってもそれは自己責任という扱いに。店舗から独立した美容師としての自覚を持って、無理のない働き方を模索していくと良いでしょう。
 


面貸しは「いずれ自分のお店を持ちたい」と願う美容師にとって心強い味方となる制度です。ただ、様々なメリットやデメリットがあるため、あらかじめ十分に調べてから利用することにしたほうが得策だと思います。フリーランスの美容師というのは誰からも守ってもらえない厳しい自己責任の世界。いつか立派な美容師になるために勉強を怠らないようにしましょう。

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