美容スペシャリストな自分になるために

2016年4月30日更新

美容師

指名される美容師に必要なものは「技術」ではなく「会話」!?


多くの人から指名される美容師になるには、技術だけでは足りません。もちろん技術は大切ですが、お客様と良い関係を作る最も大切なものは「会話」です。会話によって技術もより発揮でき、リピーターも獲得できます。
 
お客様からすれば、信用できない相手に自分の大切な髪を預けるのは怖いものです。また、自分がなりたいスタイルを理解してくれないと、どんな髪型になってしまうか分かりません。指名される美容師に「会話力」は必須ですよ。

お客様のタイプを見極める

スムーズに会話を進めるためには、まず最初にお客様のタイプを見極めて、それぞれのお客様のタイプにあった接客方法を取ることが大切です。特にお客様が会話をしたいタイプなのか、それとも必要以上に会話をしたくないタイプなのかの見極めは重要です。

会話が苦手なお客様

美容師が一生懸命会話を盛り上げようとしても、あまり会話をしたくないと思っているお客様には逆効果です。そういったタイプのお客様には、スタイル等の最低限の会話に留めましょう。その分、おもてなしをきちんとすることでメリハリをつけて、安らげる空間を作ることが大切です。喋るのが下手=会話が嫌い、喋るのが上手=会話が好き、ということではないので注意してくださいね。

会話が好きなお客様

会話をしたいタイプのお客様の場合は、自分から話しかけてくれるので分かりやすいと思います。しかし、ここで一つ注意が必要です。会話が盛り上がるあまり、ついつい美容師が自分の話ばかりしてしまうこと。お客様に楽しんでもらうには、聞き役に回ることを忘れないようにしましょう。相槌を上手に使いながら、共感や理解を示すことができると効果的です。
 

お客様にはありがたい「正直なアドバイス」

悪いこともしっかりと言ってくれる美容師は、お客様にとってとても信頼できる存在。お客さまの意見は尊重しつつも、美容師の判断でそれが正しくないと思うのであれば、きちんと伝えることも必要です。その人の持つ特徴を細かく伝えて、それを踏まえたヘアスタイルやスタイリングを提案しましょう。美容師はお客様の大事な髪の毛を預かる仕事です。その場だけ都合の良いことを言うより、相手に正直な方が、結果的には多くのリピーターの獲得に繋がります。
 

理想のヘアスタイルを作りあげる会話

理想とするヘアスタイルは、お客様も頭の中でなんとなくイメージはあっても、実際サロンに足を運び、いざ美容師と向き合うと中々上手に伝えられないものです。会話を通して、そのニーズを浮かび上がらせることができる美容師は、とても優秀であると言えるでしょう。

まずは観察することからはじめよう

お客様が理想とするヘアスタイルを作りあげるために、美容師にはニーズを理解する観察力が必要です。外見であれば、服装やバッグ、アクセサリー等の持ち物からも好みの方向性を把握することができます。女性であれば、化粧を見れば理想とするスタイルが予想できるはず。それらを観察したうえで、髪の悩みや不満など、目に見えないニーズを会話の中で掴んでいきましょう。

ニーズを聞き出す会話法

目に見えないニーズを掴むためには、「具体的な質問」を重ねていくという方法が有効です。「どういう髪型にしましょうか?」と聞くのではなく、「ショートにしてみますか?」「今日はあまり切らないほうがいいですか?」と、YESかNOで答えられる質問を投げかけていくのです。答えやすい質問を繰り返すことで、お客様が持っている曖昧なイメージを具体的なスタイルに作りあげていくことができます。話題を「振って」「要望を引き出して」「ひたすら聞く」の流れで会話を展開することがコツですよ。
 

会話を盛り上げる話題

話題のきっかけは面白くなくても良い

会話は盛り上げようと意識しすぎるとかえってギクシャクしてしまうもの。全ての会話で必ず面白いことを言わなければならないわけではありません。天気の話やニュースの話など、ごく普通の話で構わないのです。ただ、大切なことはお客様が共感できる話題であるということ。無理に笑わせようとしなくてもいいので、「そうですね」と共感を呼べるような話題からはじめましょう。

美容師ならではの話題

ヘアスタイルやアレンジに関する話題は、サロンに来るお客様が最も興味があるところです。美容師は髪のプロなのですから、話には説得力があります。簡単にできるヘアスタイルやヘアアレンジなど、ちょっとしたテクニックでも喜んでもらえるかもしれません。ネタを仕入れておき、雑談の中でもお客様のニーズに合った提案ができるといいですね。また、サロンに来るお客様の願望は「キレイになりたい」ということ。髪に関することでなくとも、美容や化粧に関する話題は役に立つことがあるでしょう。

出身地やローカルな話題

よりパーソナルな話題があると便利です。出身地や勤務地など特定の地域の話題で、お客様との共通点を見つけましょう。自分を知って、興味を持ってもらうことも大切です。
 
ほかにも、テレビや芸能情報、男性であればスポーツのことなど、一般的な話題でも構いません。大切なのは、常に新しい情報にアンテナを張っておくこと。「話題が豊富」であるということも、会話が面白い人に共通することです。日ごろからお客様との会話を考えて、話題のネタになるようなことがないかを意識しておきましょう。
 


 
 
美容師の接客は、一人のお客様と長い時間を過ごすことが特徴です。さらに他の業種と比べて、非常にお客様との距離が近いですよね。美容師は技術職ですが、会話術も、お客様をキレイにするためのひとつの技術だと言えるのではないでしょうか。会話に自信がある美容師の方も、一度お客様目線で接客方法を振り返ってみるといいかもしれません。

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