美容スペシャリストな自分になるために

更新:2016.07.08

作成:2016.05.31

美容師

“パーマがすぐに落ちてしまう”問題を解決! 日常生活でできるパーマを長持ちさせるコツ


朝のスタイリングやヘアスタイル作りの時間短縮に大いに役立つパーマ。でも、数千円~数万円かけてパーマをかけたのに、たった1カ月で落ちてきちゃった…なんて悲しい経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか?
 
時間が経てば自然にパーマは落ちやすくなりますが、実は“髪への刺激”がそれを加速させてしまう大きな原因なのです。日常生活の中で意識せずに取っている行動が、髪に大きな負担をかけてしまうことも。今回は、普段の生活の中でやりがちな、髪にダメージを与えてしまう行動について説明します。この内いくつが当てはまっているか、普段の行動を思い出しながら読んでみてくださいね。

パーマをかけた当日にシャンプーをしている

パーマ液が浸透する前に髪を洗ってしまうと、薬剤が落ちてしまい、パーマも落ちやすくなってしまいます。そのため、パーマをかけた当日に髪を洗ってしまうのはダメ。薬剤が髪の毛の奥まで十分に浸透するのを待つためにも、2~3日は髪を洗わないでおくのが効果的です。「髪を洗わないのはどうしてもイヤ!」という人は、シャンプーを使わずにお湯で流すだけにとどめておきましょう。
 
また、洗浄力が強いシャンプーを使っているとパーマが落ちやすくなってしまうので、なるべく洗浄力の弱いものに変えてみるのもオススメです。最近ではパーマ専用のシャンプーやトリートメントもあるので、どんなシャンプーが良いか分からないという人はとりあえず使ってみても良いかもしれませんね。また、パーマをかけた髪の毛は水分不足になりやすいので髪のトリートメントも大切。健康な髪の毛はウェーブやカールもきれいに出るので、お手入れは念入りにしておきましょう。
 

お風呂上りにいきなりドライヤーor自然乾燥

髪は急激な温度変化によってもダメージを受けます。たとえばドライヤーやヘアアイロン、
エアコンなどがその原因に…。中でもドライヤーは髪への負担が大きいので、ドライヤーの時間を減らすためにしっかりとタオルドライをするよう心掛けましょう。

髪の水分をできるかぎり減らす

タオルドライをするときは、まず頭皮と髪全体の水分をしっかりと拭き取りましょう。なるべく髪の毛を刺激しないようにして、毛先の水分を拭き取るときはこすらず、ポンポンと叩くようにするのがコツです。髪の毛の水分を十分に拭き取ったら、次にドライヤーでしっかりと髪を乾かしていきます。髪を強く引っ張らずに、パーマの形をキープするように乾かすとパーマが長持ちします。

自然乾燥はNG!

お風呂上りに髪の毛を乾かすのが面倒くさくて、そのまま自然乾燥させているという人はいませんか? 特に夏場は暑いので自然乾燥で済ませてしまうという人も多いかもしれませんね。しかし、髪を濡れた状態のままで放置していると乾いた状態のときより雑菌やホコリがつきやすく、髪へのダメージが大きいです。パーマをかけている人もかけていない人も、自然乾燥させるのはやめておいたほうが良いでしょう。
 

必ずブラシを使って髪を梳いている

パーマした直後は薬剤が浸透しきっておらず、ブラシで髪を梳くだけでも薬剤が落ちてしまう可能性があります。特に濡れた状態の髪は刺激を受けやすいので、必要以上にブラシをかけるのは控えましょう。もし使いたい場合は、まず手櫛で整えてから仕上げに使用する程度にしておくことをオススメします。

外出する際に帽子をかぶらない

紫外線が日焼けの原因となるだけでなく、シミやそばかすの要因にもなることはよく知られていますよね。でも、紫外線は肌だけでなく、髪にも悪影響を及ぼすのです。紫外線を浴びると髪の毛が乾燥してしまい、毛髪の健康に重要な役割を果たすキューティクルも傷ついてしまいます。そのため、紫外線対策を怠るとみるみる髪へのダメージが溜まってしまうことに…。外出するときには帽子を被ったり、ヘア専用の日焼け止め用品を使用するなどして、紫外線対策をしてください。
 

就寝時に髪をそのままにして寝ている

パーマを長く維持するために、寝るときは髪を結んで寝てみましょう。寝癖などがつきにくいので、朝のスタイリングも簡単にできます。頭の高い位置でおだんごヘアにして寝れば、寝るときに邪魔にならないのでオススメ。結ぶときはあくまでもゆるめにまとめて、きつく結ばないようにしましょう。
 


 
 
みなさんはいくつ当てはまっていましたか? 普段の何気ない行動が髪へのダメージをもたらし、パーマを落ちやすくしてしまっているのです。少しのことを変えるだけで髪への刺激を抑えられるので、パーマを長持ちさせ、その分パーマをかける頻度も減らすことができます。パーマの頻度が減れば髪にもお財布にもやさしいので、ぜひ実践してみてくださいね。

Author:美プロ編集部

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