美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.04.04

作成:2017.04.24

美容師

美容師の材料費と利益の関係について

陳列されたアロマオイル
 

サロンの利益がなかなか上がらない。そんな時に見直したいのが材料費です。利益を上げることができるかどうかは美容師がいかに材料費を抑えるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。ここでは利益と材料費との関係について解説していきたいと思います。

材料費を抑えることができるかが利益に関わる

当然のことながら、サロンでの売り上げ=純利益ではありません。売り上げからサロンのテナント料や電気代、人件費、材料費などを引いたものが利益となります。もし利益を上げたいという場合は、この中でもいかに材料費を抑えることができるかが大きなポイントとなります。

 

例えば、月の売り上げが400万円というサロンの場合、仮に全体の売り上げの20%が材料費にかかっているとすると、月に80万円が材料費に使用されていることになります。しかし、この材料費を全体の10%までに落とすことができれば、材料費にかかるのは月に40万円だけとなり、40万円のコストカットができます。1年間のトータルで考えると、480万円のコストカットにつながりますから、この差は大きいといえるでしょう。もしなかなか利益が上がらないと悩んでいるなら、材料費にかかる費用を見直すことが大切です。

材料費の原価とは?

お金と電卓
 

サロンで必要になる材料費には、パーマやカラーリング時に使用する薬剤、またシャンプーやトリートメントなどがあります。パーマに使用する薬剤は、ランクによって値段が異なりますが、安いものだと原価は1人当たり300円程度です。高いものでも800円程度でしょうか。カラーリングに使用する薬剤の原価は、1人当たり600円~700円くらいです。トリートメントだと1人当たり200円前後が原価となっています。

 

多くのサロンでは実際の売り上げの10%くらいをそのような材料費の原価に当てています。もし10,000円のパーマをかけたとすると、そのうち1,000円が材料費ということです。つまりシャンプーとトリートメント、パーマ用の薬剤、水道代、使用するケープ・タオル代、耳キャップ代の原価を足すと1,000円程度になるようになっています。

 

しかし、もしもっと利益を上げたいという場合、または材料費が全体の売り上げの10%程度に収まっていないという場合は、値上げを考える前に材料にかかる費用を抑えることができないか検討してみましょう。

利益につなげるための材料の選び方

ひらめき
 

美容師がサロンの利益を上げるためには、材料にかかる費用を抑えなければなりません。とはいえ、パーマやカラーに使用する薬剤のランクを下げたり、使用する薬剤の量を減らしたりすると、仕上がりの質の低下につながりますから注意が必要です。良い質の薬剤をできるだけ安く仕入れるようにしましょう。

 

そのためには、仕入れ先に値引きの交渉をして材料費を安くしてもらうのもひとつの方法です。もしくは仕入れ先を変えることで材料費を抑えることができるかもしれません。このように材料費を抑えるために美容師が創意工夫をすることでサロンの利益を上げることができます。

美容師が材料を仕入れる方法

サロンが材料を仕入れる際、主に利用するのがディーラーです。ディーラーとはサロンからコンサル料を受け取って、材料を卸す業者のこと。材料費を考える上では、ディーラー選びが重要なカギを握ります。例えば、小規模なディーラーだと、商品の仕入れ量が少なく、卸値も高くなってしまうかもしれません。

 

コスト面でディーラーを頼るメリットの1つとしては値引きが挙げられます。特に、規模の大きなサロンを経営している場合は、ディーラーや問屋なら大量注文することで値引きしてもらえるケースも。大規模ではないサロンでも、長い期間取り引きを重ねていれば、値引きしてもらえる場合もあるようです。ただし、いくつものディーラーと広く取り引きをしてしまうと、値引きを受けづらくなるという話もあるので注意しておきましょう。

 

同時に、ディーラーを通じて美容業界の情報を収集することも可能。ディーラーはサロンに向けてカタログ・パンフレット・イベント情報等の提供をしてくれます。中には、メーカーが製造した新製品に関して、ディーラーからいち早く情報を仕入れられた、というケースまで。しかし、近年はSNSの普及によって、美容師・サロン同士で美容業界の情報のやり取りが盛んに行われているため、以前に比べるとディーラーから得られる情報の価値は薄らいでいるという声も。

 

美容師が材料を通販サイトで購入するメリット

近年ではインターネットの発達により、ネット通販を利用して商材を仕入れる方法もメジャーになりつつあります。大手の通販サイトであれば、ディーラーが扱ってない商品まで豊富に取り揃えているかもしれません。さらに、注文から商品が到着するまでの日数が比較的短いので、不足している材料がすぐに欲しいというときには頼りになるでしょう。

 

ネット通販ではディーラーから購入した場合と違って、コンサル料がかからない代わりに送料が発生するのが特徴です。大量注文ならば商品ひとつあたりの送料はそこまで気になりませんが、「1種類の材料が1つだけ欲しい」というシチュエーションでは、ディーラーに払うコンサル料よりも割高な送料が発生してしまうかもしれません。発生する差額を計算して、最終的にコストが抑えられる方、満足度が高くなる方を選びましょう。

Author:美プロ編集部

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