美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.05.24

作成:2017.05.18

美容師

美容師として薄毛のお客様にどう指摘するか

坊主の男性が頭を抱える

美容師のみなさんは、薄毛のお客様を担当した際に、どのように対応していますか?薄毛であることを指摘しているでしょうか?それとも、放置してそのまま施術を進めますか?今回はとてもデリケートな問題。薄毛のお客様への対応方法について解説をしていきます。

美容師側から薄毛を指摘してはいけない

男性のカット

「薄いですねぇ」や「育毛剤はいかがですか?」などの薄毛を指摘するような言葉は、お客様をただ不快な気分にさせてしまうだけなので禁句です。では、どのように対応するかというと、ほとんどの美容室では美容師側からはお客様の薄毛を極力指摘しないというルールを設けています。

そのため、お客様から薄毛に対する相談を持ちかけられたときに初めて、薄毛を指摘できます。この場合は、相談を持ちかけられた場の雰囲気などにより異なりますが、ある程度直接的に指摘してしまっても大丈夫です。

その人の頭皮の状態や髪の毛の細さなどを確認し、生活習慣などを聞き出し、なにが原因で薄毛になってしまったのか、原因を探し、原因にあった改善方法、または育毛剤などを勧めましょう。

仮に薄毛を指摘しなければいけなくなった場合の対処法

美容師をしていると稀に遭遇するのは、施術をするうえで確実に薄毛を指摘しなければいけない場合です。持参されたヘアカタログの髪の毛の量が明らかに足りていない場合や、ロッドに巻く髪の毛がほとんどない場合などがこれに当たります。

指示されたまま施術をすることもできますが、施術が進むに連れて徐々に疑念を持たれる可能性があるので、カウンセリングのタイミングなどを使い早めに指摘しましょう。

とはいえ、とてもデリケートな問題なので、直接的に「髪の毛が薄いので、この髪型にはできません。」と 言ってしまうのはNGです。カウンセリングのときに「髪の毛が柔らかいですねぇ」など遠回しに指摘をすれば、ほとんどのお客様が自ら薄毛に関する悩みを打ち明けてくれるはずです。

また、量が足りていないため、パーマを巻くことができない場合なども、「髪の毛が弱いのでパーマをかけることができない。」など、薄毛と連想させるような言葉は決して口にしないように気をつけてください。

なるべく指摘してはいけません

男性の頭皮

薄毛問題はとてもセンシティブな部分なので、失客につながる可能性もあり、下手に薄毛に関する話題などをお客様に持ちかけてしまうと、傷つけてしまう可能性もあるので、なるべく自分からは指摘をしないのがベターです。

しかし、どうしても指摘しなければ施術を進めることができない場合などは、遠回しに施術が難しいことなどを伝えるように心がけてください。

Author:美プロ編集部

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