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更新:2016.06.24

作成:2016.05.11

ブライダル

結婚式を花でコーディネート! ブライダルフラワーコーディネーターの仕事とは?


結婚式の披露宴会場では、いたるところに綺麗な花が飾られていますよね。飾られている花は、ただ何となく会場に置かれているわけでなく、専門のプロが、挙式ごとに注文を受けて手配しているんです。
 
レストランやホテル、テレビ番組のスタジオなど様々な場所で花は空間を華やかに演出してくれますが、結婚式の現場で活躍する花のプロがブライダルフラワーコーディネーターです。

フラワーで結婚式を華やかに彩る

結婚式で使われる花には、花嫁が持つ「ブライダルブーケ」や新郎の左胸に飾る「ブートニア」、受付やゲストテーブルに置かれる「テーブルアレンジメント」、ウェディングケーキに飾られる装花、両親に渡す花束など、とてもたくさんのアレンジがあります。また、式によっては広い会場を華やかに演出する大型のフラワーアレンジが飾られることも。結婚式の現場で、ブライダルフラワーコーディネーターはとても重要な役割を担っています。

ブライダル以外のフラワーコーディネーターとの違いは?

結婚式の専門知識が求められる

フラワーコーディネーターは結婚式に限らず様々な場所で活躍していますが、ブライダルフラワーコーディネーターの場合は、ブライダル限定で仕事をしていることが多いようです。式を挙げるお客様との打ち合わせから、会場のフラワーアレンジの提案、当日の設置やコーディネートまでをフラワーコーディネーターは行うのですが、ブライダルの現場では結婚式専門の知識が必要となります。レストランやホテルなどで立派なフラワーアレンジを手がけた経験があっても、ブライダルの経験がなくては披露宴会場のフラワーアレンジはなかなか難しいようです。

ブライダルの場で仕事するには

結婚式場やホテルなども、式のために花を注文する取引先が決まっていたり、またはコーディネーターを社員として採用し、フラワーアレンジを任せている企業が多いようです。ブライダル系の専門学校ではフラワーコーディネーターのコースを併設していたり、または必修の課目になっているところもあるので、学校を経由して結婚式場や結婚式を行うホテルに採用されれば、ブライダル専門にフラワーアレンジの仕事を行っていくことができるでしょう。
 

失敗が許されないプレッシャー

華やかな仕事をするブライダルフラワーコーディネーターですが、当然、裏では大変なことや辛いこともあります。花は水や温度などの手入れが欠かせず、失敗してしまうと花が枯れてしまったり、恐ろしい場合は式当日にまだ花が開いていないなんてことも…。たった一度の結婚式は、失敗してしまうと取り返しがつかないことになってしまいます。コーディネーターの人は「絶対に失敗できない」というプレッシャーと戦いながら、生き物である花と真剣に向き合っています。
 

求められるのはコミュニケーション能力

専門技術が求められるフラワーアレンジには、アレンジのセンスや技能を磨く努力が不可欠であり職人的な姿勢も求められますが、お客様の要望をヒアリングして実現していくコミュニケーション能力も非常に重要です。結婚式は世界にひとつだけのもの。同じ結婚式はどこにもありません。披露宴会場でのフラワーアレンジも、言わば新郎新婦のオーダーメイドです。しかし、お客様は「こんな感じの会場にしたい」という漠然としたイメージは持っていても、具体的な装飾まではわかりません。お客様の抽象的な希望から、具体的なフラワーアレンジを実現していくのがコーディネーターに求められるコミュニケーション能力となります。
 

資格取得して実力を証明!

フラワーコーディネーターとしてブライダルの現場で働くために定められている資格はありません。しかし、ブライダルの場でのフラワー装飾技能を検定する「ブライダルフラワーコーディネーター検定(BFCA検定)」で実力を証明することができます。資格は実力によって3等級に分けられ、1級の検定には実務現場でのリーダーとしての能力など、実務経験も重視される検定です。免許が必要ない仕事だからこそ、実力を証明する資格は就職に有利になるでしょう。またブライダルに限定しなければ、「フラワー装飾技能士」というフラワー装飾技能を評価する日本で唯一の国家資格もあります。あわせて取得しておくと良いですが、どちらの資格も等級によっては受験するのに一定の実務経験が必要になるので注意が必要です。
 


 
ブライダルの現場では、他にも式全体をプロデュースするプランナーや、新郎新婦の衣装やメイクを担当するコーディネーター、音響や証明など様々な人たちが働いていますが、フラワーコーディネーターの仕事は空間を華やかに演出することです。好きなことで人を幸せにできるって、素敵な仕事ですよね。

Author:美プロ編集部

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