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脳内会議で頭を整理! 仕事が行き詰ったときに便利な「一人会議」とは!?


普段はそつなく仕事をこなせるのに、忙しくなると仕事が行き詰ってしまう…そんな人も多いんじゃないでしょうか。その原因のひとつは、積もり積もった問題に脳の処理が追い付いておらず、何をすべきか頭の中でうまく整理できていないことにあります。
 
効率よく仕事をするには、忙しいときこそ一度立ち止まって自分がどんな問題を抱えていて、どう解決するのかを整理することが大切。そこで今回は仕事が行き詰ってしまったときに便利な「一人会議」という思考法をご紹介します。その具体的な方法や一人会議を円滑にするツールまで取り上げていくので、いつでも自分のペースで仕事ができるようになりたい! というひとはぜひ読んでみてください。

一人会議とは

一人会議とは実際の会議のように、質疑応答の形式で問題解決策を模索していく思考法です。ただしそのポイントは誰かと一緒に会議するのではなく、自分自身と会議を行うということ。立場や人間関係にとらわれず自由に意見を言えますし、「今何に悩んでいてどうなりたいのか」という自分にとって大切な問題を整理することができます。それによって頭の中がスッキリして、仕事が効率よくできるようになるということなんですね。一人会議の提唱者で最も有名なのは作家の山崎拓巳氏ですが、様々なひとが自分なりの方法で一人会議を行っているようです。
 
一人会議をする際にはまず紙とペンを用意して、自分が抱えている問題をすべて書き出していくのがポイント。このときに重要なのはとにかくたくさん書き出すということで、例えば「すぐお腹が空いてしまう」「お昼の時間帯になるとガス欠してしまう」というような些細なことでも、とりあえず書き込んでしまいましょう。そうしたら次は書き出した問題を整理し、まとめてみてください。ここでは仮に「すぐお腹が空いてしまう」と「お昼の時間帯になるとガス欠してしまう」をまとめて「お昼前後はお腹が空いてしまって力がでない」としてみます。
 
そのようにして今自分が何に悩んでいるのかを明確にしたら、いよいよ会議開始です。頭の中に2人以上の人間を仮想して、質問と応答の形をとり解決法を模索していきましょう。先ほどあげた「お昼前後はお腹が空いてしまって力がでない」という問題の場合、「なぜお腹が空いてしまうの?」と質問し「朝に弱く、ついつい軽めの朝食になってしまうからです」と進めていく形になります。
 

一人会議のコツ

このように質疑応答を繰り返していっても、良い解決策が見つからないまま会議が平行の一途をたどる場合があります。そこで一人会議の助けになるのが「ブレインストーミング」で使われる方法。実際の会議に使われる方法でもありますが、一人会議に応用することも可能だと考えられるんですね。
 
まず大事なのは「否定をしない」ということです。例えば先ほどの「朝に弱く、ついつい軽めの朝食になってしまうからです」の解決案として、「それでは朝しっかり食べれば大丈夫なのでは?」と提案したとします。しかし、ここで「いや、どうしても食べられないから無理」と真っ向から否定してしまうと、質疑応答が進まなくなってしまいますね。そのためただ否定文で応答するだけではなく、「今の時間に起きるとどうしても食べられないけど、早めに起きたら食べられると思います」のように代替案を用意できると、スムーズな一人会議の進行につながります。
 
また、質問や応答は「質より量」を心掛けましょう。一見時間の無駄に思えるような取るに足らない質問や応答でも、頭から否定したりせずに質疑応答を進めてしまった方が、結果的にはより有意義な会議になるはずです。そのようにして「これだ!」と思うような解決案を見つけることができたら、しっかり紙に書き起こすことも忘れてはいけません。例えば先ほどの例でいえば、「朝早く起きて、朝食を食べる」のように、できるだけ簡潔で短い文章でまとめておくと覚えやすく、後で見返しても要点を理解しやすいので良いですね。
 

一人会議に便利なツール「ひとり会議」

ここまで説明してきた一人会議を、さらに効率よくできるツールがあります。その名もズバリ、「ひとり会議」(kumaSoft)というアプリです。このアプリはスマートフォンで使用することができ、チャットやLINEのような感覚で、一人会議を進めることができるのが特徴。視覚的に他の誰かと会議しているというシチュエーションを作り出すので、会議に身が入るだけでなく、今までの会議の経過を確認しやすいのもとても便利です。また、コンピューターとの対話機能もついているので、どうしても自分との対話だけでは煮詰まってしまう…という人は利用してみると良いのではないでしょうか。
 


 
画像出典:Dan Foy / A-levels (concept) (notes) (from Flickr, CC BY 2.0)Eugene Kim / Taking Notes (from Flickr, CC BY 2.0)Juozas Kaziukenas / Conference audience (from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

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