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作成:2017.04.19

特集

色の見え方まで違う!? 人によって瞳の色が違う理由とは!

誰かと話している時に「瞳の色が綺麗だなあ…」とうっとりしてしまった経験はありませんか? よく観察してみれば気づくことですが、瞳の色は人によって違っているもの。今回はなぜ人によって瞳の色が違うのか、その仕組みを見ていきましょう。

瞳の色が違うのはどんな仕組み?

そもそも一般的に“瞳の色”と呼ばれているのは、眼球の中にある「虹彩」という部分の色です。虹彩は伸びたり縮んだりして、網膜に届く光の量を調整してくれるのですが、その中に作り出されるメラニン色素の割合によって色が変わってきます。具体的には、メラニン色素が多いと黒や褐色、少ないと緑色や青色に近くなっていくそう。
 
メラニン色素は、太陽の光に含まれる紫外線から目を守ってくれるためにあるもの。そのため日差しが強い国の人はメラニン色素が多くなって黒に近い瞳の色になり、日差しが弱い国の人は薄い瞳の色になるという仕組みになっています。
 
ちなみに同じ国だからといって、瞳の色がまったく同じになるとは限りません。黒い瞳が多い日本人のなかにも、変わった瞳の色をした人は多数いるもの。芸能界で言うとモデル・蛯原友里やアイドル・橋本環奈の瞳はヘーゼル色や明るいブラウンと表現されるような、独特の色をしています。ネット上では「橋本環奈ちゃん、目の色からして可愛さの次元が違う…」「エビちゃんの瞳の色すごくきれい!」といった声も多く、魅力的な瞳の色だと絶賛されているようです。

瞳の色によって色の見え方も違う?

さらに瞳の色によって、色の見え方が変わるという説もあります。ブルーや明るいブラウンの目をした人について、「サングラスをかけていることが多いな」と思ったことはありませんか? これはメラニン色素の少ない瞳の方が、光が眩しく感じられるため。実際に瞳の色が薄い人が多い国では、サングラスが外出時の必需品となっています。また外出時に限った話ではなく、同じ色を見てもメラニン色素が少なければ明るく感じて、多ければ暗く感じるという違いも。
 
ちなみに一部のウサギは赤い目をしていることでお馴染みですが、どんな仕組みで赤く見えているんでしょうか? 実は赤い目のウサギはメラニン色素を持っていないため、虹彩が透明になり、血管が透けて赤く見えているそう。一体ウサギには世界の色がどんな風に見えているのか、気になってしまいますね。
 
画像出典:Ben Mortimer / colour eye (from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

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