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作成:2017.08.02

特集

新しい働き方「テレワーク」のメリット!

新しい働き方「テレワーク」を紹介します。テレワーク(在宅勤務)のメリットやテレワーク導入のために必要なことを解説しますので、テレワークに興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

新しい働き方「テレワーク」とは?

 


2017年7月24日、政府の呼びかけによって日本初となる「テレワーク・デイ」が実施されました。聞きなれない言葉ですが、テレワークとは簡単に言ってしまえば「在宅勤務」や「モバイルワーク」のこと。インターネット通信技術が発達した現代だからこそ有効的に実践できる勤務方法の1つで、従来の「定時に会社に赴き一定の時間働いて、定時に帰宅する」という働き方ではなく、職場のネットワークシステムと個人がつながることで、テレ(離れた場所)でもワークする(働く)ことを指しています。
 
今回のテレワーク・デイの実施は2020年に開催される東京五輪を見越したもの。実施日は五輪開幕日と同日の設定となっており、いつもの出社時間に出社“しない”ことで道路渋滞を抑えたり通勤電車混雑を和らげることを目的として、五輪開催日の都心混雑緩和のシミュレーションとなっていました。

テレワークの大きなメリット

テレワークは通勤ラッシュによる混雑緩和だけでなくさまざまな面で“プラスになる”と効果を期待されています。例えばネット上には「通勤電車に乗らなくて済むから精神的に楽」「通勤時間がなくなるだけで体力消耗を抑えられて良い」といった声があり、精神面・体力面の摩耗をなくすことでストレスを抑える効果があるとされています。また浮いた通勤時間の分を家事に回す、子育てに回すといった時間の有効活用も可能となり、“家族との時間が増える”というメリットも。テレワークを推奨しようという声は年々増加しており、さまざまな形で導入している企業も増えています。

テレワーク拡大のためには?

テレワークを実践する“テレワーカー”にとってはメリットだらけに思えるような「働き方」ですが、総務省によると国内企業での導入率は2015年末の段階で16.2%と低いのが現状。導入に踏み切れない理由にはもちろん「テレワークに適した仕事ではないから」という理由もありますが、ほかにも「情報漏洩が心配だから」「社員の労務管理が難しい」といった理由が挙げられており、まだまだ本格的な導入には技術的な課題が多いようです。また“コミュニケーション不足の要因になる”という考えや「サボる訳じゃないのにテレワーク制度を申請したら上司に嫌味を言われた」といった声もあり、テレワーカーとテレワークを導入する企業側の意識向上も制度拡大の上で重要なポイントになりそう。
 
アメリカでは1970年頃から導入されたというテレワークですが、日本では東日本大震災で都市機能が麻痺したことを機に注目が集まり始めました。来たるべき東京五輪に備え、「働き方」の見直しが求められているようです。

Author:美プロ編集部

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