美容スペシャリストな自分になるために

作成:2017.02.03

セラピスト

転職も充分に可能! セラピストの経験を就職で有利に活かす方法とは?


ストレス社会のなかで、様々な「セラピー(療法)」によって癒しを与えてくれるセラピストはありがたい存在ですよね。社会からのニーズも高まっていて、店舗の種類もチェーン店から個人店まで様々。セラピストを求めているところも数多くあります。
 
今回はそんなセラピストの経験がある人に向けて、経験が活きる就職活動の方法や待遇についてご紹介していきます。他業種に転職する際に、どんな就職先を選ぶと経験を活かせるのかといった点についても取り上げるので、元セラピストの方にもオススメです。

セラピストの経験を活かすには?

一口にセラピストといっても様々なタイプがありますよね。例えば、お客様の体調を整えて不調を治していく「ボディーセラピー」や人の心の問題を癒してくれる「心理セラピー」のほか、気やエネルギーを使う療法の「エネルギー系セラピー」といったものまで多岐に渡っています。
 
特にアルバイトの求人では、実技の研修制度を取り入れている「ボディセラピー」系の店舗が多く見られます。こうした店舗では未経験募集を謳っているところも多くあるので、ここからセラピストとしての経験を積んでいく人も多いようです。また、アルバイトでも2年以上の期間働いていると「経験者」と見なしてもらえるようになります。将来セラピストの経験者として活躍したい人は、まずアルバイトの求人を探してみてもいいかもしれません。
 
また、セラピーの店舗では「即戦力」を望んでいるところが多いので、経験者は採用の選考の際に優遇されるはずですよ。実際に求人に応募すると、まずはスキルチェックが行われ、そこで合格をもらえれば「研修制度」が免除されて給与面で優遇してもらえます。未経験だと研修を積まなければ得られないランクの基本給が、最初から支給してもらえるということですね。ちなみに働き始めの待遇は、月給だと平均にして20万円前後といったところ。中には基本給が12~15万円ほどで、それに歩合制の給与が付け加わるシステムの店舗もあるようです。あなたを指名してくれるお客様が増えれば、それだけ給与もアップしていくので、頑張りがいがありますよね。
 

セラピストの経験を活かした就職活動

勤めたい職場を見つけたら、実際に面接を受けることになります。そこで重要なのは「志望動機」として伝える内容ですよね。ここで意識すべきポイントを大まかに言うと、「どんな経験をしてきたのか?」「どんなセラピストになりたいのか?」「どれくらいやる気があるのか?」について具体的に伝えられると、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。「以前勤めていた店舗で得た経験」のエピソードを盛り込んで説明するのがオススメです。
 
まず「セラピストの経験がある」と伝えると、面接官に「どんな経験をしましたか?」と必ず聞かれるでしょう。その時に具体的に作業内容を伝えることは必須です。例えば、「リンパセラピーのお店でこんな風に施術していた」とか「店舗に紹介してもらったセミナーでこんな知識を得た」など、自分が培ってきた知識や技術を説明しましょう。また、「○○年勤めて、固定客が〇人いた」とか「一日最高〇人施術した」という成果を交えると、いい自己PRにつながります。
 
二つ目の「どんなセラピストになりたいのか?」に関しては、以前勤めていた現場で働いていた人たちを例に出して「あのような人になりたい」と説明すると、具体的でわかりやすくなるはず。例えば「施術をするたびにお客様の体調が改善した」といったそのセラピストの逸話と、なぜ憧れているのかという理由を具体的に述べていくといいでしょう。
 
セラピストの現場には厳しいこともたくさんあります。マッサージを提供したり、お客様の悩みを正確に聞き取るカウンセリングを行ったり、施術用具の管理をしたりと心身ともにハードな側面があります。三つ目の「どれくらいやる気があるのか?」というのは、面接官が特に「ハードワークでも乗り越えられるか?」というところを見ているからですね。なので、これも以前勤めていた現場を例に出して「何時間働いていたが、欠勤することなく続けられた」というような内容を伝えるのがオススメです。
 

セラピストの経験を活かせる転職先とは

他の職種に転職することを考えた場合は、美容や健康に関わる職種だとセラピストの経験を活かせるでしょう。例えば「スポーツジム」や「フィットネスクラブ」「ヨガ」などのインストラクターがあります。この業種には筋肉のことや骨の呼称、肩こりやむくみの原因などを解消するために訪れるお客様がいるので、「ボディセラピー」の経験を活かしてチャレンジできるでしょう。
 
セラピストの知識や技術を活かすことは難しいですが、「接客業」も転職する際には有効ですね。お客様にカウンセリングやマッサージを行い、満足して帰ってもらうという点ではセラピストの仕事内容も親切な「接客」に近いもの。その経験を活かせるかもしれませんよ。
 
画像出典:Department of Foreign Affairs and Trade / Lola Koloa’Matangi a counsellor at Tonga National Centre for Women and Children talks with a women who has been the victim of abuse by her partner. (from Flickr, CC BY 2.0)8ShroomFairy8 / Raw crystals (from Flickr, CC BY 2.0)Fabrice Florin / IMG_1752 (from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

この記事に関連するキーワード

expand_less