美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.11.28

作成:2017.06.23

セラピスト

セラピストが豪華客船で働く際の業務内容

夜の豪華客船

世界中の海を長期間クルーズする豪華客船。皆さんテレビ番組などで目にしたことがあると思います。ため息が出るような豪華で優雅な世界ですよね。そんな豪華客船の乗組員のひとり、セラピストはお金をもらいながら豪華客船に乗船できるんです。

こちらの記事では豪華客船勤務のセラピストについてのお話をしていきます。仕事の内容、生活環境、下船後の仕事についてなど、転職先の参考としてご確認ください。

豪華客船で働くために必要なスキル

豪華客船で世界をまわるため、当然ながら語学力が求められます。英会話は日常会話レベルは最低でも必要。もし豪華客船で勤務する場合は、語学学校・英会話スクールなどでの勉強は必須です。

語学力に加え、もちろんセラピストとしての経験、技量、人格などを総合的に判断され採用されます。

航海先にもよりますが、アジア、ヨーロッパと職場は移動していきます。さらに豪華客船の乗客は海外セレブに出会うことも多いでしょう。そのため、高い接客能力が求められる場合もあります。
スタッフも最高の環境の中、教育を受けられるでしょう。語学はもちろん、世界に通用するプロのセラピストに成長できる最高の環境の中で数ヶ月を過ごすことができるのでスキルアップができることは間違いなしです。

アロマと花とタオル

クルーズを終えたら

半年以上のクルーズを終えて下船したら三ヶ月から半年の長期休暇になることがほとんどです。この間にリフレッシュしながら、その後も続けるかどうかを決断します。国際的、しかも最上級の顧客を相手にセラピストとしてのキャリアを積んだのですから、日本だけではなく世界という広い視野で働き先を検討できるでしょう。転職時も他のセラピストではなかなか経験できない体験をしていることもあり、大きなアピールポイントになります。

 

豪華客船で働くセラピストに必要な資格について

世界中を移動する豪華客船で働くためには、渡航する国のビザやマッサージ資格を取得しておく必要があります。もちろんセラピストとしてのスキルを求められることも多く、エステ関連資格の取得者を優遇する求人も珍しくありません。
 
おススメなのは、国際的に認められているセラピストの資格を取得しておくこと。たとえばイギリスの資格認定機関CIBTACが認定する「スパセラピー」の資格は、スパセラピストの専門的な資格として世界的に名前が知られています。日本ではCIBTACの資格を取得できるスクールは少ないですが、ボディマッサージなどの美容サービスに特化したハイレベルな内容はとても魅力的。
 
またスイス・チューリッヒに本部を置く国際組織CIDESCOもセラピスト向けの資格を発行しています。最も基本的なものが「Beauty Therapy Diploma」で、学生受験の場合にはCIDESCOの認定校で1,200時間以上のカリキュラムを修了し、国際試験に合格した上で決まった期間の実務経験を積むことで取得できるそう。また一般受験として、働きながら資格試験を受験するという選択肢も。また「Beauty Therapy Diploma」を取得した後は、アロマセラピーに特化した「Aroma Therapy Diploma」や世界のスパ施設などで活躍できる「Spa Therapy Diploma」など、さらに専門的な資格に挑戦することもできます。
⇒「一般社団法人 CIDESCO-NIPPON」公式サイト

豪華客船で働くセラピストの待遇

では実際に豪華客船に勤務するセラピストは、どのような環境で働いているのでしょうか。まず船上勤務ということで気になるのは、拘束期間。どれくらい拘束されるのかというと、目的地によっても大きく変わるようで数週間~数カ月と様々です。長い場合には半年~9カ月ほどに渡って乗船期間が続くこともある様子。また、1年間を通して1~2カ月ほどの勤務を繰り返すというケースもあります。
 
そして収入面は日給のような最低保証額が設けられた上、施術するサービスに応じた歩合給を支給されるケースがあるよう。なお、ほとんどの求人では宿泊費・食費は無料。中には医療費が無料という場合もあり、乗船中の出費は少なめに抑えることができるでしょう。海外渡航ならではの特徴として、お客様からチップをもらえることもあるそうですよ。
 
船上では様々な国の人と触れ合って施術を行うため、自然と語学力や接客スキルが磨かれていきます。スキルアップにつながるという面でも、豪華客船での勤務経験はセラピストにとって貴重なものだと言えるでしょう。

豪華客船でのセラピスト勤務について

豪華客船での仕事を選択できるのも、セラピストならでは。高い語学力やコミュニケーション能力が必要となるため、採用は厳しいかもしれませんが、大きなステップアップを図りたい人は、挑戦してみてはいかがでしょうか?

セラピストの道具

Author:美プロ編集部

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