美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.05.23

作成:2016.04.22

美容師

人生で一番キレイな瞬間に立ち会う仕事「ブライダルヘアメイクアーティスト」とは?


 

結婚式は女性にとって、人生で一番大事とも言えるイベント。結婚式の前にはエステに通い、万全な準備をして結婚式に望む人も多いでしょう。一生記憶に残るものですから、本番は今までで一番キレイな自分になりたいと思うはずですよね。

 

そんな花嫁さんの願望を叶え、魅力を引き出す職業の中に「ブライダルヘアメイクアーティスト」という仕事があります。美容師免許も活かせる職業なので、美容師免許を既に持っている人や、今取ろうと奮闘している人もぜひ注目してみてください。

花嫁の美しさを最大限に引き出す仕事内容とは

結婚式や披露宴を迎える花嫁にヘアアレンジやメイクなどを施していく、トータルビューティーのサポートがメインになります。新婦さんの要望をカタチにするために、結婚式当日だけではなく、事前の写真撮影や打ち合わせなど、長期間にわたって話し合いをすすめていきます。最近ではヘアメイクだけでなく、アテンドの仕事を任される場合も多いようですよ。

ヘア

まずは、花嫁本人の理想をヒアリング。そして、花嫁の肌や髪の色、本番で着るドレスや着物、ティアラや髪飾りに合わせてヘアスタイルを決めていきます。ちなみに、頭の高い位置でカールを利かせた華やかなカールアップスタイルが定番ですが、ボリュームをトップではなく下にもたせた編み込みや、髪飾りもティアラだけでなく花冠を使ったものも人気を集めています。

メイク

花嫁を引き立てるための透明感のある、ナチュラルなビューティーメイクを施していきます。一昔前は、白くファンデーションを塗り固めた派手なメイクが主流でしたが、最近はナチュラルな志向も強く、元々備わっている美しさを際立たせることが重要視されているよう。例えば、肌質をキレイに見せるファンデーション、血色を良く見せるチーク使いや、表情に映えるアイメイク…など、花嫁が本来持つ美しい素材を際立たせるようなメイクがポイントになります。

 

ネイル

より美しい花嫁姿を叶えるために、爪先まできれいに整えていきます。ネイルデザインに関しては、基本的にドレスに似合うものをチョイス。場合によっては新婦本人の希望により、指輪を引き立たせるデザインや、華やかなネイルにする場合もあるので、お客様の要望に合わせながら考えて行きましょう。

ドレス

ヘアスタイル、メイク、ネイルと全て担当したら、せっかくならドレス選びまで手がけていきたいですよね。実はドレスや和装の着付け、コーディネートなどのスキルがあれば、ドレス選びやフィッティング、お色直しなどをサポートすることもできます。

ブーケ

多くの場所では、ブライダルフラワーデザイナーの方がウエディングブーケを作るのですが、フラワーアレンジのスキルを持っていると、ブーケのデザインなども提案できたり、資格を持ってなくてもブーケを選ぶお手伝いができる場合があります。

 

活躍の場は、ブライダルサロンだけじゃない

ブライダルヘアメイクアーティストが活躍できるのは、ブライダルサロンだけではありません。他にも、ヘアメイク事務所に正社員や契約社員として就職し、結婚式ごとに派遣されるという場合もあり、活躍の場は様々に設けられています。ここでは、主な働き先3つについて詳しく見ていきましょう。

ブライダルサロン

結婚式に関するサービスを取り扱っているサロンのことを一般的にブライダルサロンと呼び、ホテルや式場に併設されていることが多いです。そこでは、まずお客様の要望をお聞きしたり、ドレスやその方に合うヘアメイクを提案したり…という打ち合わせから入り、先ほど記述したように長いスパンでお客様と関わっていくことになります。

ホテル/式場内美容室

ブライダルサロンがブライダルに特化したものだとしたら、ホテルや式場内の美容室は、あくまで“美容室”がメインになってきます。なので、新郎新婦のお支度や、列席者様のお支度にも関わってきますが、スタイリスト経験がある人は通常のサロン業務で働くこともありますよ。

ホテルヘアメイク事務所(ブライダル専門)

ブライダル専門のヘアメイク事務所として独自に活動をしている会社があるので、そこに、ヘアメイクアーティストとして所属。結婚式ごとにホテルなどから依頼を受けて仕事をする形になります。

 

お給料や休日はどうなってるの?

給料

初任給は約16〜18万円が一般的のようで、最初はアシスタントの仕事からスタート。晴れてアーティストになった後は、技術や経験とともにキャリアアップしていきます。例えば、アシスタントとして経験を積んで行く1年目は年収200万円ほどですが、一人前と認められるようになる5年目くらいからは350万に、お店の中で後輩たちの指導にあたったり、大きな仕事を任されたりすることも多くなる10年目には500万円に上がったり。人によっては、お店を立ち上げたり、フリーに転身して幅広く活躍し、さらに多くの収入を得る人もいますよ。

休日

ブライダル関連の場合、土日にお客さまが多く来店するので土日出勤は当たり前、と考えたほうがいいでしょう。また、お客様の日程に合わせて休日を決定するということが多いため、曜日ごとに決まったお休みがあるわけではありません。ほとんどの会社がシフト制を取り入れているみたいですね。

 

花嫁にとって結婚式は、人生で最も美しくありたい瞬間です。そんな素敵な瞬間に立ち会える仕事の分、自分の力量が試される難しい仕事でもあります。しかし、挙式・披露宴終了後、「担当してもらえてよかった」と言ってもらえる喜びを味わえる仕事でもあるので、ぜひ目指してみてはいかがでしょうか。

Author:美プロ編集部

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