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2016年10月27日更新

美容師

ヘアメイクアーティストになるには――何を学べばいいのか、必要な資格はあるのか、気になる情報を大特集!


ヘアメイクアーティストになるにはどうすればいいか、あなたはご存知ですか? ヘアメイク全般を担当して、人を美しくするこの職業。華々しい芸能界で活躍したり、結婚式場などで一般の人を相手に仕事したりと幅広い働き方ができるのも魅力ですよね。
 
今回はそんな“ヘアメイクさん”になるための方法をご紹介。どんな勉強をすればいいのか、どんな場所で働けるのかといった基本的な知識から、持っていると就職で有利になる資格までご紹介します。進路に悩んでいる人も転職を目指している美容師さんも、ぜひ読んでみてください。

そもそもヘアメイクアーティストって何?

ヘアメイクアーティストとは、文字通り「ヘアメイク」を生業とする職業。顔のメイクアップと髪型のセットの両方を担当して、お客様が美しくなれるように総合的にサポートしていく仕事です。また、働く場所によって具体的な仕事内容が変わってくるのも特徴。以下では主な職場と、その仕事内容についてご紹介します。

モデルやタレントを担当する職場

ヘアメイクアーティストはヘアセット・メイクアップの“プロ”として、モデルやタレントを美しくします。たとえばファッション誌の撮影やファッションショー、テレビ番組や映画など様々な場所でその技術は必要とされています。華やかな芸能界に携わることができるのも、この仕事の魅力です。
 
また、モデルを美しくするための通常のヘアメイクとは異なり、役柄に合わせて役者を“変身”させる特殊メイクを担当することも。ただし特殊メイクには専門技能が必要で、就職先も普通のヘアメイクアーティストとは違った場所になります。

一般の人を担当する職場

もちろんモデルやタレントだけでなく、一般の人を相手に仕事することもあります。ヘアメイクサロンやヘアセットサロンといった店舗では、成人式や七五三などの特別なイベントや、デートなどでオシャレしたい人のためにヘアメイクを提供。中にはブライダル専門のサロンもあり、結婚式用のスタイリングやヘアメイクが行われています。

どうやったらなれるの?

高い技術力が求められるヘアメイクアーティストですが、実は必須となる国家資格などはありません。国家資格が必須になるのは、ヘアカットを行う美容師や理容師だけなんです。とはいえ、就職先の幅を広げるためにはヘアメイクアーティストでもヘアカットを行えたほうがいいのは確か。できれば美容師免許を取得しておきましょう!
 
では具体的には、どうすればヘアメイクアーティストになれるのでしょうか? 決まった方法があるわけではないものの、一般的にはヘアメイク専門学校や美容系の専門学校で、ヘアメイクを学べるコースに通う人が多いようです。そうした学校に行けばヘアメイクについての基本的な知識や技術を身につけられますし、学校によってはプロの講師から技術を学んだり、貴重な業界情報を手に入れたりすることもできます。
 
授業内容としては、ヘアカットやカラーリング、スタイリングといった美容師と重なるものから、ブライダルヘアメイクや特殊メイクといった具体的な進路を想定したものまで様々。肌質や年齢などに合わせたメイク方法や接客スキルも学べる上、本物のサロンに近い設備で実習を受けられることも多いので、技術を磨くには最適な場所だと言えます。
 
また、資格の取得をサポートしてくれたり、卒業後の就職先を斡旋してくれたりといった授業外のメリットもたくさん。多額の学費がかかり、2~3年制と学び終えるまで時間もかかりますが、将来のことを考えるならかなり有力な選択肢です。とはいえ学校によって学べる内容は異なるので、自分の進路に合ったところを探すところから始めましょう。
 
そのほかにも、民間スクールでヘアメイクの技術を身につける方法もあります。こちらは専門学校と比べると学費が少なく、短期間で卒業できるのが魅力。また、ヘアメイクコースならヘアセットとメイクアップだけなど、自分の進路に必要な内容を集中して学べるのも特徴です。
 
さらに学校に通わず、通信講座で学んでいくのも一つの手です。すでに別の職業で働いていたり、子どもがいたりと時間が自由にならない人にはオススメで、学費が格段に安いという利点もあります。ただし資格を取るための勉強になるので、実習を受けたりして経験を積むことができず、技術を磨くのも難しいというデメリットも。企業によってはヘアメイク学校を出ていることが採用条件になることもあるので、その点は覚悟しておいたほうがよいでしょう。
 

希望の職場に就くには?

必要な技術・知識を身につけて学校を卒業したら、ヘアセットサロンやヘアメイク事務所、化粧品会社やブライダル系の会社などに就職するのが一般的。ですがその際に、所持していたほうが就職が有利になる資格が色々あります。
 
たとえば一般社団法人JMAが認定している「日本メイクアップ技術検定」やIBF国際美容連盟が認定する「IBF国際メイクアップアーティスト認定試験」といった資格を取れば、メイク技術があることを客観的に証明できます。また、ブライダル系に進むなら日本トータルメイクアップ協会の「ブライダルメイクアップ検定」を取得するなど、進路に合わせた資格選びも大切ですね。
 
とはいえ資格だけでなく、実際のヘアメイク技術や美に関するセンス、コミュニケーション能力も磨かなければなりません。そのため学校を卒業した後、フリーで働いている人に弟子入りして学ぶという道を選ぶ人もいるようです。
 
なお、メイクアップアーティストは美容師とは違って、お客様の要望に応えるのではなく自分のセンスによって人を美しくする仕事。まさに“アーティスト”なので、実力を認められていけば有名になり、モデルやタレントの専属として働くことも夢ではありません。企業に勤める場合には約200~500万円ほどが平均年収になるようですが、フリーで大成して売れっ子になれば数千万円以上まで跳ね上がることも。メイクアップアーティストは、美容業界の中でも夢のある仕事なんですね。
 

ヘアメイクアーティストの色々な資格

ヘアメイクアーティストになるには決まった資格は必要ありませんが、取得しておくと有利になる資格は色々あります。その1つが国家資格の「美容師免許」。ヘアメイクアーティストはヘアカットの施術が必須の仕事ではありませんが、結婚式場など職場によっては取得を求められることも。取得するためのハードルは高いものの、仕事の幅を大きく広げることができるでしょう。
 
メイクの基礎技術を問う一般社団法人JMAの「日本メイクアップ技術検定試験」も、代表的な資格の1つです。3級から1級までの段階に分かれていて、1級の試験では15分間でカウンセリングからスキンケアまでを実施。その後の30分間でベースメイクと、モデルのリクエストに合わせたフルメイクを施すことになります。
⇒『一般社団法人JMA』公式HP
 
また色彩検定協会の発行する「色彩検定」も、ヘアメイクアーティストを目指す人にとって“使える”資格。色彩についての知識・技能を問う試験に合格することで取得できます。こちらも3級から1級まで試験のレベルが分かれていて、「ファッションカラーの変遷」や「色の心理的効果」などの実用的な知識も出題される様子。
⇒『色彩検定協会』公式HP

ヘアメイクアーティストの資格を取得するには

ヘアメイクに求められる資格の中で、最も取得のハードルが高いのは「美容師免許」。厚生労働省の条件を満たした「美容学校」に通い、その後国家試験にも合格する必要があります。他の資格と違って、取得するための費用も高額になるでしょう。
 
「日本メイクアップ技術検定試験」の受験料は、認定証(ディプロマ)代込みで3級と2級が6,500円(税抜)。1級は少しだけ値段が高く、8,500円(税抜)という設定になっています。試験対策用の公式テキストをJMAが発行しているほか、セミナーが開催されることも。公式テキストを使って独学だけで合格する人もいるようですが、タイミングが合えばセミナーを受講してしっかり準備しておくのがおススメです。
 
また「色彩検定」の受験料は3級が7,000円で、2級は10,000円。そして一番レベルの高い1級が15,000円となっています。試験内容は基本的にはマークシート方式ですが、1級だけは2次試験で記述式+一部実技の試験を実施。こちらも試験対策用の公式テキストが刊行されていて、独学で受験する人が多いようです。過去問題集も販売されているので、不安な人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
 


美容業界でも憧れる人の多い、ヘアメイクアーティストの世界。自分のセンスがどこまで通用するか試したいという人にはオススメの職種です。もちろんそれだけに競争が激しい世界でもあるので、しっかりと腕を磨いてから挑戦してみましょう。

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