美容スペシャリストな自分になるために

更新:2019.03.25

作成:2017.04.21

美容師

美容師が使う専門用語について

ヘアサロン
 

美容師として長く働いていると、何が美容師の専門用語だったか忘れてしまいますよね。うっかりお客様や友達との会話に使ってしまって、何それ?と言われた経験がある方も多いのでは?

 

意外と一般的に使われ始めている用語もありますが、まだまだ業界内でしか使われていない用語も多いのが現状。今日はそんな美容師の専門用語をおさらいしましょう!

カットにおける美容師の専門用語

美容師が使う専門用語の中から、まずはカットで使われる用語を具体的にいくつか確認していきましょう。例えばカットをしやすいように、髪の毛をいくつかのブロックに分ける作業は「ブロッキング」。さらに、それぞれのブロックにも1つ1つ名前があり、耳の上は「サイド」、前部なら「フロント」、頂上部だと「トップ」、襟足は「ネープ」と呼びます。

 

次は、カット方法の専門用語の具体例。髪の毛の内側を短くし、表面に長さを与える方法を「インレイヤーカット」、髪を持ち上げてハサミを細かく動かし、毛量の調整を行うことを「エフェクトカット」と言います。他に、動きを出すために毛先から斜めにハサミを入れる方法を「チョップカット」、髪が乾いた状態でのカットは「ドライカット」と呼ぶのが基本。

 

他にも、カミソリを使ってカットし、やわらかな無造作ヘアをつくる技術を「レザーカット」と呼んだり、あえて毛先を揃えず不規則にカットすることを「イレギュラーカット」と言ったりと、幅広い専門用語があるのでしっかり覚えていきたいですね。

 

専門用語を接客で使う場合の注意点

実際に接客の時に専門用語を使うとしたら、どんなことに注意すればいいのでしょうか。美容室で使われる専門用語は、基本的にお客さんにとっては耳慣れない言葉。もしも、カットの最中に専門用語を交えてお客様に説明すると、今自分が行っている施術内容や目指している髪型が正確に伝わらない可能性があります。それどころか、お客様がこちらの説明をわからなくなった場合に、「意味はわからないけれどプロが言ってるなら…」「分からないけど聞くのが恥ずかしい」など、よけいな気を遣わせてしまうかもしれません。これでは良い接客とはいえませんよね。そのまま施術を続けて、最終的にお客さんの意図しないヘアスタイルになってしまった… となれば、最悪のケース。

 

まず、専門用語を使う際は一般的に馴染みがあると考えられる言葉、わかりやすい言葉に限定して使うようにしましょう。説明する際に、有名な芸能人やモデルを例えに出せば、相手もイメージしやすくなるはず。

 

リピーターを増やすには、満足のいく仕上がりを提供できるかが重要なポイント。そのためには、お客様との正確なコミュニケーションが求められます。わかりやすく丁寧な言葉遣いを心がけていきたいですね。

一般的に使われている美容師の専門用語もある

カラーリングをする男性
 

ヘアカラーに関する用語は随分と一般化しており、お客様との会話の中でも普通に使われる人も多くなってきています。例えば、リタッチ・フルカラー・ヘアマニキュア・ハイライト・ローライト・グラデーション・アッシュ・クールなどです。

 

何度か足を運んでくださるお客様には「根元だけ染めるリタッチで大丈夫ですか?」などと使っていると、次回からは「リタッチでお願いします」とお客様から使ってもらえることもあるようです。

 

また、キュレーションサイトでのヘアアレンジ動画が普及したことで、アレンジに関する用語やスタイルに関する用語も一般的になってきています。アップスタイル、ハーフアップ、編み込み、フロント、バングスなどがありますよね。

 

逆に、「くるりんぱ」などキュレーションサイトでのヘアアレンジが発祥と思われる用語も出てきています。人気のヘアアレンジ動画や人気のスタイル雑誌には目を通しておくとよいでしょう。

 

まだまだ一般的ではない美容師専門の用語もたくさん!

困り顔の女性
 

逆にヘアカットやヘアカラーの技術や器具に関する用語は、美容師業界の中でしか使われないことが多いようです。例えば、アウトライン、インレイヤー、イヤートゥイヤー、ブロッキング、ヘムライン、などです。美容師はれっきとした国家資格の技術と知識なので専門用語がたくさんあるのは当たり前かもしれません。

 

ただ、これらの言葉をお客様との会話の中でさらっと使うと、え?どういう意味?と聞き返されてしまうか、接客力のない人だなと思われてしまうこともあるので要注意です。

 

お客様に対して用語を使う際には、きちんと意味を説明しながら使うように心がけましょう。「やっぱり技術があるんだなー」「すごい知識だな」と思ってもらえますし、出来上がりのスタイルにも相違がなく納得してもらいやすくなりますよ。

 

シーンによって使い分けよう

一口に美容師の専門用語といっても、一般化しているヘアスタイルやヘアカラーに関するものから、まだまだ美容師の中だけで使われているカット技術や器具に関する用語まで様々です。時と場合によって、用語の説明を入れるか入れないかであなたの接客の印象も変わってきますので、用語を使う時は相手の立場を考えて言葉を選ぶと良いでしょう。

Author:美プロ編集部

この記事に関連するキーワード

美容師の仕事に就くための情報まとめ

美容師とお客様が恋に落ちる!? 時間のない美容師の恋愛事情

美容師ってモテそうなイメージがありますが、土日の休みが取りづらく、朝早く夜遅い職種なので、恋人を作る時間もないという人も多いようです。

空いた時間で学べる「通信制度」の秘密とは? 美容学校の「通信課程」について徹底分析!

美容学校と聞くと専門学校のように学校に通って、仲間達とヘアカットやスタイリング、カラーリングなどの実技を磨いていくイメージが強いですよね。かなり忙しいし、お金がかかるとも耳にした人もいるかもしれませんが、ちょっとお手ごろな「通信課程」があるのをご存知だったでしょうか?

ハサミは形だけじゃない! 切れ味や長く使えるかどうかは素材が重要

美容師の腕を大きく左右する仕事道具の“ハサミ”。ハサミの形や大きさによって切れ方や特徴が変わってきますが、実はハサミの“素材”にも大きな違いがあることを知っていますか? 素材によってハサミの切れ味が変わったり、どのぐらい持つかということが大きく変わっくるのです。

美容師のハサミってどこで買えばいいの? その疑問にお答えする“美容師のハサミの購入方法”

みなさん、普段ハサミってどこで買っていますか? 「いやどこでも売ってますよ」っていう返事が返ってきそうですが、実は美容師が使うハサミはどこでも売っていないんです! 最近では通販やネットオークションなどで比較的簡単に買えるようになってきましたが、基本的に美容師用のハサミって一般の人は購入できないんです。

自分にぴったりのシザーケースを選ぼう! 選び方とオススメブランド

美容師が仕事をするために必要不可欠な“ハサミ”。カットやヘアスタイルに合わせてハサミの種類を変えることも多いので、何本かを使い分けている人がほとんどですよね。でも、ハサミを変える度に収納場所まで行って取り替えるとなると、ちょっと面倒くさい…。

美容師に必要な最終学歴

美を扱う仕事というのはいつの時代もあこがれの職業。その中でも特に人気なのが美容師です。しかし、美容師という職業は美容室に勤務するだけではなれません。美容師として仕事をしていくためには、美容師としての免許が必要なのです。

美容師になるためには専門の資格が必要です! 資格や取得条件など事前に確認しておきましょう

美容師として働くには、国家資格が必要です。そのためには、美容学校へ入って勉強しなければなりません。でも、美容学校に入るには中卒でも大丈夫なのでしょうか?そこで、美容師になるために必要な学歴についてお伝えします。

美容師になるには -美容師のお仕事

美容師というと華やかなイメージのある職業。 一方、生活に欠かせない身近な存在でもあり、人をキレイにする美容のプロとして、代表的な職種といえるでしょう。

美容師免許取得編 -美容師になるには

美容師になるための必須条件は、美容師国家資格を取得しなくてはいけません。受験者数は年々減少傾向にありますが、合格率は上がっています。

「美容師免許をなくした…」そんな時はすぐに再発行! 美容師免許の再交付や変更などの方法とポイント

美容師という仕事をするにあたって、美容師免許は不可欠です。国家試験合格後に申請手続きをしてやっと免許が交付されるので、初めての美容師免許の申請を困惑しながら行ったという人もいるかもしれません。

美容師試験に合格したらすぐに美容師免許の申請スタート! 初申請の方法やポイントとは?

美容師になるにはスキルやセンスを磨くことも大切ですが、まずは美容師の国家試験に合格することが大切です。厳しい練習や勉強の末に試験に合格できれば、晴れてアナタも美容師に。「これからがんばるぞー!」と意気込むのは良いですが、美容師免許の申請はお済みですか?

美容師のお給料が安いってホント!? 役職別に給与・年収の実態を知ろう!

体力仕事の上、お給料も安いと言われている美容師ですが、その給与が実際にどのくらいなのか正確な数字を知らない人も多いのではないでしょうか? ある程度きちんとした数字を知っておけば、自分の将来計画も立てやすくなりますよ。

国際化の波が美容師にも押し寄せる!? 転職にもプラスになる美容院での接客英語

美を扱う職業として大人気の美容師という仕事。自分の技術を高めるために、ヘアメイクアーティストとして海外に留学・就職する人も多いですね。そんな時に必要なのが“英語力”。

ここでのミスが一番の痛手!? 美容師国家試験当日の持ち物&服装に気をつけろ!

試験対策もばっちり済ませて自信満々! という状態でも、怖いのが“忘れ物”ですよね。学校の近くまで来て「あっ、あれ忘れた…」なんて思っても、戻るのには時間が無くて間に合わない…なんて、誰もが一度は経験したことがあるのでは無いでしょうか?

毎年2万人以上が受験する「美容師国家試験」の合格率や基準を大公開!!

毎年2万5千人以上もの人が受験する“美容師国家試験”。この中の多くの人が、美容師国家試験を受けて、4月からそれぞれのサロンで働き始めています。しかし、実際に全員が全員受験するわけでも、合格するわけでもありません。

実力が今、試される!「美容師国家試験・実技試験」について詳しく解説!

美容師国家試験の本髄とも言える「実技試験」。限られた時間の中で自分の納得いくものを仕上げるのは中々難しいもの。しかも、試験官の厳しいチェックが入っていると思うと余計に緊張しますよね。

過去問つきで解説! 美容師国家試験の“筆記試験”の詳しい内容をチェックしよう!

美容師になるために避けては通れない「美容師国家試験」。その関門のひとつ“筆記試験”は、まさに記憶力との勝負です。2年間、美容学校でみっちり覚えてきたことを何回も復習して覚えなければいけないので、勉強が苦手な人はちょっと憂鬱かもしれません。