美容スペシャリストな自分になるために

作成:2017.05.26

美容師

美容師の役職別組織図を解説

髭の男性

美容室に入店するとまずアシスタントからスタートしますよね。そのあとスタイリストになって‥というところまではイメージがついていても実際全体はどんな組織図になっているか実は分かっていないという方も多いのでは?

役職ごとにどんな仕事をするのかも知っておくと今後のキャリアプランを描きやすくなります。今回は美容室の組織図と役職についてご紹介します。

美容師の組織図はヒエラルキー型

一般的に美容室の組織図はヒエラルキー型といって階級に分かれています。一般企業と同様に社長、副社長、部長、課長‥といった具合です。もちろん上から権限も収入も高く、昇格していくためには実力や経験が必要とされます。

美容室の場合は、一般的に店長、マネージャー、スタイリスト、アシスタントと4階級にわかれています。他にも金銭的な関わりだけを持ち現場には入らないオーナーさんという存在もいます。オーナーさんは美容師出身の方、そうでない方もおり様々です。

それぞれの役職は?昇格は?

腕を組む男性

具体的にそれぞれの役職がどんなものかを見ていきましょう。

まず美容学校を卒業し美容室に入店すると「アシスタント」から始めます。シャンプーやカラーなどサポート業務を担当し、次の「スタイリスト」になるまではお客様の髪のカットを行うことができません。特に新人さんはシャンプーが主な業務。一日中立ちっぱなしなので辛いという声もよく聞かれます。

「スタイリスト」への昇格は、各美容室で設けられている試験をパスしなければなれません。早ければ1~2年、店舗によっては5~6年かかることもあります。また、給料もアシスタントの場合は固定給が一般的ですが、スタイリストになれば売り上げ歩合の付くところが多いそうです。

歩合は基本給プラス10~20%程度で、完全歩合制であれば40%超という場合もあり、腕さえあればどんどん稼ぐことができます。スタイリストは、カウンセリング技術・カット技術・デザインセンス・お客様とのコミュニケーション技術などさまざまな技術が必要とされ、日々腕を磨く必要があります。

さらに、複数店舗を持つような大きな美容室の場合は、スタイリストをまとめる「マネージャー」という役職がある美容室もあります。

お店で最も権限を持つのが「店長」という管理職 。日々のお客様のカット業務に加えて、スタイリストの育成やメーカーとの取引、お店の広報などの業務につくことになります。収入も高くなりますが、売上やお店全体としてのカットデザイン・ヘアケア提案など責任のある仕事をしていく必要があります。

長期間の経験と技術向上によりキャリアアップ

万歳をする男性

美容室の組織図はヒエラルキー(階級)型ですが、アシスタントから始めてマネージャーや店長になるまでは長い時間をかけて実力と経験をつけていく必要があります。

日々働いている先輩方にどんなキャリアプランを描いているのか、聞いてみてもよいかもしれませんね。

Author:美プロ編集部

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