美容スペシャリストな自分になるために

更新:2017.12.25

作成:2017.01.30

エステティシャン

エステティシャンの正社員として働くメリットって? 正社員になる方法や待遇について


世の中には女性の美容を手助けする「エステサロン」がたくさんありますよね。その種類もお肌のケアや脱毛、痩身など様々で、一度はどれかのサービスを利用したことがあるという女性も多いんじゃないでしょうか。
 
今回はそんなエステサロンで活躍する「エステティシャン」の実態について迫っていきます。正社員でエステティシャンとして働くメリットや、正社員になる方法、待遇についても説明していくので、ぜひ就職活動の参考にしてみてください。

エステティシャンの正社員になるメリット

他の仕事と同じように、エステティシャンの場合にも正社員になることのメリットがいくつもあります。アルバイトや契約社員よりも立場が安定していて、職を失いにくいという安心感はもちろん、給与や福利厚生も手厚くなるはず。とくに女性が助かるのは産休・育児休暇の制度ですよね。サロンによっては仕事に復帰したあと、時短で働けるようにしてくれる制度があることも。エステティシャンの職場はほとんどが女性の店員なので、女性が働きやすい職場になっているんですね。そのほか、スキルアップや勤務年数によって昇給が望めるというのも大きな魅力です。
 
また、中には独立・開業支援をしてくれる会社もあるようす。その会社が接客技術や経営のノウハウまで教育して、サロンが経営できるような人材に育ててくれます。ただし店舗によっては3年以上勤務している人が対象であったりと、条件が設けられていることも多いようす。ですが対象者になれば無担保で融資をしてもらえたりと大きなメリットを得られるので、独立を視野に入れている人は勤務先の制度について調べておきましょう。

エステティシャンの正社員になるには?

とはいえ、そもそも正社員のエステティシャンとして働くにはどうすればいいのでしょうか? エステ業界で働くには基本的に資格は必要ありません。ですが人気の高い職業ですし、未経験者を募集しているところは比較的少なくなっています。最近では美容系の専門学校がたくさんあり、求人の際にも専門卒や資格を持っている人が優遇されることがほとんどです。
 
そのため、まずは資格の取得を目指した方がよいでしょう。学費はかかるものの、「ミス・パリ・ビューティー専門学校」や「東京美容専門学校」、「たかの友梨美容専門学校」といった美容系の専門学校でスキルアップを目指してみるのも一つの手です。もし学費や時間的な問題から専門学校に通うのが難しいという人には、養成スクールという選択肢もあります。専門学校と比べると学費が安く済むのが特徴で、卒業までの時間も短くなっています。そのほかにも通信教育で勉強する方法もあり、学費や通学期間の都合がつきやすいので、すでに他の仕事をしている人や家事・育児で忙しい人にはうってつけ。自分のライフスタイルにあった方法を見つけて、資格の取得を目指してみましょう。
 

エステティシャンの資格の種類について

また、エステティシャンの資格といっても様々な種類があります。最もメジャーなのが、日本エステティック協会が発行している「認定エステティシャン」の資格です。これを取得しておけば就職活動の際に「エステティックについての最低限のスキルはある」と見なされるので、有利になるでしょう。さらにレベルが高い資格だと「認定上級エステティシャン」というものがあり、これは「エステティックに関する理論や技術のすべてを理解し実践する能力を有する人」に与えられる資格です。「認定エステティシャン」よりも取得するのが難しい資格ではありますが、独立した際にこれがあると評判が高くなるはず。とはいえ、まず正社員になることが目標なら、後回しにしてもいいかもしれません。
 
そして、いきなり正社員になることができなくても、まずアルバイトとして働いてキャリアアップを目指す方法もあります。長く勤めて、知識や技術を得ていけば、いずれ正社員として雇ってもらえるでしょう。とはいえ未経験からのスタートでは、雑用から始まることもあり、正社員になるまで時間がかかる可能性もあるので注意しましょう。

また、色々な職場で経験を積みたい人には、登録制の派遣社員として勤める方法もあります。人材コーディネーターがあなたにあった店舗を紹介してくれますし、仕事を始めてからも相談ができるので、経験を積むのにはオススメです。生活費を稼ぎながらステップアップして、正社員を目指したいという人にはうってつけの方法と言えますね。

就職活動の際のポイント

そして実際に正社員を目指して求人に応募した際に、大切になってくるのが面接ですよね。そこではどんな資格を持っているかということ以外にも、上手く自己PRや志望動機を伝えることが必要になってきます。面接では説得力が重要なので、経験者であれば“どんな経験をしてきたのか”“経験によってどんなスキルを身につけられたのか”を具体的に語ってみましょう。また、未経験の場合には実際にエステ店に行った時の感想を交えてPRするというのも、有効な手立てです。例えば、「資格取得後、友人に頼んで施術の練習をさせてもらった」とか「○○店のサロンに行ったときに、丁寧なサービスと効果のある施術に感銘を受けました」など、具体的なエピソードを用意できれば理想的ですね。また、あらかじめ面接を受ける店舗にお客として訪れておき、その感想を伝えるというのもオススメです。
 

正社員のエステティシャンとして働く収入面のメリット

正社員として働く大きなメリットは、収入面にあります。例えばあるサロンではアルバイトが日給8,000円なのに対して、経験者の社員であれば月給は23万円。1カ月に20日間働いたとすると、約7万円の違いが生まれてしまいますね。
 
正社員として働くエステティシャンの給与には、歩合制を導入しているサロンが多いようす。歩合制ならば、お客様からの指名を多く獲得するほど高い評価を得られるので、ノルマを超えた分は基本給に追加でインセンティブが支給されます。歩合の割合は、サロンによりますが3%~10%程度。また、指名以外でもサロンの商品販売で歩合給が発生するケースもあるので、ぜひ確認してください。
 
また、個人にノルマを課しているサロンもあれば、お店全体でのノルマ達成を目指している店舗もあります。エステティシャンの実力によっては、ノルマが個人にかかっていた方がインセンティブが手元に入ってくるので稼げる場合も。ただし、お店全体でノルマ達成を目指しているサロンではスタッフ同士の争いごとが起きにくい、という声もありました。どちらの方がモチベーションを保ちやすいかを考えて、勤務先を選びましょう。

正社員がもらえる手当・賞与

さらに、非正規雇用の場合と収入面で異なるポイントとして挙げられるのは手当や賞与です。サロンによって支給額や方法は異なりますが、エステティシャンの求人情報を見てみると、技能・役職・能力・資格の項目に手当てを支給しているお店が目立ちました。サロンによっては手当だけで月に22万円稼いでいるエステティシャンもおり、アルバイトとの収入の差は非常に大きくなります。
 
賞与は年2回から3回支給されるサロンが多いものの、支払われる金額には開きがあるよう。新入社員であれば1回につき1~10万円ほどで、全く支払われないというケースも少なくありません。しかし、役職がつけば20万円以上に伸びる人も。個人や店舗の売り上げに応じた「特別賞与」や売り上げ目標の達成分を還元する「店舗目標達成賞与」などの名目で賞与を出しているサロンもあるので、月々の給料と同じく賞与についても実力・結果重視の色合いが濃いようですね。
 
他にも、賞という形で時計やカバンをもらえるサロンもあれば、社員割引きを受けられる店舗も見られました。こちらは、サロンで販売している商品を6割引きで購入できたり、施術を無料で受けられるなど、さまざまな手当があるようです。
 
画像出典:Thomas Wanhoff / Rama Day Spa(from Flickr, CC BY 2.0)Daniela / Massage at Witches Falls Cottages(from Flickr, CC BY 2.0)Thomas Wanhoff / Thai Massage at Rama Day Spa Frankfurt(from Flickr, CC BY 2.0)

Author:美プロ編集部

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