美容スペシャリストな自分になるために

2020.03.16

特集

東京2020オリンピックで仕事に影響がある人の割合は?どんな影響がある?


 

2020年の夏に開催される東京オリンピック・パラリンピック。新しいホテルが増えたりあちこちで駅の工事がされたりと、身近で街の変化が感じられる場面も多々あるはず。では、私たちの普段の仕事には一体どのように影響してくるのでしょうか。

今回は、美プロ内で実施したアンケート結果をもとに、東京オリンピックが一体どれくらいの割合で、どのように仕事への影響を与えるのか?といった内容を見ていきましょう。

東京オリンピックが仕事に影響を与えると考える割合は、全体の約36%!

「東京2020オリンピック開催に伴って、今の仕事に影響はありそうですか?」という質問に対して、約36%の人が「はい」と回答。オリンピックが開催されることによって多くの人が首都圏に集まってくることが予想されます。普段の生活だけでなく、仕事にも少なからず影響をおよぼすと考えている人が多いのですね。

 

 

もちろんポジティブな影響もあれば、ネガティブな影響も予想されます。それでは、一体どんな影響があることが考えられるのかを具体的に見ていきましょう。

仕事に与えると予想される影響、第一位は「通勤混雑」

次に、「どんな影響がありそうですか?」という質問に対しては以下のような結果に。40%以上の人が「通勤時間帯の交通混雑」を懸念しています。「普段から自転車通勤・徒歩通勤」という人には関係ありませんが、それ以外の多くの人が電車やバスの混雑の影響を受けることになるでしょう。

 

オリンピック期間中、大会前の自動車交通量の30%減少を目指すことが組織委員会の目標として設定されています。夜間の高速料金の割引・昼間の自動車交通への料金の上乗せをすることで、昼と夜の交通量の調整も行われる予定。バスや電車の本数を増減させたり運賃を上げたりする予定は無いようですが、テレワークや時差通勤によって混雑の緩和を目指していく施策が考えられています。

 

 

その他、「訪日客による売り上げ増加」も期待されています。一般企業だけでなく、美容室やエステサロンといった美容業界でも売り上げの増加は十分見込めるはず。日本人の繊細な技術や丁寧なおもてなしは海外からの注目度も高く、「せっかく日本に来たのだから日本のエステに行ってみたい!」「日本のネイルサロンでアートネイルをしてみたい!」と考える人たちも多く存在します。この機会に英語を勉強して、日本語が分からない海外のお客様に英語で接客ができるようになってみても良いかもしれませんよ。

 

「仕事を休む/辞める人が増加」するという影響は、できれば避けたいですね。家でも仕事ができるような職種であれば、大会開催期間中のみテレワークに切り替えを。また、出社が必須の職種であっても、時差通勤やフレックス制を導入して少しでも働きやすくなるように工夫をしましょう。直前になって人がたくさん辞めてしまって仕事がまわらない…なんてことにならないように、社員の増減に備えて早めに求人をしておくことも大切ですね。

オリンピック開催が仕事以外にもたらす、ポジティブな影響

・飲食店やホテル業界など、景気の引き上げが望める

多くの人が集まってくるのに比例して、飲食店や小売店の売り上げが上がることは間違いないでしょう。また、オリンピック開催期間中だけ首都圏に宿泊して観光をするという人も多いので、特に1都3県エリアのホテルは宿泊客が急増することが見込まれます。ホテル内に入るネイルサロンやエステサロンも、宿泊客増加に伴って予約が増えるはず。

・日本の素晴らしさを世界の人たちに伝えられる

世界中から最も注目を浴びるイベントである、オリンピック。そんなオリンピックが開催されるということは、全世界に日本という存在を広められるチャンスなのです。オリンピック期間中に日本の観光地や文化をアピールすることで、大会が終わった後も日本へ観光に来てくれる人が増え、東京だけではなく全国への経済効果がもたらされる可能性も。

・働き方改革が進む

あらゆる企業の課題となっている働き方改革ですが、まだまだ実際の導入実績は少ない状態。今回のオリンピック開催を機に、テレワークや時差通勤といった施策を導入する企業も増えていくでしょう。開催によって、これまでよりも働きやすい職場環境が整っていくことも期待できますね。

・雇用が促進される

大会開催に伴い、一時的に雇用の需要が高まるという効果があります。もちろん大会の運営スタッフはボランティアとして募集されている仕事も多くありますが、賃金の発生するアルバイトスタッフの求人も数多く出されています。大会が開催される競技場だけでなく、その周辺のレストラン、美容サロン、ホテルなどでも求人ニーズが高まります。

・駅や街が綺麗に整備される

オリンピック開催地では、多くの観光客を迎え入れるために古くなった駅や建物の整備がされるようになります。あちこちの駅で改修工事がされているのを目にする人も多いはず。電光掲示板が分かりやすい表示になったりトイレの数が増えたりと、便利で綺麗に変化を遂げるのは嬉しいですよね。

オリンピック開催が仕事以外にもたらす、ネガティブな影響

・交通機関の混雑が予想される

何より大きいのは、電車・バス・自動車といった交通機関が普段より大幅に混雑するということ。ただでさえ混雑している平日の朝や夜の時間帯の電車なので、今より乗車率が数%増えただけでも大きな打撃になるでしょう。エリアによっては、バスの本数を増やしたりバスの形状を変えて定員数を引き上げていくという自治体も。

・夏季のイベントが中止・延期になる

花火大会や夏祭りなど、夏の風物詩になっているイベントもオリンピック開催に伴って中止・延期に。今年1年限定での中止ではありますが、花火師やお祭りの主催者として働く人たちにとっては大打撃ですよね。また、お祭りが中止になることによって浴衣を着る機会もなくなり、着付けやヘアセットとして働く人たちにとっても大きな影響が。

・治安が悪化する可能性がある

人が増えると、その分治安の悪化も予想されます。世界中から日本という国が注目される時だからこそ、自分の意見を主張したい!という人たちによる暴動が発生する可能性も少なくありません。オリンピックで街全体がお祭り状態になり、屋外で飲酒をする人が増えたり喧嘩が増えたりといった可能性も。

・都心以外のサロンや企業は恩恵を受けにくい

オリンピックのために国内・海外から訪れる人たちは、もちろんほとんどが東京に宿泊・滞在します。そのため、首都圏エリアには大きな経済効果が期待できますが、地方企業の売り上げに関しては普段とさほど変わらないという可能性が大。

・ウイルス感染のリスクも高まる

人が多く集まるということは、それだけ感染症が流行するリスクが高まります。特に、様々な国の人が集まることによって日本人には抗体のないウイルスが拡充してしまうことも。土地面積が狭い日本ではどこにいっても人が密集しやすいので、より注意をして生活する必要が出てきます。

オリンピックの影響を把握して、早めの対策を

オリンピックが開催される2020年7月末から8月初旬までの約半月は、ここで挙げた以外にも様々な影響があることが予想されます。首都圏で働く人であれば、まったく何の変化もなく生活できる、という人の方が少ないはず。

 

今回のオリンピック開催を機に、もう一度働き方改革について見つめ直してみても良いですね。たった半月だけだからどうにかなる!と高をくくらずに、まずはどんなリスクが発生するかを十分に理解した上で、早めの対策をとっておく必要があるでしょう。