シュガースクラブとは？その効果と注意点に迫る

　

シュガースクラブとはどんなもの？

　

シュガースクラブとは、その名前の通り、「砂糖の粒」を使った美容方法のことを指します。

「砂糖」というと、「太るもの」「ダイエットの大敵」という印象を持つ人も多いのではないでしょうか。しかし砂糖は、「塗る」という方法をとる場合、美しい肌を作ることに非常に役立つのです。

その理由は砂糖の持つ高い保湿力にあります。肌をしっとりと包み込み、柔らかな肌を作り出してくれる砂糖は、冬場の強い味方です。海外では、この砂糖によって傷が癒えたという意見もみられます。

砂糖が日本に伝わったのは825年のこと。正倉院に収められている書物のなかに、砂糖に関する記述を見ることができます。この当時の砂糖というのは薬として使われていたと言われています。美容と健康が深い関わりを持つことを考えれば、砂糖が美容に効果的なものであることは想像がつくのではないでしょうか。

同じように「調味料」を使ったスクラブとして「ソルトスクラブ」がありますが、こちらもとても有用です。ただソルトスクラブは引き締め効果が高いものであり、砂糖のように肌をしっとりさせてくれるものとは効果が異なります。

実は自分でも作れる！チャレンジしよう、シュガースクラブづくり

Kanko* / lump sugar(from Flickr, CC BY 2.0)

　

シュガースクラブと聞くと、「エステサロンで受ける特別なもの」「美容アイテムに入っているもの」という印象が強いかもしれません。しかしシュガースクラブは、家でも簡単に作ることができます。

配合はいたって簡単で、オイルと砂糖を同僚で1：1混ぜるだけでOK。1番おすすめなのは、甜菜糖（てんさいとう）です。ないのであれば自宅にある砂糖でも問題ありませんが、粒の荒いもの（グラニュー糖）は肌への刺激が強すぎるので、オイルでコーディングしてから行いましょう。ココナッツオイルと相性がよいので、この2つを組み合わせるのがおすすめです。ただ、ココナッツオイルは結構お高め。もう少し安価で作りたい場合はオリーブオイルを使いましょう。購入するよりも比較的安く料金で作れるので、まずは自分で試してみるのもアリかもしれません。

「食べられるもの」で作っているためかなり安全なものではあるのですが、人によって合う・合わないはあります。大量に塗布するのではなく、事前にパッチテストをしておきましょう。人によっては、かゆさを感じることもあります。

「使い過ぎ」はシュガースクラブの場合も厳禁。週に1～2回程度の頻度で押さえておきましょう。

Author：美プロ編集部