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2016年4月22日更新

美容師

これからの社会の需要にがっちりマッチ! 福祉美容師・訪問美容師という仕事を大解剖


美容師免許を取得したら美容院で働こうと考えている人が多いと思いますが、美容師免許が活かせる場所は美容院だけではありません。超高齢化社会に突入した日本では、介護や福祉に関する仕事や求人が増加。美容師の仕事も例外ではないのです。
 
では、実際に介護や福祉の現場での美容師の仕事とはどういったものなのでしょう? 今回は介護・福祉の現場で活躍する「福祉美容師」や「訪問美容師」の仕事を大解剖! 仕事内容だけでなく、お給料事情や休日などの具体的な内容もご紹介していきます。

福祉美容師・訪問美容師ってどんな仕事?

メインとなる仕事はもちろん、ヘアカット! 美容院での仕事と同じように、お客様のヘアカットやシャンプー、スタイリングを行います。一般的な美容師の仕事との大きな違いは、施術をするお客様が、高齢者の方や障害を持った方であるということ。そのため、身体に不自由を抱えているケースが少なくなく、中には自力で椅子に座れないお客様や、希望を自分の言葉で伝えられない場合も。このように一人ひとり異なる問題を抱えたお客様に合わせて臨機応変な対応ができることが、福祉美容師に求められます。
 
また、お客様自身で美容院に来てもらうのはでなく、お客様のご自宅や、入居している施設へ訪問して施術するという点も大きな特徴。そのため、福祉美容師は「訪問美容師」と呼ばれることもあるのです。
 

福祉美容師・訪問美容師に求められる“知識”と“技術”

福祉・介護の現場で必要な資格は、基本的に美容師の資格だけ。ただし、福祉美容師や訪問美容師としての仕事をこなすためには、専門の知識やスキルが必要です。また、これらのスキルを取得するための講座や講習によっては、「福祉理美容師」(※取得する機関によって名前に違いあり)の資格が付与される場合もあるので、せっかくなら資格取得を目指して勉強をしていきましょう。
 

「福祉理美容師」の資格はどうやって取得するの?

「福祉理美容師」(※取得する機関によって名前に違いあり)の資格を取るには、養成講座を受けるというパターンが一般的。ここでは資格講座を行っている2つの団体をご紹介します。

認証NPO法人 日本理美容福祉協会「福祉理美容士養成講座」

自宅学習と2日間の実技講習を受けることで資格が取得できます。まずはテキストを見ながら自宅学習し、レポートを提出。自宅学習が合格とみなされた人は講義と実技講習を受講して終了、試験などは特にないので養成講座終了をもって「認定福祉美容介護師」の資格が与えられます。
⇒認証NPO法人 日本理美容福祉協会 公式HP

NPO 全国介護理美容福祉協会「福祉理美容師養成コース」

4日間で全28時間の講習のなかで、福祉の現場でのヘアカットについての注意点から、高齢者・障がい者の方のための訪問理美容の理論と技術をマスターできます。また実際に訪問理美容を行うための準備や手続きなどの実務面でのサポートもしてもらえるので、安心です。
⇒NPO 全国介護理美容福祉協会 公式HP

各講座や講習を受けるための条件

「福祉理美容師」の資格を得るためには講座や講習を受講することが必要なのですが、これらの講習を受けるにも条件があります。それは“美容師資格”を持っていること。そのため訪問美容師や福祉美容士になりたい人は、まずは美容師資格を取得していなければなりません。
 

福祉美容師の人はどこでヘアカットするの?

福祉美容師や訪問美容師として働く場合、美容室でヘアカットなどを行うことは珍しく、基本的には施術を受ける方がいる場所を訪問する、という形になります。施術の場所は主に3つ。3つの場所すべてに訪問する福祉美容師の人もいれば、どれかひとつの場所での施術を専門的に行う美容師の人もいるなど、さまざまです。
 
・病院:長期入院されている方のために病院へ赴き、施術を行います。
・施設:高齢者施設や障がい者施設などに入居し、生活している人の施術をするために、施設を訪問します。
・自宅訪問:自宅で介護を受けられている高齢者や寝たきりの方、障害をお持ちの方のために、直接ご自宅を訪問して施術します。
 

美容師資格を取得してから福祉美容師・訪問美容師になるまでの流れ

では、実際に福祉美容師や訪問美容師になるためにはどのようなステップをふめばいいのでしょうか。一般的な方法は以下の2つですが、美容師としてのブランクを経て、改めて福祉美容師として活躍する人もいるようです。

美容師資格取得→「福祉理美容師」の資格を取得→サロン就職(訪問美容専門)

はじめから福祉美容師を目指す場合、まずは美容師資格を取得します。その後、「福祉理美容師」の資格を取って、訪問美容専門のサロンに就職。サロンで具体的なスキルを身につけるという方法です。

美容師資格取得→サロン就職→「福祉理美容師」の資格を取得→サロン就職(訪問美容専門)

こちらは普通のサロンに就職した後、キャリアアップのためや年齢の変化によって、福祉美容師・訪問美容師に関心を持ち、転職した場合の流れです。普通のサロンから資格を取得し、訪問美容専門のサロンへ入り直す形ですね。
 

勤務時間やお給料はどうなの?

福祉美容師の仕事内容について分かったところで、次は実際に働いた場合を見ていきましょう! お給料や休日など、気になる労働条件をご紹介します。

給料

雇用形態によって大きく異なりますが、完全歩合制のサロンの場合で時給に換算すると1,000円から1,800円程度。給料制のサロンの正社員として働く場合は、15万円から35万円ほどで、働く場所やスキル、経験年数が給料に反映されることもあるようです。

勤務時間

1日の実働時間は、平均して5~8時間程度といったところ。勤務時間が長く、お休みも取れないほど忙しいこともある一般的な美容院と比べると、福祉美容師・訪問美容師は比較的スケジュールにゆとりがあるようです。

休日

正社員の場合だと、週休2日制のところが多いよう。土日・祝日が休みという会社も多く、サロンによってはシフト制で週2日の出勤からOKなところもあるので、自分が働きたいスタイルに合わせて選んでみても良いかもしれません。

 


 
 
これからの時代、ますます需要が増えてくる福祉美容師・訪問美容師という仕事。自宅や施設から中々外に出られない人のために、オシャレを楽しむお手伝いができる、やりがいのある仕事です。美容師資格を活かした介護・福祉の仕事がしたいと思っている人は、福祉美容師・訪問美容師を視野に入れてはいかがですか?

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