美容スペシャリストな自分になるために

更新:2021.05.18

作成:2017.03.15

美容師

ヘアカラーのプロ!カラーリストとは?仕事内容や役立つ資格


 

美容師はカットやカラーなど、ヘアスタイリングに必要な技術を全て持っているのですが、サロンで働く人の中には「カラーリスト」と呼ばれる人がいるのをご存知ですか? 聞きなれない職業かもしれませんが、現在ではスタイリストのほかにカラーリストがいることも珍しくありません。

 

今回はそんなカラーリストについて、具体的な仕事内容やスタイリストとの違いを詳しく見ていきましょう。サロンによってカラーリストの立場が違ったり、求められるスキルも変わってきたりしますので、カラーリストを目指す人は知っておいて損は無いですよ。またカラーリストに役立つ資格などもご紹介していきます。

 

INDEX
■カラーリストとは?なるには?
■カラーリスト誕生の背景
■カラーリストの仕事内容
■カラーリストになるメリット
■カラーリストとして役立つ資格
■まとめ

カラーリストとは?なるには?


 

カラーリストとは、ヘアカラーを専門に行う美容師のことです。通常の美容師と同じように美容室で働くことが一般的。カットやパーマは行わず、ヘアカラーのみを担当するため、大抵はカットを担当する美容師と一緒にお客様を担当する事になります。近年では、カラーリングのみを専門的に行なう「カラー専門店」や「ハイライトカラー専門店」、「グラデーションカラー専門店」など、特化したメニューのみを行うサロンも多く出店されています。その場合には、カラーリストと呼ばれる人のみが在籍し、お客様を1人で担当する事もあるでしょう。

 

また、カラーリストという肩書の扱いもサロンによって異なります。きちんと勉強をしてカラーリングのプロフェッショナルとして経験を積んできた人のみをカラーリストと呼ぶ場合や、アシスタントの中で単純なカラーを行える人をカラーリストと呼んでいるサロンもあります。アシスタントの場合には特殊なカラーリングは行えませんが、未経験でも採用してくれたりカラーリングの経験を積ませてくれたりするサロンもあるので、これからカラーリングを目指すという人にとっては良い職場環境ではないでしょうか。

 

カラーリストになるには?

カラーリストになるには「美容師免許」または「理容師免許」が必要です。厚生労働大臣または都道府県知事の指定した美容学校で学び(昼間課程2年/通信課程3年)、卒業してから美容師国家試験を受けるといった流れになります。美容学校や養成施設には、カラーリスト専門のコースもあるので、美容師免許を取得できるまでの時間にカラーの勉強も取り入れておくと効率的です。その後、一般的には、美容室に就職し、アシスタント経験を経てカラーリストになる人が多いです。

 

ヘアカラーは薬品や薬剤を使用するため、高度なカラーになるほどより多くの知識と巧みな技術が必要になってきます。数ある薬剤の中からイメージ通りの色になるように正確に色を選んで調合する必要があるのです。また、人によって似合うカラーやデザインも異なるので、瞬時に判断出来る事やセンスなども問われます。また、明るい色にするほど髪へのダメージも大きくなりますので、カラー後のケア方法をアドバイスして色を長持ちさせるための工夫も必要になります。

カラーリスト誕生の背景

これまでの美容師は、カットが出来るスタイリストと誰もが通るアシスタントの2種類で形成させていました。もちろん、今でもその仕組みが主流ではありますが、近年、ヘアカラーの需要が高まり幅広い年齢層に人気が出ています。

 

若い世代では、「外国人風カラー」や「グラデーションカラー」といった透明感ある明るい髪色が人気です。中高年層では、「若返り」や「自然な白髪染め」など自身に合ったカラーが求められています。

 

ヘアスタイルでは、カラーは特に重要で思い通りの色味を求めて美容室を変える人も少なくありません。そこで誕生したのが、ヘアカラーの専門知識と技術を身に付けたカラーリストの存在です。日本人の髪の毛では難しいと言われている赤みを消す作業や、個人差のある髪色から求められた髪色へと変化させる技術は美容師でも苦戦しています。ヘアカラーの流行求めるレベルの高さから、カラーリストが誕生したと言えるでしょう。

カラーリストの仕事内容


 

カラーリストの仕事は、言うまでもなくヘアカラーに付随する業務全般です。「カラーリングの技術を専門的に行なっている人だから」とお客様の期待も高まります。雑誌やSNSで見つけた写真を持って来て、「この人と同じ色にしてください」と依頼される事もあるでしょう。では、実際にカラーリストがどんな仕事をしていくのかを見ていきましょう。

 

  • カラーを希望しているお客様にカウンセリング
  • 希望の色に合ったカラーを、カラー見本を見せながらご提案
  • カラーが決まったら、薬剤の調合
  • お客様へのトリートメント
  • お客様へカラー剤を塗布

 

この他、他の美容師と同じように予約の管理、お客様のお迎えやお見送りなどの仕事もあります。通常のカラーリング以外にも、グレイカラーやWカラー、ブリーチといった様々なカラーの種類がありますが、カラーリストはそれらすべてのカラーができるようになる必要があります。

 

特に、カラーの提案力やお客様がどんな色を希望しているのかという点を瞬時に読み取り、判断していく力が必要なので、経験を積んでいくうちに真のカラーリストとなるのかもしれませんね。

カラーリストになるメリット

美容師ではあるけど、あえてカラーリストとして働く場合、どのような事がメリットとなるのでしょうか。カラーリストとして働く事で得られるメリットがあるので、カラーリストを目指している人は是非参考にしてみて下さいね。

専門的な知識を持ち、お客様からの信頼度が上がる

カラーリングに対する専門的知識を持つカラーリストは、お客様の理想のカラーに近づけられる人として期待される存在になるでしょう。薬の調合もその人の技術次第で、絶妙な色合いを出していけます。

 

これまでに、色んなサロンに通って来たけど○○さんにしてもらうカラーが一番好き!」と言ってもらえる事もあるでしょう。人それぞれの髪質や色の入り具合を瞬時に判断して、ダメージを少なく思い通りの色にしてあげられる人こそが、カラーリストと言えるのではないでしょうか。

 

また、カラー剤の塗布も丁寧で時間もかけずに終わらせられるというのもお客様に喜ばれるポイントです。塗り残しがあればお客様でも気付きますので、漏れがなく綺麗に仕上る事で指名客の増加へと繋がります。

カットが苦手でも美容師として働ける

美容師になりたくて専門学校へ行き、就職後にスタイリストを目指したけれど、どうしてもカットが上手に出来ないという美容師も少なくありません。カットができなければ、美容師は務まらないというわけでもないですよ。

 

得意不得意は誰にでもありますので、得意な分野を伸ばして、そのジャンルのスペシャリストになると良いのではないでしょうか。カラーリストは、カラーリングを専門に行なう美容師です。カットが苦手だから退職するのでは、これまでの努力も無駄になってしまいます。そんな時には、カラーリストになるという選択肢があっても良いのかもしれませんね。

 

何通りものカラーを作り出し、同僚やお客様に褒められればやる気も湧いていきます。また、カラーリングの工程が好きな人にとって、カラーリストとして働く事は楽しくて仕方がないかもしれません。自分の長所を活かして、活躍してみてくださいね。

カラーリストとして役立つ資格

美容師になる上で美容師免許は必要になりますが、プラスアルファで持っておくと良い資格も存在します。カラーリストとして働いていくのであれば、以下の資格にチャレンジして持っておくというのも良いのではないでしょうか。知識や技術が積み重なり、人気のカラーリストとなれるでしょう。

ヘアカラリスト検定

日本ヘアカラー協会が発行する「ヘアカラリスト検定」は、国家試験を持つ美容師や理容師に向けた、ヘアカラーのレベルアップのための専門知識、技術を取得するための検定です。検定はシングルスター、ダブルスターとランクが上がっていき、最高がファイブスターとなります。

 

パーソナルカラリスト検定

パーソナルカラリスト検定」は日本カラリスト協会の発行する、色彩知識と配色調和を身につけるための資格試験で、色についての知識をより深めることが出来る検定です。美容師だけでなく、ファッション業界やインテリアなどにも生かせる幅広い知識を学べます。3級から1級まであり、美容師養成スクールでも取得可能な資格です。

 

色彩検定

文部科学省が後援しているのが、「色彩検定」。色に関する幅広い知識や技能を学ぶことで、プレゼン資料作成やデザインなどの仕事のスキルアップだけでなく、ファッションやインテリアなどの色のセンスを磨くことができます。1~3級とUC級に分かれており、受験者としてはいずれも10~20代が占めています。色の成り立ちや色彩効果などの基礎から学ぶことができる、人気の資格です。

 


 

また、資格を取得する以外にも色に関して興味を持っておくことが必要です。「この色の組み合わせは正しいか」「このお客様の肌の色には何色が合うか」など、瞬時に適した色を選ぶことができるというのもカラーリストにとってとても大切な能力です。

また、お客様の希望に合ったカラーを提案するために常に最新のカラー剤を知ることも必要。積極的に勉強会などへ参加して、あらゆる薬剤の知識を身に付けておきましょう。

まとめ

まだまだ認知度がそこまで高くない業種ですが、ビジュアルが重要視される昨今の風潮を考えれば、一人ひとりの魅力を最大限に引き出すプロのテクニックで色を見極め、操り、お客様にピッタリの髪色に仕上げていくカラーリストの仕事はこれからも非常に重要な位置を占めていくことでしょう。

 

カラーリストのお給料も、美容室に雇用されているか自分で独立しているかによっても異なりますが、平均年収500万円前後を稼いでいる人も多いのです。さらには、独立して常連客に恵まれれば、月収50万円、年収700万円以上を稼ぐ人も少なくないようですよ。お給料を稼ぐ美容師になるためにも、得意な技術をさらに磨いて、その道のプロフェッショナルになりましょう!

 

Author:美プロ編集部

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